2025年1月 1日 (水)

明けましておめでとうございます!

 新年、明けましておめでとうございます。
 2025年も静岡の野球を盛り上げていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 昨年末はセンバツ出場が有力視されている常葉大菊川を取材。2007年以来の全国優勝を目指してチーム全体の意識が高まっていました。冬の間にパワーアップしているようなので期待していきたいです。

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 今年、静岡関連でドラフト候補に挙がるのは髙須大雅(明治大)、鈴木豪太(大阪商業大)の2人。ヤマハの有本雄大、沢山優介、 西村進之介、相羽寛太も楽しみです。静岡大学リーグでは林京平(日大国際関係学部)金高祐津紀(静岡大)、見目大弥(静岡産業大)、芹澤健太(常葉大浜松キャンパス)に注目していきたいです。また、高校生は春から夏にかけてどんな選手が出てくるのか。ブレークの可能性のある選手が多いだけにしっかりとチェックしていきます。
 そんな今年の静岡の野球情報を網羅した「静岡高校野球2025年春号」の刊行に向けて、年末年始も絶賛、編集作業中! 正式な発売日や内容が決まりましたら、またこのブログでお知らせします。(編集部・栗山)

<写真/石岡諒哉監督の話を聞く常葉大菊川の選手たち>

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2024年12月25日 (水)

【ハヤテジュニア】初出場初優勝を狙う!

 明日開幕のNPBプロ野球12球団ジュニアトーナメント。くふうハヤテジュニアが招待チームとして初参加します!

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12252_20241225081301  県内外から計16名の小学6年生が選出された今回のチーム。主将の福田有(長泉リトルヤンキース)は「チームワークの良さを生かして初出場初優勝を狙っていきます」と声を張り上げます。
 その福田は身長170cm体重70kgの大型選手。パワーが持ち味で中学生相手との練習試合でもセンター方向に力強い打球を放っていました。三塁の守備からチームを盛り上げる元気も魅力です。他にも将来が楽しみな選手ばかり。この舞台をきっかけに、中学、高校での飛躍を期待したいです。(編集部・栗山)

★ハヤテジュニアのメンバーはこちら→https://npb.jp/junior/2024/roster_v.html

<写真上/ハヤテジュニアのメンバーたち>
<写真下/主将の福田有>

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2024年12月22日 (日)

西武育成2位・佐藤太陽の激励会が開催されました!

 西武に育成2位で入団した佐藤太陽(浜松商出身)が本日、浜松南シニア主催の激励会に出席しました。浜松南リトル、浜松南シニアの団員を前に、「ここで培ったものが生きています。支配下を目指して頑張っていきます」と決意表明。会には一足早くプロ入りした同シニア出身の鈴木叶(ヤクルト)もサプライズで駆けつけました。

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 佐藤は小学1年時から浜松南リトルでプレー。浜松南シニアの3年夏は控えに回るなど、決して目立った選手ではありませんでした。リトル、シニアを通して9年間に渡って接した鈴木彰宏監督は「良いものがあったけど、今一つ優しさが出てしまう子。厳しいことばかり注文していた」と振り返ります。ときには涙を流すこともあったそうですが、当時の悔しさが高校から先の野球人生に繋がったとのこと。浜松商、神奈川大で飛躍的な成長を遂げ、プロ入りを実現しました。ただ、本当の勝負はここから。育成から支配下へ。まずは、武器の守備力を生かして這い上がってほしいです。(編集部・栗山)

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<写真上/現団員から花束を贈呈された佐藤太陽>
<写真下/左から鈴木彰宏監督、佐藤太陽、鈴木叶>

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2024年12月17日 (火)

【くふうハヤテ】新入団選手を発表!

 プロ野球・ウエスタンリーグのくふうハヤテベンチャーズ静岡が昨日、2025年度の新入団選手を発表しました。

 静岡から巣立った選手では鈴木将平(静岡高出身)、大石航(藤枝明誠出身)、塩﨑栄多(浜松工出身)が名を連ね、高校生からは知徳で主将を務めた松本陣がトライアウトを突破してハヤテのユニフォームに袖を通します。
12171_20241217085201  また、静岡大学リーグから第1号となったのが足立真彦(静岡大出身)。大学卒業後、全足利クラブを経て、信濃グランセローズに入団。2023年にセーブ王のタイトルを獲得すると、今シーズンは先発に回り8勝をマークしました。ハヤテへの入団が決まり、「静岡という土地に縁も感じていますし、これからさらに成長出来る環境に身を置ける事を嬉しく思っている」と感謝の言葉を口にし、「1日1日を大切に、自分の目標に向けて日々進歩しながら進んでいきたい」と意気込みを示してくれました。先発でも中継ぎでも、どちらもこなせて結果を出せる貴重な存在。チームの躍進に向けて、欠かせない存在になりそうです。(編集部・栗山)

<写真/静岡大時代、静岡庵原球場(現ちゅ~るスタジアム清水)で投げる足立真彦>

★ハヤテ新入団選手

【投手】
宮路悠良(IL徳島)
足立真彦(BC信濃)
倉橋瞳人(BC埼玉)
笠島尚樹(巨人)
濵本建(九州産業大)
大石航(日本経済大)
佐藤宏樹(ソフトバンク)
高取将之介(NOMOベースボールクラブ)
野里慶士郎(BC埼玉)
落合秀一(IL高知)

【捕手】
稲田太陽(旭川ビースターズ)

【内野手】
松田憲之朗(王子)
張賢眞(IL徳島)
和辻大輝(BC信濃)
松本陣(知徳)

【外野手】
平尾柊翔(八戸学院大)
鈴木将平(西武)
塩﨑栄多(IL徳島)
江口聡一郎(ホグレルベースボールクラブ)

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2024年12月16日 (月)

「いわた野球フェス」が開催されます!

 オフシーズンの新たなイベントとして、「いわた野球フェスティバル」が12月27日(金)に磐田城山球場で開催されます。今季、1軍の舞台で活躍した磐田東出身の鈴木博志(オリックス)と二俣翔一(広島)を迎え、野球教室を実施。対象は磐田市・袋井市・森町にお住まいの小学生・中学生となっており、参加希望の方はこちらのメールにお問い合わせ下さい。
iwata89fes@gmail.com

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2024年12月 9日 (月)

【オリエンタルフーズ旗】浜松北ボーイズが連覇!

 昨日はオリエンタルフーズ旗静岡県三年生交流大会を取材。浜松北ボーイズが昨年に続き、優勝を飾りました!

<準決勝>
静岡府中ボーイズ 11-7 御殿場ボーイズ
浜松北ボーイズ 16-7 下田ボーイズ

<決勝>
浜松北ボーイズ 4-0 静岡府中ボーイズ

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12092  浜松北ボーイズは準決勝で齋藤颯太郎が中学通算10本目となる本塁打を放ちました。「何も考えずに無心で打った」という一打がレフト方向にグングンと伸びていって柵越え。さらに決勝戦では3回と6回に走者を還す勝負強さを発揮しました。打席での佇まいが良く、高校での活躍が楽しみな身長176センチのスラッガー。持ち味のフルスイングを武器に、「甲子園に出てプロのスカウトの目に留まりたいです」と抱負を語ってくれました。
 その齋藤の前を打つ佐藤悠生のスイングも圧巻。本人は「コンパクトに振ることを意識していた」と言っていましたが、それでも豪快! ボールを潰すイメージで振って、フォロースルーでバットを高く突き上げる姿が絵になる強打者です。決勝戦はライトとセンターに大飛球を放ってそれぞれ三塁打でチャンスメーク。試合後は「最高の形で中学野球を終えることができて嬉しいです」と笑顔が印象的でした。
 タレント揃いの浜松北ボーイズ。個人的に気になったのは準決勝の3番手で登板した鈴木康和。細身の体型からしなやかに腕が振れ、フォームのバランスも◎。高校で体が出来上がっていけば、ブレイクしそうな雰囲気がありました。野手では山道伸之監督が「夏以降、一気に伸びてきている」と話す漆畑威吹が目に留まりました。とにかく身体能力が高い。準決勝では代打出場で三塁打。1番打者としてスタメンの決勝は2安打。インパクトの強さと足の速さに驚きました。
 
12093  また、静岡府中ボーイズは4番の森奏喜が準決勝で3安打をマーク。無駄のないスイングでセンター方法にきっちりと持っていく姿にセンスを感じました。体全体を使ったフォームで力強い球を投げ込む御殿場ボーイズの小長井悠希、体にバネがある下田ボーイズの鈴木拓斗も高校で注目したいです。(編集部・栗山)

<写真下/優勝してマウンド上で喜ぶ浜松北ボーイズの選手たち>
<写真中/長距離砲の齋藤颯太郎(浜松北ボーイズ)>
<写真下/シャープなスイングが魅力の森奏喜(静岡府中ボーイズ)>

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2024年12月 1日 (日)

【中遠大会】掛川東が中川の投打による活躍で2連覇!

  今年の中遠大会決勝戦は雨で順延した関係で、対外試合可能な年内最終日に行われました。

★11月30日 中遠大会 決勝戦 掛川東グランド

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
掛川東 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2
掛川工 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

(東)中川-髙橋
(工)増田、塩原、後藤、福住-田代
▽二塁打=中川(東)

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12012  掛川東は中川翔太(2年)の投打による活躍で2年連続優勝を飾りました。
 先発としてマウンドに上がると、初回は3者連続三振を奪って好スタート。その後も、浮き上がるような独特の球筋を持つストレートに、スライダーとチェンジアップを絡ませて淡々と投げていきます。2番に入った打撃でも能力を発揮。5回には1死一二塁からレフト方向に先制タイムリーを放ちます。終盤、疲れを感じる場面がありましたが、粘り強く最後まで投げ切り、高校初完封を飾りました。許した安打はわずか1本のみ。身長182センチの大型左腕がシーズン最終戦で覚醒を予感させる快投を見せました。
 高校入学後、1年夏から公式戦で登板してきましたが、2年夏前に故障した影響でその後は野手に専念。それでも来年に向けて、腕の位置をスリークオーター気味に下げる新たなフォームを世古雄馬監督と模索し、ようやく11月に入って形になってきたとのこと。同時に1学年上の井口愛斗から教えてもらったというチェンジアップを身につけたことで投球の幅が広がったそうです。「来年は自分が投げられるように冬の練習を頑張っていきたい」と話す中川。現在の最速は128キロも、まだまだ伸びる要素を持っているだけに、今後も目が離せません。
 
12013  そのほか、今大会を通じて気になった選手を紹介したいと思います。磐田南の山田堅正(2年)は初戦の袋井戦で3安打をマーク、さらに準決勝の掛川東戦では内角をきれいにさばいてレフト線へ二塁打。打球をとらえる感性にスイングスピードも圧巻。「4番の山田に回せば打ってくれる」という雰囲気がありました。今年の静岡ではトップクラスの強打者だと見ました。投手は掛川工の本格派右腕・福住光稀(2年)、腕の振りのいい左腕・後藤大輝(2年)、フォームのバランスがいい磐田農の平田和暉(2年)が一冬でどんな成長を見せてくれるのか楽しみです!(編集部・栗山)

<写真/上から優勝した掛川東の選手たち、決勝戦で好投した中川翔太(掛川東)、安打を量産した山田賢正(磐田南)>

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2024年11月25日 (月)

【三村杯】富士が2年連続優勝!

 第35回三村旗争奪野球大会の決勝戦と3位決定戦が23日に明星山球場で行われ、富士が2年連続優勝しました。

★11月23日 三村杯 決勝戦 明星山球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
浜松南 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
富士 0 0 3 5 0 1 2 0 × 11


<3位決定戦>
三島南 4-3 桐陽

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11252_20241125181301  決勝戦は富士の横田英資(2年)の好投が光りました。17日の準決勝では桐陽を完封して自信を持って臨んだ決勝戦。この日も腕がムチのようにしなり、勢いのあるボールを投げ込んでいました。6回に1点を許し、7回には稲木恵介監督から「代わるか?」と聞かれたそうですが、「自分一人で最後まで投げ切りたかった」と完投を飾りました。
 富士宮一中時代は主に一塁手。高校入学後、2年夏まではオーバーで投げていたそうですが、新チーム結成時に稲木監督からの提案もありサイド気味に腕を下げると、投球の幅が一気に広がって急成長。130キロ台中盤をマークする横の角度のストレートに、縦に落ちるスプリットも冴え渡ります。「来年は自分がエースとしてチームを引っ張っていきたい」と意気込む横田。今大会の優勝を冬へのモチベーションにし、2025年は主役に躍り出てほしいと思います。
 3位決定戦は三島南が9回表に2点を奪って逆転勝利。先発の望月哲太(2年)が小さなテークバックから鋭く腕を振り抜いて相手打線を苦しめました。熱海中時代から注目されてきた左腕。ここまでは故障があり本来の力を発揮できていませんでしたが、「打線のいい桐陽相手に真っ直ぐで押せたのが良かった」と手応えを掴んだ様子でした。こちらも来年が楽しみです!(編集部・栗山)

<写真上/2連覇を飾った富士の選手たち>
<写真下/決勝戦で好投した横田英資(富士)>

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2024年11月24日 (日)

東海大静岡翔洋中、2年ぶりの春全国へ!

 東海大静岡翔洋中が2年ぶりの春全国切符を手にしました。

★11月24日 第16回全日本少年春季軟式野球大会ENEOSトーナメント静岡県予選大会兼第26回静岡県中学校新人野球大会 焼津球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7
積志・中郡中 0 1 0 0 0 0 0 1
東海大静岡翔洋中 0 0 4 0 0 0 × 4

(積)馬場-行原
(東)内田、山川-池ヶ谷
▽二塁打=馬場(積)、松下(東)

11241_20241124195201  東海大静岡翔洋中がワンチャンスをものにしました。
 1点を追いかける3回、同点に追いつき、なおも無死二三塁のチャンス。ここでトップバッターの山川陸翔(2年)が勝負強さを発揮します。3球目のスライダーを鋭く振り抜いてレフトへの2点タイムリー。3番・内田優(2年)が犠飛、4番・松下海真(2年)も二塁打と畳みかけ、この回一挙4点を奪いました。投げてはエース・内田のあとを受け、5回から「左投右打」の山川がマウンドへ。伸びのあるストレートで3イニングを無安打に抑えました。
 「相手を圧倒する」ことをテーマに新チームから打撃に力を入れてきたという東海大静岡翔洋。しかし、昨日の準決勝、浜松開誠館中戦では勝ったもののノーヒットに終わり、今日も3回以外は無安打に抑えられました。苦しい中でも勝ち切れたことに寺﨑祐紀監督は「まだまだ自分たちの理想とする野球ができていないが、成長するチャンスをいただいた」と前を向いていました。
 強力打線に加え、力のある投手も5人揃え、ポテンシャルの高い選手が揃っているだけに、全国では頂点を狙いにいってほしいと思います。
11242_20241124195201 一方、積志・中郡中は馬場祐輔(2年)の好投が光りました。「相手は強力打線。まともにいったら勝負にならない」と、あえて6、7割の力の入れ具合で抜いたストレートを投げるなど頭脳的な投球を見せてくれました。この自信を手に、来年に向かってさらなる飛躍を期待したいです。(編集部・栗山)

<写真上/優勝が決まって笑顔を見せる山川陸翔(東海大静岡翔洋中)>
<写真下/好投を見せた馬場祐輔(積志・中郡中)>

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2024年11月18日 (月)

【大学野球オータムフレッシュリーグin静岡】加藤学園が法政大相手に善戦

 今秋の県予選の初戦で敗退し加藤学園。巻き返しに向け、16日の「大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」で法政大と対戦しました。

★11月16日 大学野球オータムフレッシュリーグin静岡 西ヶ谷球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
加藤学園 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
法政大 0 0 0 1 0 0 0 0 2

(加)中本、山田、島田-佐野
(法)児玉、菅井、上野-吉添、奥田
▽二塁打=米山、渡邊(加)

11181_20241118181001  加藤学園は先発の中本大賀(1年)が5回1失点の好投を見せます。6回からマウンドに上がったのはプロも注目する山田晃太郎(2年)。バランスのいいオーソドックスなフォームから、最速141キロのストレートにスライダー、チェンジアップを織り交ぜ、2イニングを投げて無安打(1四球)。キレ、制球、一つ一つの球の精度が高く、大学生相手に2三振を奪いました。「来年の夏までに148キロまで球速を上げていきたい」と山田。この冬はチームとして取り組んでいる体力強化に励む決意を固めていました。

1s8a5635  試合は1対0で法政大がリードして終盤に。9回表、加藤学園は4番・渡邊駿大(2年)、5番・田城大翔(2年)の連打で無死一三塁のチャンスを作ります。1死後、打席に立ったのが7回の打席で二塁打を放っていた米山慶(2年)。3球目にスクイズを試みるも失敗。それでも「ここは意地を見せたかった」と6球目をしぶとく食らいついてセンターに持っていきました。
 その裏、1点を失ってサヨナラ負けを喫したものの、加藤学園にとって収穫のある交流試合になった様子。秋の県予選は0対1で負けていただけに、「また同じか」という雰囲気が漂うよう中で、同点に追いついたことを米山学監督も評価していました。

<写真上/2回を無失点に抑えた山田晃太郎(加藤学園)>
<写真下/試合後、法政大から加藤学園に記念品が手渡された>

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