【静商静高定期戦】静高が石垣の成長を刻む一打で勝利!
伝統の静岡商対静岡高の定期戦。今年は静岡高が3対0で勝利しました。
★5月8日 第67回静商vs静高定期戦 西ヶ谷球場
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
静岡高 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 |
静岡商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(高)吉田、磯部、鈴木颯-石垣
(商)山崎、宇田、山本-成岡
▽二塁打=名取(高)
静岡高はエースの吉田遥孔が圧巻の投球を披露。3回までパーフェクトに抑える完ぺきな立ち上がりを見せます。4回と5回は走者を出したものの、後続をきっちりと打ち取り、6回無失点でマウンドを降りました。打線は7回、1死三塁から5番・石垣大輝が内角の球を詰まりながらもライト前へ。貴重な追加点を叩き出しました。春の大会ではチャンスの場面で一本が出なかったこともあり、チームとして夏に向けてどう1点を取り切るかを取り組んでいるとのこと。ここまで相手の山崎功太に無安打に抑えられていた中での成長を示す意地の一打となりました。
一方、静岡商の山崎は立ち上がりを反省していました。先頭から2者連続四球を許して失点。その後は持ち味の気迫溢れる投球で6回途中まで無安打に抑える好投も、試合後は「負けたら意味がありません」と悔しい表情を浮かべていました。初倉中時代には県大会準決勝でノーヒットノーランを達成。この日も5回を過ぎたあたりから、「もしかして…」と期待がありましたが、夏にお預け。静岡商が甲子園に行くためには、彼の頑張りが必要不可欠。「もう同じ失敗はしないように。夏は自分が1番をつけられるように頑張っていきます」と話し、球場を後にしました。(編集部・栗山)
<写真上/打ってはタイムリー、守っては好リードを見せた石垣大輝(静岡)>
<写真下/6回途中まで相手打線を無安打に封じた山崎功太(静岡商)>