2023年3月27日 (月)

【春季高校野球中部大会】焼津中央の左腕・紫垣壮太郎が無四球完封!

03271_20230327193001  春季高校野球は中部地区大会。今日の焼津球場の第3試合は焼津中央が静岡北を3対0で下し、県代表決定戦に駒を進めました。
 焼津中央は左腕の紫垣壮太郎(新2年生)が無四球で完封。ナチュラルにシュート回転するストレートと緩いカーブで翻弄しました。制球力の良さが際立ち、コーナーと高低を丁寧に投げ分けていた印象です。大会直前の練習試合でも完封しているとのこと。18イニング連続無失点は見事です。
 「静岡中央シニア」時代は「自分よりももっとすごい選手がいた」と3番手投手。高校入学後、一時は自身の投げ方を見失って苦しんだ時期もあったそうですが、冬の間に久保敦広監督と二人三脚でフォームを作り直し、この日の好投につなげました。9回、最後の打者をショートゴロに抑えると、思わず左手で力強くガッツポーズ。「新チームになって初めての公式戦勝利で嬉しかったです」。次戦の相手は東海大静岡翔洋。強豪相手でも今日のように怯まず、腕を振ってほしいです。(編集部・栗山)

<写真/完封を飾ってガッツポーズを作る柴垣壮太郎(焼津中央)>

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2023年3月22日 (水)

春季東部地区大会1日目(3月21日)~愛鷹球場レポート

 高校野球の東海地区春季県地区大会が昨日、開幕しました。いち早くスタートした東部地区。桐陽と下田が2回戦進出を決めました。

<愛鷹球場>
桐陽 10-0 御殿場(5回コールド)
下田 3-1 富士宮西

03221_20230322073001   第1試合は桐陽の先発・野極工平(新3年)が5回無安打無失点。2回の三者連続を含む、10三振を奪う好投を見せました。柔らかい肩関節を生かした鋭い腕の振りが特徴的。自己最速の131キロをマークしたストレートに、「カットボールでカウントをとれたことが大きかった」と変化球も冴えて、三振の山を築きました。昨秋は地区大会の初戦で敗退した桐陽。その試合でも野極は先発していましたが、新型コロナウイルスによる練習不足もあって本来の投球ができず。大量失点でマウンドを降りました。その悔しさを忘れることなく、この冬はとにかく走り込んで下半身を強化してきたそうです。
 敗れはしましたが、御殿場の長身右腕・河内陽太(新3年)はピッチャーらしい体型から角度のある球を投げていて、将来が楽しみです。

03222_20230322073601  続く第2試合は下田が序盤に挙げた3点を守り抜きました。左腕の伊藤蓮(新3年)が9回を投げ切り、1失点完投。伸びのあるストレートで打者を仕留めました。打線で光っていたのは「3番セカンド」の渡邉陽色(新3年)。先制点につながるライトオーバーの三塁打を放つなど2安打の活躍でした。小柄ですが、それを感じない体の軸をクルッと回転する力強いスイング。守備も安定感があり、打って守れる二塁手です。(編集部・栗山)

<写真上から野極工平(桐陽)、渡邉陽色 (下田)>

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2023年3月18日 (土)

【浜松南シニア】本格派左腕・佐藤を擁して全国の頂点へ!

 センバツ高校野球が本日、開幕します。その同じ関西地区では、3月26日から「シニア全国選抜野球大会」(大阪で開催)も始まります。静岡裾野シニアとともに出場する浜松南シニアを取材しました。


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大会注目の本格派左腕・佐藤大介

 今年の浜松南シニアの注目はエース左腕・佐藤大介です。身長179センチ。ムチのように腕がしなり、キレのあるストレートを投げ込みます。魅力は右打者の内角に食い込むクロスファイヤー。角度があって、対角線に伸びてきます。 
 リトル時代から名前の知られた本格派。しかし、昨秋はヒジの故障の影響で思うような投球ができず。それだけに、今大会にかける思いは強いようです。冬の期間はインナーマッスルを鍛えると同時に、シャドーピッチングで体の開きを抑えたフォーム作りに励んだとのこと。体重も5キロアップし、現在は65キロ。昨年までは上半身に頼るフォームでしたが、「下半身で粘ることができるようになり、ストレートがキレるようなりました」と本人も成長を肌で感じている様子。故障も完治し、今大会で一気にブレークの期待がかかります。

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主将の河原一樹。「目標は全国優勝」と意気込む

 一方で攻撃陣は機動力を絡めながら得点を奪っていきます。鈴木彰宏監督のもと、冬の期間で細かいプレーの精度を上げ、勝負強いチームに仕上がってきています。
 今大会は勝ち上がると、3回戦で優勝候補の静岡裾野シニアと対戦する可能性も。河原一樹主将は「打倒、裾野シニアでやっています」と力を込めます。昨秋、敗れた相手にリベンジし、目標の日本一へ。「みんなで一つになって戦っていく」のスローガンのもと、全国の頂点を目指していきます。(編集部・栗山)

※甲子園に出場する常葉大菊川の鈴木叶、岩崎匠悟、鈴木徠空の3選手は同シニアOB。年末年始にグランドに来てくれたそうで、河原主将は「先輩たちの活躍は刺激になっています」と話していました!

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2023年3月16日 (木)

【センバツ直前特別企画】Honda鈴鹿の常葉大菊川コンビが母校にエール!

 いよいよセンバツの開幕まで2日。県内からは10年ぶりに常葉大菊川が出場します。今回は直前企画ということで同校出身の栗原健と漢人友也(ともにHonda鈴鹿)に話を伺ってきました。

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★栗原が漢人に意識改革!?

03192_20230316102801社会人3年目を迎える栗原健

――まず、今の2人の状態から聞かせて下さい。
漢人 栗原さんはめちゃくちゃいいですよ。今回の沖縄キャンプではチームのMVPでした。
――それはすごい!
栗原 オープン戦を7試合やって、15打数8安打でした。
――栗原選手は社会人3年目となりますが、打撃面での変化はありますか?
栗原 体作りはもちろん、今年は技術的なところも0から見直しました。
――今日のオープン戦では逆方向への鋭いあたりが目立っていました。
栗原 そうですね。狙っているわけではないのですが、あっちにいっているのはいい状態の証拠だと思います。あとは、必ず状態が落ちるときが来ると思うので、それを引きずらないようにするのが今年のテーマです。

03193ルーキーの漢人友也

――ルーキーの漢人投手も順調に来ている感じですね。
漢人 そうですね。ここまでのオープン戦で4試合で投げてきました。
――今、意識的に取り組んでいることはありますか?
漢人 コントロールを間違えないことですかね。
――今日のオープン戦では腕が振れて、ストレートが走っている印象でした。球速的な目標は持っていますか?
漢人 大学で150キロだったので、153キロくらいは。
栗原 155キロって言っておけよ(笑)。コイツ、本当に欲がないんです。最初、社会人に来たときも、「社会人で1年でも長く続けていきたい」って言っているから、「やるからには2年、3年はプロを目指せ」って言ったんです。せっかく、いいものを持っているんですから。もちろん、チームに貢献することも大切ですけど、意識を高く持たないと絶対に野球って上手くならないので。今はコイツの意識改革からやっています(笑)。
――いい先輩ですね。
漢人 はい。本当に頼りになる先輩で。2年後のプロを目指して欲を持ってしっかりやっていきます。

★全国優勝を目指してほしい!

――母校の常葉大菊川が甲子園に帰ってきます。楽しみですね。
栗原 あのピンストライプのユニホームが甲子園で見られると思うと嬉しいですね。菊川らしく、楽しそうにプレーしている姿を全国のファンに見せてほしいです。やっぱり、強いチームに勝ってくれる期待があります。
――漢人選手はいかがでしょうか?
漢人 栗原さんと同じで。
栗原 しっかり話せよ(笑)。でも、お前は甲子園で完封しているんだよな。すごい。
漢人 はい。今回は10対0で勝ってほしいです。
――振り返って、甲子園のマウンドの印象はどうでしたか?
漢人 傾斜が他の球場とは違う感じでした。ピッチャーにもよると思うんですけど、いかに早く対応できるかが大事だと思います。
栗原 今年はセンバツで菊川に優勝してもらって。俺たちも日本一を目指して頑張ります。

◆栗原健[くりはら・けん]
1998年4月22日生まれ、愛知県あま市出身。小学1年時に野球を始め、中学時代は「愛知尾州ボーイズ」でプレー。常葉菊川(現常葉大菊川)では1年秋からレギュラーとなり、高校通算48本塁打を記録。3年夏に「1番センター」で甲子園出場を果たす。亜細亜大を経て、現在はHonda鈴鹿でプレーする。173cm80kg、左投左打。

◆漢人友也[かんど・ともや]
2000年5月3日生まれ、静岡県掛川市出身。桜木小2年から「桜木野球少年団」で野球を始め、桜が丘中では3年春に全国大会ベスト8。常葉大菊川では1年秋からエースとなり、3年夏の甲子園では完封勝利を挙げるなどベスト16入りに貢献した。中京大では最速150キロを計測し、通算7勝を記録。181cm75kg、右投左打。

※常葉大菊川の選手を紹介している「静岡高校野球2023春号」は現在、県内の各書店&Amazonで発売中です。
https://onl.la/SaJQAg5

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2023年3月14日 (火)

岐阜聖徳学園大で活躍する静岡勢を見てきました!

 今日はHonda鈴鹿と岐阜聖徳学園大のオープン戦へ。
 今年、静岡県から有望選手が進学している岐阜聖徳学園大。すでに何人かはオープン戦に出場しているという情報があったので楽しみでした。

03141  Honda鈴鹿のグランドに着き、スタメンのアナウンスを聞いてビックリしました。
 先発メンバーのうち、投手を含めて静岡出身選手がなんと5人。「5番指名打者」の矢岸淳(新4年/御殿場西出身)、「6番ライト」の勝亦優真(新2年/静岡学園出身)、「8番ショート」の横尾慎一郎(新3年/島田樟誠出身)、「8番キャッチャー」の大村和巳(新4年/清水桜が丘出身)、先発投手は伊藤貴人(新3年/浜松湖北出身)でした。
 今年は投手陣の中心的存在として期待される伊藤。2回に一発を浴びましたが、3回を投げて打たれた安打はその一本のみ。ストレートに力があり、曲がり幅の大きいスライダーとのコンビネーションが良かったです。ネット裏の目の肥えた社会人ファンから「これは十分に社会人でやっていけるピッチャーだぞ」という声も聞こえたほど。安定感が際立っていました。
 続く2番手で登板したのが、新1年生の丸山寛尽 (浜松開誠館出身)。2回3失点も、角度のあるストレートに将来性を感じました。
03142  そして3番手は同じく新1年生の孫俊郎 (島田樟誠出身)。最初の1イニング目は2三振を奪って三者凡退に。高校時代に比べ、フォーム全体に力強さが増した印象。ストレートで空振りを奪う場面もありました。2イニング目はさすが社会人。3連打を浴びて失点。それでも続く打者から併殺を奪って最少失点に切り抜けました。丸山や孫にとっては大きな経験になったと思います。
03143  その投手陣の良さを引き出していたのが捕手の大村です。丁寧なキャッチングで、投げやすい雰囲気を作っていました。今年はリーグ戦でも活躍を期待したいです!(編集部・栗山)

※今日のHonda鈴鹿は常葉大菊川出身の漢人友也が先発。栗原健も出場しました。センバツに出場する母校へのメッセージを伺ってきたので、後日、ブログで紹介したいと思います!  

<写真/上から伊藤貴人、孫俊郎、大村和巳(岐阜聖徳学園大)>

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2023年3月13日 (月)

シニア注目の2投手をチェックしてきました!

 土曜日、日曜日はシニアで気になっていた東部地区の2投手を見てきました。

03131  まず、土曜日は三島市の御園グランドでの春季大会敗者復活戦へ。お目当ては三島シニアの右腕・佐古大輝。先発して4回を2失点に抑えると、5回は捕手に回り、再びマウンドに上がった6回と7回は無失点で勝利に導きました。球に力のあるパワーピッチャー。身長170センチ体重71キロの堂々とした体格から力のあるストレートを投げ込んでいました。「将来性があって大きく育てていきたい」と影山裕計監督。一番驚いたのは5回にマスクをかぶった際のスローイング。二塁ベースに向かって球が垂れることなくズドンというイメージで到達。地肩の強さを見せてくれました。 

03132  そして、昨日は伊東シニアの左腕・黒岩奏翔をチェックしました。春季大会の初戦で、全国屈指の打線を誇る静岡裾野シニア7回を無失点に抑えたという噂の左腕です。
 この日は焼津シニアとの練習試合。2回に3点を失いますが、そこからエンジン全開。3回から7回は被安打2の好投でした。初速と終速の差を感じない伸びのあるストレート。打者は分かっていても空振りしてしまう威力があります。しかもスライダー、カーブ、チェンジアップの変化球を投げる際に腕の振りが変わらず。「このコンビネーションが静岡裾野シニアを苦しめたんだ」と納得しました。投げっぷりが良い上に、制球力があるので、安心して見ることができる投手です。
 現在、団員10名で活動している伊東シニア。人数こそ少ないものの、穐山雅史監督のもと、よく鍛えられ、一人ひとりの能力が高かったです。「1番ショート」の山崎拳慎は走攻守で野球センスが溢れ、捕手・佐藤充憲の強肩ぶりも目を引きました。2試合目で先発した原悠翔は力感がないフォームから角度のあるストレートを投げる本格派タイプ。いずれも、高校での活躍が今から楽しみです!(編集部・栗山)

<写真上/佐古大輝(三島シニア)>
<写真下/黒岩奏翔 (伊東シニア)>

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2023年3月 8日 (水)

【オープン戦】NTT東日本vsヤマハ

★3月7日 オープン戦 NTT東日本グランド

  チーム 7 8 9
ヤマハ 0 0 2 0 0 0 0 3
NTT東日本 0 0 0 3 0 0 1 0 0 4

(ヤ)近藤、沢山、波多野-大本
(N)吉松、岸川、熊谷、多田、堀-大柿、佐久本

 現在、ヤマハは関東遠征の真っ最中。昨日は昨年の都市対抗で敗れたNTT東日本とオープン戦を行うとのことで、千葉県船橋市まで見に行ってきました。

03081_20230308090901  ヤマハは3回に1点を先制すると、4回に1番・矢幡勇人のセンター前タイムリー安打などで2点を追加します。近年は故障に苦しんできましたが、今季は絶好調というベテラン。バットが振れているのはもちろん、タイミングが上手く取ることができている印象。第1打席、第2打席、第5打席はセンターフライも、本塁打と紙一重の打球で、少しでも甘く入れば長打になる雰囲気がありました。

03082  先発の近藤卓也のあとを受け、6回から登板したのが2年目の沢山優介。立ち上がりに本塁打を浴びましたが、2回を投げて3奪三振。馬力を感じるフォームからパワフルな球を投げ込んでいました。特に左打者の外角に入る角度のあるストレートが良かったです。

 昨日の試合で目についたのが、ヤマハの走塁に対する意識の高さ。4つの盗塁を試み、うち2つはアウトになりましたが、「今年は打つだけでなく足も使っていくんだ」という積極的な姿勢を見ることができました。4月のJABA静岡大会、5月から始まる都市対抗予選に向けて、どうチームが仕上がってくるのか注目です!(編集部・栗山)

<写真上/打撃好調のベテラン・矢幡勇人(ヤマハ)>
<写真下/2年目のブレークに期待がかかる沢山優介>

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2023年3月 4日 (土)

【対外試合解禁】知徳の大型選手が躍動!

 高校野球の対外試合が本日、解禁となりました。
 昨秋、県ベスト4の知徳はセンバツ出場の東北(宮城)と対戦。8対7で勝利しました。

03041_20230304185801  知徳は身長197センチの超大型右腕・小船翼(新2年)が先発。初回、3四球を許すも腕を振って無失点に切り抜けると、2回と3回は3人ずつ抑えます。三振も奪う好投で3回を無安打無失点と、上々のスタートを切りました。一冬で体がさらに大きくなったイメージの小船は「この冬に自分がやってきたことを出せました」と納得の表情。球速を上げるためにトレーニングを積み、この日のマックスは136キロ。四球を出しても小手先でかわすのではなく、強気にストレートで押すことができたのが何よりの収穫だったと思います。
 2番手で登板した後藤暖仁(新3年)も持ち味を発揮。アンダースローからキレのある球を投げ込み、相手打線を苦しめていました。昨年の秋は腰の故障があって登板機会がありませんでしたが、ようやく復活したこと。独特な腕の位置で腕もしなる。なかなか見かけないタイプの投手なだけに楽しみです。
03042  打線では4番に入った京増嘉紀(新2年)が4回に2点タイムリーを放ちました。身長187センチ体重90キロの堂々とした体格を持つスラッガー。「とにかく今日は思い切りフルスイングすることだけを意識しました」。初回の打席はドラフト候補のハッブス大起の変化球にタイミングが合わず空振りの三振。投手が代わった第2打席もその姿勢を貫き、強振して結果を出しました。ベース上で何度もガッツポーズを見せ、嬉しそうでした。
 知徳は昨秋よりもスケールアップし、選手層も厚くなっている印象。春の大会も注目です!(編集部・栗山)

<写真上/小船翼(知徳)>
<写真下/京増嘉紀(知徳>

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2023年3月 3日 (金)

「静岡高校野球2023春号」訂正のお知らせ

 「静岡高校野球2023春号」はAmazonでも販売開始となりました。多くの方に手にとっていただき、ありがとうございました。
 その記事の中で、静岡商・藤田選手の名前に誤りがありました。関係者の皆様、読者の皆様にはご迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げます。

★P12 藤田圭→藤田圭佑

 修正したページを作り直しました。PDFデータはこちらからダウンロードできます。よろしくお願いいたします。 高校野球は明日4日に練習試合が解禁となります。編集部では今後も藤田選手のプレーを注目していきたいと思います!(「静岡高校野球」編集部)

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2023年2月27日 (月)

シニア静岡ブロック予選で見つけた注目選手

 昨日は浜松南シニアのグランドへ。南関東支部春季大会静岡ブロック予選を見てきました。
02271  第1試合は1回戦を勝ち上がった浜松南シニアと小笠浜岡シニアが激突。浜松南シニアが3対0で勝利しました。
 3回、3番・佐藤大介の先制タイムリーに続き、なおもチャンスで打席に入ったのは4番・平野優。「最初の打席で打たされていたので、自分のスイングを心掛けた」と高めのストレートを強振。第1打席の三塁ゴロを反省し、この打席ではレフトの頭上を越える貴重な2点タイムリーを放ちました。本来は投手としてマウンドに上がる平野ですが、昨年の秋、帰塁の際に右肩を亜脱臼。このオフは投げることなく、下半身のトレーニングを重点的に行ってきたそうです。「それがバッティングにも生きてきていると思う」と好調な打撃を買われて、中学では初めての4番に座り、結果を残しました。
02272_20230227193601  一方の小笠浜岡シニアは「3番ショート」の山﨑星和が2安打(二塁打1本)の活躍。打っても守っても形が良く、野球センスを感じました。また、2番手で登板した左腕・鈴木海斗もインパクトを残しました。キレのあるストレートをポンポンと低めに決め、ストライク先行の投球。相手打線を苦しめていました。
 続く2試合(敗者復活戦)は藤枝明誠シニアが伊豆市シニアをコールドで下しました。藤枝明誠シニアの「1番ショート」の青木豊翔の安定感のある守備、伊豆市シニアの「1番キャッチャー」の杉本陽飛の力強いスイングが印象に残りました。(編集部・栗山)

<写真上/平野優(浜松南シニア)>
<写真下/山崎星和(小笠浜岡シニア)> 

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