2026年7月12日 (日)

【夏の静岡大会】島田商・横山が公式戦デビュー&磐田農・寺田は悔しさ胸に次のステージへ

07121_20260712173801  夏の静岡大会2回戦。島田商の注目1年生右腕・横山舜弥がデビューしました。5回2死一、二塁の場面でマウンドへ上がると、「緊張していた」と高めに浮いた球を痛打され、連打を浴びる立ち上がりとなりました。
 それでも6回からは「バランス良く投げることを意識した」とフォームを修正。腕がしっかりと振れるようになり、力強いストレートを武器に2イニングを無失点。チームのコールド勝ちに貢献しました。
 中学時代は「志太ナインBBC」でプレー。県外の強豪校からも誘いを受けながら、地元の島田商へ進学しました。最速はすでに135キロ。177センチの長身から投げ下ろす本格派右腕で、特に肩周りの柔らかさが際立ちます。
 3回戦の相手はシード校の静岡高です。「今日はまだ70点くらい。しっかり真っすぐで勝負できるように調整していきたい」と横山。夏の大舞台で、次はどんな投球を見せてくれるのか楽しみです。

07122_20260712173801  敗れた磐田農は好左腕・寺田京祐が3回途中から登板しました。しかし、7安打6失点と悔しい結果に。「甘いコースをしっかり捉えられてしまいました」と唇をかみました。
 この夏は初戦で自己最速の137キロを計測するなど、確かな成長を示しました。今後は大学進学を予定しており、「球速とコントロールを課題に、チームを勝たせられるピッチャーになりたい」と前を向いて球場を後にしました。(編集部・栗山)

<写真上/公式戦デビューした1年生右腕の横山舜弥(島田商)>
<写真下/リリーフでマウンドに上がった寺田京祐(磐田農)>

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2026年7月11日 (土)

【夏の静岡大会】浜松修学舎がサヨナラ勝利で3回戦へ!

 今日の草薙球場、第2試合の静岡北対浜松修学舎はタイブレークにもつれ込む熱戦となりました。
07111_20260711170601  延長10回裏、サヨナラ打を放ったのは浜松修学舎の7番・高桑陽です。無死満塁から外角に変化するスライダーをライト前にもっていきました。初戦は4打数0安打。今日もそれまでの打席で安打がなし。「これまでチームに迷惑をかけてきた。自分のスイングをして挽回する」と決めた打席で結果を出しました。
 中学時代は「東尾張ボーイズ」でプレーし、高校では1年夏からベンチ入り。今春の浜松開誠館戦では三塁打1本を含む2安打を放っています。次戦はその浜松開誠館が相手。「目標は甲子園。いいイメージを持って戦えると思います」と元気よく話してくれました。
 一方、静岡北は初戦で18三振を奪った2年生右腕・向後利来也が今日も力投を見せました。10安打を浴びながらも、低めにボールを集めて9回まで1失点。秋以降も楽しみです。(編集部・栗山)

<写真/サヨナラ打を放ち、喜ぶ高桑陽(浜松修学舎)>

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2026年7月10日 (金)

【夏の静岡大会】2回戦の主役はこの男だ!③~林泰隆(静岡大成)

 夏の静岡大会は11日、12日に2回戦が行われます。編集部が注目する第3回の選手は超大型遊撃手の林泰隆(静岡大成/2年)です。

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07101_20260710084801★ミスを乗り越えたサヨナラ劇
 5日の榛原との初戦。身長191センチの大型遊撃手は試合後、涙が止まらなかった。
「とにかく勝ち越してくれた先輩たちのために、どうにか点を取りたかったです」
 その涙は、歓喜だけではなかった。悔しさと安堵が入り交じった涙だった。
 2回の守備。1死一、二塁で投手ゴロ併殺の場面だったが、二塁ベースカバーに入った林は送球を捕球し損ねる。そのミスから一挙4点を失い、苦しい展開を招いてしまった。 それでも、打撃で取り返した。6回の第3打席では右中間を破る二塁打。軽く合わせただけにもかかわらず、鋭いライナーが右中間を切り裂いた。そしてタイブレークに突入した延長10回裏、2死満塁で迎えた打席では冷静に四球を選び、押し出しでサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

07102_20260710084801 ★可能性を秘める未完の大器
 中学時代は外野手だった。2年時には体調を崩し、部活動に参加できない時期もあったため、大きく注目される存在ではなかった。転機は高校入学後。「スケール感のある選手になってほしい」と岡本拓也監督の勧めで、1年秋に遊撃手へ転向した。
 静岡大成には専用グランドがなく、校舎と近隣の高層マンションに囲まれた限られたスペースを他の部活動と共有しながら練習を積む。そんな環境の中でも、源田壮亮、滝澤夏央(ともに西武)の動画を参考にしながら、基礎練習をひたすら繰り返してきた。
「体の大きさを生かしたプレーをしていきたいです」
 身長191センチの体格でありながら身のこなしは軽く、50メートル走は6秒1。練習試合では本塁打を放つなど、大型内野手としてポテンシャルを秘めている。
「プロを目指していきます」
 大きな夢を胸に抱く未完の大器。まだ2年生。細身の体には、さらなる成長の余地が十分に残されている。ここからどんな進化を遂げるのか。その可能性は計り知れない。

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◆林 泰隆(はやし・やすたか)
2010年1月12日生まれ、静岡県静岡市出身。小学2年から「静岡駿河野球スポーツ少年団」で野球を始める。大里中では軟式野球部に所属。3年時は左翼手。高校1年秋から遊撃手としてプレーする。191cm77kg、右投右打

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2026年7月 9日 (木)

【夏の静岡大会】2回戦の主役はこの男だ!②~小岩聖鈴(浜松大平台)

 11日、12日はシード校が登場する2回戦が行われます。編集部が注目する第2回の選手は強気の投球を見せる小岩聖鈴(浜松大平台/3年)です。

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★兄の背中を追って始めた野球
 ストレートの最速は132キロ。それでも、小岩聖鈴には自信を持っている武器がある。
「自分よりもっとスピードのあるピッチャーだったり、変化球のキレがあるピッチャーはいます。でも、マウンドでの闘志だけは絶対に負けません」
 直井勇人監督も「これまでの彼の努力を見てきていますし、彼に託したくなるんです」と信頼を寄せる。
 10人兄弟の7番目として生まれた小岩。幼少期からサッカーに夢中だった。転機となったのは小学5年生のとき。7歳上の兄・和音さんが静岡高の主将として甲子園出場を果たし、その姿を見て「かっこいい。自分もやってみたい」と野球への道へ進んだ。
07091_20260709115901  富塚中の野球部に入部。当初は「ルールも分からず難しかった」というものの、もともと考えることが好きだったこともあり、次第に野球にのめり込んでいった。
 だが、中学2年の夏に母・知恵さんが病気で亡くなり、精神的に大きく揺れる時期を過ごした。3年夏は地区大会初戦で敗退。父・雅美さんへの負担も考え、「中途半端になるなら野球はやめよう」と、中学で野球を終えるつもりだった。
 そんな中、兄が静岡高で指導を受けた直井監督の存在を知る。
「もう一度、本気でやってみよう」
 その思いで高校進学を決意した。

07092_20260709115901 ★昨秋コールド負けのリベンジへ
 高校で本格的に投手へ転向。1年夏の大会では2番手で登板し、6回5失点という悔しい結果に終わった。
「気持ちで負けている部分があった」
 まずは自信をつけようと体づくりに着手した。入学当初54キロだった体重は71キロまで増加。毎朝、野菜炒めや卵焼きを作るため、自らフライパンを振って弁当を作り、1日7食を心がけた。そんな体づくりの効果で球威が増し、スライダー、カーブ、チェンジアップを織り交ぜながら、打者との駆け引きで勝負する投手へと成長。今春はエースとしてチームを15年ぶりの県大会出場へ導いた。
「お父さんに結果で恩返ししたいんです」
 その思いを胸に迎えた最後の夏。初戦(対新居・佐久間)は6回1失点、毎回の9奪三振と上々のスタートを切った。
 2回戦の相手はシード校・磐田東。昨年秋の県予選でも対戦し、2対11(8回コールド)で敗れている。リベンジの舞台は整った。

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◆小岩 聖鈴(こいわ・せれい)
2008年7月4日生まれ。小学5年時までサッカーをプレーし、富塚中から野球を始め、主に遊撃を守る。高校入学後、本格的に投手となり、1年夏から登板。今春はエースとして県大会に出場した。171cm71cm、右投右打。

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2026年7月 8日 (水)

【ヤマハ対中日2軍】沢山が3回無失点&芹澤が152キロをマーク!

 8年ぶりに都市対抗本大会出場を逃したヤマハが、再び動き出しました。予選敗退から半月。秋の日本選手権を見据え、今日はナゴヤ球場で中日2軍と対戦。新たな挑戦の第一歩を取材してきました。

07081_20260708211801  先発したのは秋のドラフト候補に挙がる沢山優介。まずは2軍で調整中の大島洋平から三振を奪い、好スタートを切ります。予定の3イニングを2安打無失点に抑え、「真っ直ぐの質と精度を確認したかった。まずまずだったと思います」と振り返りました。角度のあるストレートは150キロを計測。安定した投球に欠かせない変化球にもキレがありました。
 都市対抗予選については「粘り切ることができなかった。しっかりと受け入れて、切り替えていくしかないです」と前を向きます。悔しさを胸に、秋へ向けてスタートを切りました。
07082_20260708211801  2番手には注目のルーキー・芹澤大地が登板。入社後4試合目のマウンドでしたが、プロ相手にも堂々たる投球を披露しました。2イニングを無失点。両イニングとも先頭打者の出塁を許したものの、その後は伸びのあるストレートで押し切りました。球速は常時148~150キロをマークし、最速152キロを計測。ムチのようにしなる腕の振りは何度でも見たくなるほど。150キロ超のストレートが捕手のミットに突き刺さるたび、思わずぞくっとしました。地元・名古屋での登板を終え、「しっかりと腕を振って投げることができました。秋は戦力になりたいです」と力強く語りました。
 打線では、こちらもプロ注目の清水智裕が二塁打を含む3安打を放ち、持ち前のパンチ力をスタンドのスカウト陣にアピールしました。
 試合は1対1のまま延長戦へ。10回、相羽寛太が根尾昂から勝ち越しタイムリーを放ち、ヤマハが2対1で競り勝ちました。(編集部・栗山)

<写真上/安定感のある投球を見せた沢山優介(ヤマハ)>
<写真下/初めてプロ相手に登板した芹澤大地(ヤマハ)>

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2026年7月 7日 (火)

【夏の静岡大会】2回戦の主役はこの男だ!①~大年洸也(下田)

 夏の静岡大会は11日からシード校が登場します。そこで2回戦の注目選手を今日から3回に渡って紹介していきます。
 第1回はスケール感満点の大年洸也(下田/3年)です。

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07071_20260707131701 ★初戦はセンターへ弾丸ライナー
 身長184センチのスラッガーが、いよいよ本領を発揮し始めた。鋭いスイングで打球を弾き返し、50メートル走6秒1の俊足で塁間を一気に駆け抜ける。これだけのスケール感を備えた選手は、県内でもそう多くない。
 4日の初戦(対池新田)は第1打席で四球を選んだものの、その後は二ゴロ、三振と快音は聞かれなかった。狙い球を絞るあまり、やや慎重な打席が続いた。
 4点ビハインドで迎えた8回。下田は打者一巡の猛攻で7点を奪い、一気に試合をひっくり返す。さらに2死一、二塁の場面で大年に打席が回る。
「後輩たちがつないでくれたので、自分が打って決めようという気持ちで打席に入りました」
 ここでは迷わず外角のストレートを鋭く振り抜くと、打球は弾丸ライナーでセンターの頭上を越える2点タイムリー二塁打。二塁ベース上で力強くガッツポーズをつくり、喜びを爆発させた。

07072_20260707131901 ★将来はプロを目指していく
 高校入学後、1年夏から3番打者として出場。昨夏の初戦では4安打2打点と躍動した。しかし、2回戦で腰に痛みを覚え、その影響は秋まで続き、本来の力を発揮できない苦しい時期を過ごした。
「絶対に夏には間に合わせる」
 その一心で、治療とリハビリに励んだ。
 今春はチーム事情から捕手としてプレー。4月に「下田ボーイズ」の後輩捕手が入学したことで、本来のセンターへ戻った。打席に集中できるようになったことで本塁打を量産。高校通算11本塁打の約半数は今春以降に放っている。
 魅力の一つが高い集中力だ。「ゾーンに入ると打てるという気持ちになり、芯で捉えてヒットにできる」と本人も話す。さらに腰の不安が解消されたことで、課題だった送球にも力強さが戻った。本塁へ低く伸びる送球を見せる。
 2回戦の相手はシード校の浜松開誠館。「どんな相手でも勝ち切りたい」と意気込む。高校卒業後は大学で体を鍛え、プロ野球選手を目指していくという。覚醒の気配を漂わせる大器の一打から目が離せない。
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◆大年 洸也(おおとし・ひろや)
2008年5月26日生まれ、静岡県下田市出身。小学1年時に「南伊豆コンドルズ」で野球を始める。南伊豆東中時代は「下田ボーイズ」に所属。高校入学後、1年夏からレギュラー。高校通算11本塁打。184㎝76kg、右投左打。

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2026年7月 5日 (日)

【夏の静岡大会】プロ注目の沼津商・後藤幸樹、初戦で散る…

 5球団のスカウトが集結した沼津商の初戦。強肩強打の捕手・後藤幸樹は敗戦直後、一塁側の応援団に挨拶を終えると、グランドに膝をつき、立ち上がることができませんでした。取材では「自分のミスで負けてしまって……。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と涙を流しながら言葉を絞り出しました。

07051_20260705180401  初回、無死満塁の守備でセンターからの返球を「タッチにいこうとして焦って抜けてしまった」と普段は起こらないような捕球ミスで2点を献上。2回にも二塁走者の盗塁を阻止しようとした三塁への送球が暴投となり、追加点を許しました。
 序盤で0対6と大量リードを奪われる苦しい展開。それでも、このままでは終わりませんでした。
 5回、「絶対に打って流れを持ってくる」という強い思いで打席に立った第3打席。右中間をライナーで鋭く破る2点タイムリー三塁打を放つと、8回2死満塁でもセンター方向にタイムリー二塁打を放ち、この日は2安打4打点。主砲として最後まで意地を見せました。
 しかし、あと一歩及ばず、チームは6対7で初戦敗退。試合後にはプロ志望届を提出する意向を明かし、「沼津商の看板を背負って、日本を代表するような選手になりたいです」と力強く前を向きました。

07052_20260705180401  一方、磐田西は好左腕・中村朔隆が実力を発揮しました。「初回から抜けるボールが多かった」と本人は振り返るものの、猛烈な腕の振りから繰り出すストレートが走り、4回まで無失点の好投。疲れの見えた中盤に失点しましたが、しっかりとゲームを作って8回途中でマウンドを降りました。
 磐田東中時代は主に外野手。高校から本格的に投手へ転向し、球速は140キロに迫るまで成長しました。この1年間で体の開きを抑えるフォームを身につけたことも飛躍の要因。「今日はいま一つだった」というスライダーを武器に、将来はプロ入りを目指しています。次の掛川東戦へ向けては、「相手は打撃のチーム。しっかりと自分のピッチングができるように調整していきたいです」と意気込みを語ってくれました。(編集部・栗山)

<写真上/悔し涙を流す後藤幸樹(沼津商)>
<写真下/好投を見せた中村朔隆(磐田西)>

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2026年7月 4日 (土)

【夏の静岡大会】市立沼津・渡邉琥太郎が大会第1号!「プロ注目・後藤を超える選手に」

 夏の静岡大会、熱戦がスタートしました。富士球場では甲子園出場経験を持つ富士宮北と市立沼津が対戦。市立沼津が5対4で競り勝ちました。

07041_20260704175701  2回に2点を先制した市立沼津は、なおも2死一塁の場面で5番・渡邉琥太郎(3年)が内角高めの変化球を完璧に捉えます。打球はレフトスタンドに向かって一直線。大会第1号となる2ラン本塁打を放ちました。
「狙っていました。打った瞬間にいったと思いました」
 会心の一発でチームに流れを呼び込むと、続く打席では意表を突くセーフティーバントでチャンスを拡大。第4打席はライト前安打を放ち、試合途中に右足をつりながらも3安打2打点と存在感を示しました。
 渡邉がライバル視しているのが、沼津商の後藤幸樹です。春の県予選で対戦し、試合には敗れたものの、プロ注目捕手の実力を肌で感じました。
 「彼を超えられるような選手になりたい」 
 その思いを胸に、春から夏にかけてはデジタル機器の「ブラスト」を活用し、再現性の高いスイングづくりに取り組んできたと言います。パワーに加え、確実性も向上。夏の大会に向けて状態が上がり、高校通算本塁打は14本まで伸ばしています。
 もともとは後藤と同じ捕手でしたが、故障の影響もあって現在は一塁手としてプレー。186センチ、100キロの堂々たる体格から放たれる打球は迫力満点です。今後も市立沼津の大砲から目が離せません!(編集部・栗山)

<写真/2ラン本塁打を放ち、ガッツポーズでベースを回る渡邉琥太郎(市立沼津)>

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2026年6月28日 (日)

【夏の静岡大会】熱海最後の選手、堂々の行進!

 第108回全国高等学校野球選手権静岡大会の開会式が本日、草薙球場で行われました。 昨年度優勝校・聖隷クリストファーを先頭に、108校の選手たちが堂々と行進しました。

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 熱海唯一の野球部員となる田口健太も校旗を掲げ、堂々と入場行進。「1人でもやってきて良かったです」と感慨深げな表情を浮かべていました。現在、同校は各学年1クラスのみとなり、野球部は昨年度から募集を停止。田口の卒業をもって、野球部の歴史に幕が下ります。
 この夏は沼津工との連合チームで戦う田口。捕手としての正確な二塁送球に加え、広角へ打ち返す打撃も光ります。「感謝の気持ちを持ってプレーしたいです」と最後の夏への思いを口にしました。3年間見守り続けてきた杉山聖監督は「勝っても負けても悔いの残らない夏にしてほしい」とエールを送りました。

06282_20260628171301  また、育成功労賞として浜松城北工の羽切政人監督が表彰を受けました。沼津東、筑波大でプレーし、清水東で副部長を務めた後、川根、掛川東、沼津東で監督を歴任。2018年4月に浜松城北工の監督に就任すると、その年の夏にチームを県ベスト4へ導きました。さらに2023年にはセンバツ21世紀枠の県推薦校に押し上げるなど、長年にわたってチームの強化に尽力してきました。

<写真上/校旗を持ちながら入場行進する田口健太(熱海)>
<写真下/静岡県高校野球連盟の山野良成会長より表彰を受ける羽切政人監督(浜松城北工)>

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2026年6月25日 (木)

【東都入れ替え戦】県勢が神宮で躍動! 専修大・山本和輝が2試合連続弾

 昨日は明治神宮球場で行われた東都大学リーグの入れ替え戦へ。県勢の活躍を目撃することができました!

06251_20260625113601  1部2部入れ替え戦では、専修大の山本和輝(静岡高出身・4年)が「2番・セカンド」でスタメン出場しました。1点を追う7回、ライトスタンドへ2試合連続となる本塁打を放ちます。しかし、チームはサヨナラ負け。自身の守備のミスが失点につながっただけに、試合後は「チームの流れを壊してしまったのは自分。ホームランは出ましたが、プラマイ0ではなく、チームに迷惑をかけてしまいました。まだまだ練習しないといけません」と、悔しさを噛みしめていました。
 それでも、打撃の好調ぶりには目を見張るものがあります。第1打席はセンターフライに倒れましたが、しっかりと芯で捉えた打球でした。第2打席は二塁への内野安打で出塁。本人によると、入れ替え戦前は決して調子は良くなかったそうですが、練習の中でタイミングの取り方など基本に立ち返り、状態を上げてきたそうです。
 これで東洋大との対戦成績は1勝1敗。運命の第3戦は明日(26日)に行われる予定です。「次の試合はどうにかチームに貢献できるように頑張ります」と、神妙な面持ちで球場を後にしました。
 また、専修大は寺﨑琉偉(日大三島出身・3年)が9回に代走として出場。第3戦でも俊足を生かしたプレーに期待したいです。

06252_20260625113601  2部3部入れ替え戦でも県勢が躍動しました。国士舘大の先発を務めたのは木下瑞貴(常葉大橘出身・2年)。高校時代からプロが注目した本格派右腕です。大学入学直後の4月に右膝を手術し、約1年間は投げることができませんでした。それでも、その期間は体づくりに励み、下半身を中心に一回りたくましくなった印象。球の強さも増し、今春のリーグ戦では自己最速の148キロを計測していました。
 昨日は初回、先頭打者に四球を与え、続く2番打者に二塁打を浴びて先制点を許しました。しかし、その後は4回まで走者を一人も出さない快投。5回は不運な二塁打でピンチを招きましたが、そこから連続三振を奪って雄たけびを上げました。この回限りでマウンドを降りましたが、5回2安打1失点の堂々たる神宮デビュー。「きれいで大きな球場で、お客さんもたくさんいたので、いい意味で気持ちが昂って、楽しく投げることができました」と振り返りました。
 序盤はストレートが思うように走っていないと感じると、変化球主体の投球へ切り替えるなど、クレバーさも光りました。

06253_20260625113601  一方、帝京平成大で存在感を示したのが、「1番・サード」で出場し、主将も務める伊東洸佑(静清出身・4年)です。6回、相手投手が代わった直後の初球の変化球を捉えると、打球はレフトスタンドへ一直線。これが勝ち越しの本塁打となりました。この一発だけでなく、四球を2つ選び、いずれも本塁へ生還。3得点の活躍を見せました。
 高校3年夏は3番打者として県準優勝に貢献。大学ではチームを3部から2部へ引き上げました。「下級生の頃から試合に出させてもらって、信頼されている部分もあると思います。その自覚を持って練習に取り組んできました」と話してくれました。
 打席に立つと、何かをやってくれそうな期待感を抱かせる選手です。2部残留を懸けた次戦以降の活躍にも注目です。(編集部・栗山)

<写真上/2試合連続本塁打を放った山本和輝(専修大)>
<写真中/好投を見せた木下瑞貴 (国士館大)>
<写真下/主将としてチームを引っ張る伊東洸佑(帝京平成大)>

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