2025年6月13日 (金)

【全日本大学選手権】日大国際関係学部、初戦突破ならず

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 7年ぶりに全日本大学野球選手権出場を果たした日大国際関係学部。あらためて全国で勝つことの難しさを感じたゲームとなりました。
 昨日、初戦で西南学院大と対戦。3点リードで迎えた8回でした。満を持して、プロ注目のエース・林京平(4年)が明治神宮球場のマウンドに上がります。しかし、先頭打者に三塁打を浴びると、四球を4つ与え、安打も重なって逆転を許します。この回、計8失点。その後も流れを止めることができず、6対14で敗退しました。試合後の取材で和泉貴樹監督は「勝つためには彼しかいないと思っていたが…。まだ本当のピッチャーになっていないということ」と林の成長を促し、本人は「本当に申し訳ない。自分の未熟さが出てしまった」と言葉を絞り出すだけで精いっぱいでした。
06182_20250613091101 そんな中、全国で名前を売ったのは「1番センター」で石川蒼(3年)。リーグ戦の12試合で打率.375、東海選手権でも打率.667の実力を全国の舞台でも発揮。第2打席で50m走5秒台の俊足を生かしてショートへの内野安打をもぎとると、8回にはシャープに振ってセンター前安打。さらに、2回の守りでは右中間の打球をダイビングキャッチを見せました。秋から来年に向けて楽しみな存在です。(編集部・栗山)

<写真上/逆転負けを喫した日大国際関係学部の選手たち>
<写真下/攻守で存在感を発揮した石川蒼(日大国際関係学部)>

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2025年6月11日 (水)

「静岡高校野球2025夏直前号」の内容のご紹介!

06041_20250610170801「静岡高校野球2025夏直前号」
県内の書店では6月18日発売
60ページ/定価750円

 『静岡高校野球2025夏直前号』が県内書店で6月18日に発売されます。Amazonでは6月24日より発売予定です。
 毎年恒例の「注目選手名鑑100」では、夏の大会で見逃せない注目選手100人をピックアップ。さらに、特集「ザ・クロスファイヤー」では、この夏を沸かせる好左腕たちに迫りました。センバツで常葉大菊川の大村昴輝が堂々たるピッチングを披露し、春の県大会では140キロ超の速球派が次々と台頭。彼らの飛躍の背景にあるものとは? そして、どんな覚悟を胸にこの夏に挑むのか? 「クロスファイヤー」のごとく、『静岡高校野球』独自視点で鋭く切り込んでいます。また、過去に活躍した名左腕のもとにも足を運び、高校時代の思い出や今につながるエピソードを聞きました。
 そのほか、有望1年生や注目中学球児情報、野球を続ける卒業生たちの進路紹介まで、静岡の野球情報がぎっしり詰まった一冊です。ぜひ手に取ってご覧いただけたら嬉しいです!

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プロ注目の逸材から可能性を秘めた原石まで、編集部が徹底リサーチ!
2025 注目選手名鑑100

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春の県大会観戦記
流しのブルペンキャッチャーの眼、静岡に注ぐ
文/安倍昌彦

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Get the Dream 2.0
掛川西
あの夏を超えて、再び――。

プロ注目の大砲・石川大峨インタビュー
「打てるボールを、迷わず振り抜くだけ」

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[特集]
THE CROSS FIRE
ザ・クロスファイヤー 
甲子園に燃ゆる左腕たち

大村昂輝(常葉大菊川)
「甲子園の借りは甲子園で返す」

加藤瑞己(掛川西)
「昴輝に勝って終わりたい」

吉田遥孔(静岡)
「無失点に抑えれば負けることはない」

内藤優央(静清)
「勝つことだけ考えていく」

秋山創大(常葉大橘)
「あの負けを無駄にしない」

横澤空河杉本迅(御殿場西)
「エースナンバーは譲らない」

髙部陸(聖隷クリストファー)
「気持ちで負けることはない」

刻まれた栄光の記憶を辿る
あの名左腕に会いたくて
近藤守(袋井)/山崎貴弘(小笠)/高木康成(静岡)

ヤマハ投手コーチ・九谷青孝が明かす虎の巻
「120キロ台でも抑える方法を教えます」

2012~2024 「静岡高校野球」編集部が独自選出!
歴代ベストサウスポー

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注目選手に聞く!10の質問

山田晃太郎(加藤学園)/石𣘺咲人(静岡)
山本敢生(静岡商)/一ノ瀨太一(駿河総合)
松浦雄希(島田商)/山田堅正(磐田南)
大橋令和(オイスカ浜松国際)/松下紘也(浜名)

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CLOSE UP TEAM 2025 SUMMER

星陵
「凡事徹底を極めてのし上がる」

科学技術
「環境に嘆くな、工夫で勝負」

浜松日体
「これで勝つからカッコいい!」

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中学野球スカウティングレポート<2025夏>

2024年夏静岡大会3回戦
御殿場西×静岡商
~指揮官が語る激闘の裏側~

静岡の将来を担うルーキーが集結!
有望1年生図鑑

ザ・クロスファイヤー【大学生編】
静岡リーグ新人王獲得・山口真弥(静岡産業大)
「全国で通用するピッチャーになる」

あの選手はどこへ?
昨夏静岡を盛り上げた選手たちの進路リスト

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2025年6月10日 (火)

愛知工業大・山田竣斗(藤枝明誠出身)がベストナイン獲得!

 愛知大学リーグから嬉しいニュースが飛び込んできました。愛知工業大の山田竣斗(2年/藤枝明誠出身)が今春のリーグ戦でベストナイン(三塁手)に選出されました。

06101_20250610111301  高校3年夏はチームのベスト4進出に貢献。浜松開誠館との準決勝では3安打を放つ活躍を見せました。しかし当時から不安を抱えていた左手首の故障が、大学入学後に悪化。1年生の7月に手術を受け、この春、ようやく万全の状態でシーズンに臨みました。リーグ戦前はスタメン入りも微妙な立場だっただけに、本人も驚きのベストナイン受賞となり、「たまたまですが、自信になりました」と、嬉しそうな表情を見せました。
06102_20250610111301  今春は全11試合に出場し、打率.364をマーク。シュアな打撃と安定した守備で存在感を示しました。持ち味は状況に応じて対応できる柔軟な打撃。特に逆方向への強い打球が魅力です。打順は流動的ですが、「高校のときより、さらに細かい野球を求められています」と語り、どの打順でも自分の役割を果たせるよう努めています。「守備力をもっと上げたいし、バッティングもまだ波があります。三振の数を減らして、長打を打てるようにもなりたいです」。そう話す山田が、ここからどんな選手に成長していくのか、楽しみです。(編集部・栗山)

◆山田竣斗(やまだ・しゅんと)
2005年8月5日生まれ。愛知県あま市出身。小学1年で野球を始め、学童では「名古屋ドジャース」に所属。中学時代は「東海中央ボーイズ」でプレー。藤枝明誠では1年秋からレギュラーとして活躍し、3年夏はチームをベスト4に導いた。準決勝では3安打の活躍を見せた。大学入学後は1年秋からリーグ戦に出場する。166cm68kg。右投左打。

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2025年6月 9日 (月)

【ジャイアンツカップ】静岡裾野シニアと沼津シニアが決勝戦へ!

 中学野球のジャイアンツカップ県代表決定戦の準決勝が7日、菊川球場で開催されました。 

<第19回ジャイアンツカップ静岡県代表決定戦・準決勝>

静岡裾野シニア 10-2浜松南シニア(6回コールド)
沼津シニア 8-1 菊川ボーイズ(5回コールド)

06091  静岡裾野シニアはこの春から1番に定着する岩﨑圭吾がチームに流れを呼び込む一発を放ちます。2回、1点を先制した直後でした。2死三塁からレフト柵越えの2ラン本塁打。一気にリードを3点に広げました。「一塁ベースを回ったくらいで入ったと分かりました。嬉しかったです」と岩﨑。これが中学通算5本目となる一発です。好不調の波が少なく、出塁率の高い選手。二塁の守備でも球際さが光っていました。投げては2年生の2人が好投。先発して4回を2失点に抑えた大竹煌毅は体のエンジンが大きく、強いストレートが魅力。5、6回の2イニングを無失点に抑えた土屋海奏は低めに伸びる球を投げ込んでいました。
06092  沼津シニアは大会初出場で決勝進出を果たしました。強力な菊川ボーイズ打線を抑えた込んだのが今井太郎です。5回を投げて1失点。持ち味の打たせてとる投球を展開しました。冴え渡ったのが、オフ期間の習得したというカットボール。昨秋まで結果が出ない中で「何かを変えたい」と取り組んだ中で覚えた変化球。投球の幅が広がったことで信頼を勝ち取り、今やエース格となっています。14日の決勝戦に向けて、「勝ちにいきます」と力強く語ってくれました。(編集部・栗山)

<写真上/本塁打を放ち、仲間とハイタッチを交わす岩﨑圭吾(静岡裾野シニア)>
<写真下/決勝進出に貢献した今井太郎(沼津シニア)>

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2025年6月 6日 (金)

【都市対抗予選】ヤマハ快勝&焼津マリーンズ惜敗も次戦へ意欲!

 昨日開幕した都市対抗東海地区2次予選。今日は県勢のヤマハと焼津マリーンズが登場しました。
 
06061_20250606201401  本大会で優勝を目指すヤマハはジェイプロジェクトと対戦。13対2で大勝発進しました。活発な打線の中でも、とりわけ輝きを放ったのが、「7番サード」で出場した小林寛弥でした。第2打席に人生初という満塁本塁打をレフトスタンドに放つと、その後も止まらず、計3安打4打点の大活躍でした。春先から好調を続け、今やヤマハ打線に欠かせない存在に。試合後は「とにかく予選は勝つことが大事なので」と次戦(対JR東海)に向けて気持ちを切り替えていました。
 投げてはプロ注目の沢山優介が6回から登板。2回を投げて1安打1失点という内容でしたが、昨年に比べて安定感が増していました。球速も148キロまで出ているだけに、次の登板も楽しみです!

06062_20250606201401  また、焼津マリーンズは三菱自動車岡崎と対戦。1点を追いかける4回に増田大和のタイムリー三塁打で同点に追いつきます。その後、4点をリードされましたが、9回裏に反撃を見せました。代打・齊藤達幸のタイムリーなどで2点を返して、なおも二死二三塁のチャンス。しかし、最後はあと一本が出ずに試合終了。3対5で惜しくも敗れました。
 企業チーム相手に堂々と戦った焼津マリーンズ。試合を作ったのは先発の山本翔希でした。伸びのあるストレートを武器に5回途中まで投げて2失点。「力は出し切りましたが、都市対抗で勝つことの難しさを感じた」と収穫と課題を口にしていました。第3代表決定戦に回り、次戦の相手はジェイプロジェクト。戸﨑秀伸監督は「本大会出場しか見ていない。今日のような野球をやれば、結果はついてくる」と粘り強く戦った選手たちを労い、前を向いて球場を後にしました。(編集部・栗山)

<写真上/3安打4打点の活躍を見せた小林寛弥(ヤマハ)>
<写真下/企業チーム相手に全力を出し切った山本翔希(焼津マリーンズ)>

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2025年6月 4日 (水)

『静岡高校野球2025夏直前号』表紙が完成!

 沖縄では昨日、組み合わせ抽選会が行われ、いよいよ夏の高校野球モードに入ってきました! 静岡大会は今月21日に組み合わせ抽選会が行われ、29日に開会式、7月5日に熱戦がスタートします。

06041  そんな中、「静岡高校野球2025夏直前号」の表紙が完成しました。発売は県内書店で6月18日予定となっております(一部の書店で遅れる可能性があります)。
 表紙を飾るのは小川秋月(日大三島)、吉田遥孔(静岡)、内藤優央(静清)、橘木千空 (常葉大菊川)、石川大峨(掛川西)、山田堅正(磐田南)の6人。今年も注目選手の情報やインタビューをたっぷりと詰め込みました。目次など詳細は後日、このブログでお知らせします。もう少々お待ちください! (「静岡高校野球」編集部)

★販売問い合わせ先
株式会社くふう住まい
電話 054-333-9822/ FAX:054-333-9833

※県内の販売は株式会社くふう住まいさんに委託しています。お問い合わせは株式会社くふう住まいさんにお願いします。

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2025年5月18日 (日)

【招待試合】湖西の注目左腕・佐々木琉嘉が早実相手に好投!

 湖西がセンバツ出場校の早稲田実業を招き、文化祭の招待試合を行いました。

★5月18日 招待試合 早稲田実業vs湖西  湖西球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
湖西 4 0 0 0 0 0 1 0 0 5
早稲田実 0 0 0 0 1 0 7 0 × 8
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 注目は湖西のエース左腕・佐々木琉嘉(3年)。昨秋は県大会で好投を見せ、チームのベスト16入りに大きく貢献。しかし、ヒジの痛みでこの春の大会は無念の未登板に終わりました。それだけに復帰後、三重の強豪・白山を完封し、球速も139キロまで伸ばしたという情報に、迎えたこの日の招待試合は大きな期待が集まりました。

 試合は初回から動きます。早稲田実業の先発は、昨夏と今春の甲子園を沸かせたサウスポー・中村心大。その中村から、湖西の先頭・中村隼悟(3年)が左前打で出塁。さらに満塁のチャンスを作ると、6番・坪井龍玖(3年)が外角のストレートをライト前へ運び、先制タイムリー。「チームで最初のチャンスをなんとかものにしたかった」と、気持ちのこもった一打で流れを呼び込みました。相手のミスも絡み、この回一挙4点を奪う幸先の良いスタートを切ります。

05182  佐々木は5回にソロ本塁打を浴びたものの、それ以外は落ち着いた投球で要所を締め、5回1失点。昨秋まではテークバックで三塁側に大きくのけ反るダイナミックなフォームが印象的でしたが、「コントロールを安定させたかった」と、今は反動を抑えた落ち着きのあるフォームにモデルチェンジ。その分、体全体の動きに無駄がなくなり、大人びた投球が光りました。

 とはいえ、本人の満足度はまだ半分。「今日は相手の打ち損じやバックの好守に助けられた。5割くらいしか力を発揮できなかった」と悔しさをにじませます。それでも夏に掲げる目標は明確。「秋を超えて、ベスト8に進みたい。自分たちの力を出し切れば、いけると思っています」。

 残り1カ月半。エース左腕の完全復活が、湖西の夏を大きく左右しそうです。(編集部・栗山)

<写真上/試合後、両チームで集合写真を撮影する>
<写真下/モデルチェンジしたフォームで好投した佐々木琉嘉(湖西)>

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2025年5月 9日 (金)

【静商静高定期戦】静高が石垣の成長を刻む一打で勝利!

 伝統の静岡商対静岡高の定期戦。今年は静岡高が3対0で勝利しました。
 
★5月8日 第67回静商vs静高定期戦  西ヶ谷球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
静岡高 1 0 0 0 0 0 1 0 1 3
静岡商 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

(高)吉田、磯部、鈴木颯-石垣
(商)山崎、宇田、山本-成岡
▽二塁打=名取(高)

05091_20250509083701  静岡高はエースの吉田遥孔が圧巻の投球を披露。3回までパーフェクトに抑える完ぺきな立ち上がりを見せます。4回と5回は走者を出したものの、後続をきっちりと打ち取り、6回無失点でマウンドを降りました。打線は7回、1死三塁から5番・石垣大輝が内角の球を詰まりながらもライト前へ。貴重な追加点を叩き出しました。春の大会ではチャンスの場面で一本が出なかったこともあり、チームとして夏に向けてどう1点を取り切るかを取り組んでいるとのこと。ここまで相手の山崎功太に無安打に抑えられていた中での成長を示す意地の一打となりました。
05092   一方、静岡商の山崎は立ち上がりを反省していました。先頭から2者連続四球を許して失点。その後は持ち味の気迫溢れる投球で6回途中まで無安打に抑える好投も、試合後は「負けたら意味がありません」と悔しい表情を浮かべていました。初倉中時代には県大会準決勝でノーヒットノーランを達成。この日も5回を過ぎたあたりから、「もしかして…」と期待がありましたが、夏にお預け。静岡商が甲子園に行くためには、彼の頑張りが必要不可欠。「もう同じ失敗はしないように。夏は自分が1番をつけられるように頑張っていきます」と話し、球場を後にしました。(編集部・栗山)

<写真上/打ってはタイムリー、守っては好リードを見せた石垣大輝(静岡)>
<写真下/6回途中まで相手打線を無安打に封じた山崎功太(静岡商)>

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2025年5月 5日 (月)

【春季高校野球県大会】聖隷クリストファーが初V!

 春季高校野球の県大会。決勝戦は聖隷クリストファーが桐陽を3対1で下して初優勝を飾りました!
 
★5月5日 第72回春季東海地区高等学校野球静岡県大会決勝戦  草薙球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
聖隷クリストファー 0 1 0 0 0 0 2 0 0 3
桐陽 0 0 0 0 0 0 0 0 × 0

(聖)上田-武智
(桐)鈴野、袴田-亀田
▽三塁打=渡部(聖)
▽二塁打=鈴木琉(桐)

05051_20250505202501  聖隷クリストファーは2回、相手のミスに乗じて1点を先制。7回には3番・渡部哉斗(3年)のタイムリー三塁打で2点を追加しました。このリードを、今春の県大会初先発の上田一心(3年)が最後まで守り切りました。初回のピンチをしのぐと、波に乗っていきます。スリークオーター気味の腕の振りから、自己最速を更新する138キロのストレートを軸に、終始スキを見せませんでした。

 上田にとっては、まさに背水の陣でした。下級生の頃から登板機会を得ていたものの、思うような結果を残せず、その間に1学年下の高部陸(2年)が台頭。大事な試合で投げ続ける後輩の姿を見て、「一人で投げさせてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだった。自分が情けなかった」と振り返ります。冬の間はとにかくトレーニングに励み、球速アップに取り組んだ結果が、今日の快投につながりました。「とにかくチャンスをいただいたので、闘志を出して全力で投げました」。そう話す苦労人の目には、うっすらと涙が浮かんでいました。

 一方の桐陽は常葉大菊川、日大三島を破っての決勝進出。今日は先発の鈴木佑月(3年)が7回を2安打に抑える好投。8回から登板した袴田大駕(2年)は140キロを計測し、2回を無安打。準決勝で好投した望月佑哉(3年)も含め、投手陣の充実ぶりが際立ちました。(編集部・栗山)

<写真/公式戦初完投初完封を飾った上田一心(聖隷クリストファー)>

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2025年5月 3日 (土)

【静岡リーグ】静岡産業大・見目大弥、圧巻の5回無安打

 大学野球の静岡リーグは終盤に突入しています。今日はここまで全勝の日大国際関係学部、静岡産業大がそれぞれ初戦をものにしました。
 
05031_20250503194601  静岡産業大はエースの見目大弥(4年)が5回無安打の圧巻の投球を見せました。前週の東海大静岡キャンパス戦は7回で8安打2失点。野手陣の助けがあって試合に勝ったものの、本人としては満足できる内容ではなく、今日の静岡大戦は「自分がチームを引っ張るんだ」という強い気持ちで試合に臨んだそうです。
 その言葉通り、立ち上がりからエンジン全開。オフ期間に磨いてきたというストレートに加え、キレのある変化球で打者を仕留めていきます。特に打者の手元で小さく曲がるカット気味の球が有効で、バットの芯をずらしていきました。「この春の目標は全国大会で1勝を挙げること。そのために最優秀防御率のタイトルを獲りたいです」。1年時から活躍する静岡リーグ屈指の技巧派右腕。残りの試合で、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか注目です。(編集部・栗山)

<写真/見目大弥(静岡産業大)>

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