2024年10月10日 (木)

県内関連でプロ志望届を提出したのは!?

10101_20241010205801  プロ野球ドラフト会議の対象となるプロ志望届の提出が本日、締め切られました。県内関連では以下の選手が提出しました(独立リーグ、プロ二軍トライアウト受験希望を含む)。
 この秋のリーグ戦でアピールを続ける宮原駿介(東海大静岡キャンパス)、
高校生では大型右腕・小船翼(知徳)やスラッガー・曽布川ザイレン(浜松商)らの指名が期待されています。
 運命のドラフト会議は10月24日。果たして今年は県内勢が何人指名されるのか楽しみです!

【高校生】
知徳・小船翼
知徳・松本陣
東海大静岡翔洋・岸川和広
磐田東・寺田光
掛川工・古田颯
浜松商・曽布川ザイレン
花咲徳栄・上原堆我(静岡裾野シニア出身)

【大学生】
城西国際大学・山本倫彰(飛龍出身)
東京国際大・福原俊吾(日大三島出身)
神奈川大・佐藤太陽(浜松商出身)
東海大静岡キャンパス・宮原駿介(静岡学園出身)
静岡大・安竹俊喜(静岡高出身)
静岡産業大・後藤維吹(常葉大菊川出身)
静岡産業大・中山恕(金沢総合出身)
岐阜聖徳学園大・横尾慎一郎(島田樟誠出身)
羽衣国際大・本草野拓海(藤枝明誠出身)

<写真/宮原駿介(東海大静岡キャンパス)>

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2024年10月 8日 (火)

加藤学園出身の肥沼(専修大)と杉山(拓殖大)が直接対決!

10081_20241008113201  6日は駒沢球場で東都大学リーグ2部の試合を見てきました。第3試合では専修大・肥沼竣(4年)と拓殖大・杉山尊(4年)の直接対決が実現。加藤学園を初のセンバツ出場(コロナの影響で中止。交流大会に出場)に導いた2人です。
 拓殖大は初回、1点を先制し、なおも1死一塁の場面で、杉山に打席が回ります。先発・肥沼の2球目のストレートをライト前へ。大学入学後、「打撃力がアップした」と話す杉山。この日はリーグ戦初の4番に座って、存在感を示しました。
 目を引いたのは体つき。胸板が厚くなり、下半身も一回り大きくなっていました。本人によると4年間、必死にトレーニングを積んできたとのこと。高校時代から持っていた打撃センスに、力強さが加わっている印象でした。
 この試合は他にも県内出身者が出場。拓殖大の神谷誘希(3年/常葉大菊川)、専修大の山本和輝(2年/静岡高)&廣﨑漣(1年/浜松開誠館)のプレーもチェックすることができました。
 また、
今季はなかなか状態の上がってきていない肥沼ですが、翌日の第2戦は4イニングを投げて無失点。大学生活集大成を最高の形で終わり、次のステージに向かってほしいと思います。(編集部・栗山)

<写真/高校時代のチームメートから安打を放つ杉山尊(拓殖大)>

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2024年9月29日 (日)

【秋季県大会】常葉大菊川、掛川西、聖隷クリストファーが東海大会へ!

 秋季高校野球の静岡大会。昨日は準決勝、今日は3位決定戦と決勝戦が行われ、東海大会出場の3チームが決まりました。西部勢が独占するのは1999年以来となります。
★1位…常葉大菊川/2位…掛川西/3位…聖隷クリストファー

09291  決勝戦は掛川西が先制。初回、4番の石川大峨(2年)がレフトスタンドに2ラン本塁打を放ちます。しかし、その裏、常葉大菊川は先頭の橘木千空(2年)のライト前安打から一挙6点を奪って逆転。2点差に追い上げられた4回には橘木が今度はタイムリー二塁打。1年夏から出場する身長186センチの大型スラッガーが実力を発揮し、リードを広げます。投げては公式戦初登板の佐藤大加良(2年)が141キロを計測。本来は内野手の選手が3番手でマウンドに上がると、低めいっぱいに決まる伸びのあるストレートと鋭い変化球を武器に2イニングを無失点に抑えました。
 常葉大菊川が9対5で快勝。それでも石岡諒哉監督は「もっとやれるし、もっと強くなる」と厳しい表情。県優勝に満足することなく、先を見据えていました。
09292  3位決定戦は聖隷クリストファーと東海大静岡翔洋の対戦。聖隷クリストファーは2点のリードをおいつき、タイブレークに持ち込みます。そして、10回表の守備で試合の行方を左右するビッグプレーが飛び出します。無死一二塁から捕手の武智遥士(2年)が二塁走者を封殺。日々の練習の成果をここ一番の場面で発揮します。「あのプレーがあったことで全員が乗っていけたと思う」と武智。その裏、満塁のチャンスを作ると、武智がレフト前安打を放って試合を決めました。
 昨年秋は準決勝と3位決定戦で敗退し、東海大会出場を逃しただけに「ウチの学校にとって大きな勝利」と上村敏正監督。武智は「東海大会でも1戦1戦、この熱さを忘れずに戦っていきたい」と気持ちを込めていました。(編集部・栗山)

<写真上/公式戦初登板で141キロを計測した常葉大菊川の佐藤大加良>
<写真下/サヨナラ安打を放った聖隷クリストファーの武智遥士 (右端)を迎える選手たち>

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2024年9月28日 (土)

【静岡県学生リーグ】静岡産業大・池田がリーグ戦初完封&静岡大が春王者の日大国際を下す!

09281_20240928224401  東海地区大学野球の静岡県リーグは今日から上位4チームが激突。第1試合は静岡産業大の1年生右腕・池田幌汰が東海大静岡キャンパス相手にリーグ戦初完投初完封を飾りました。前半は走者を許す苦しいピッチングも、中盤から腕が振れて、大学入学後、最速となる138キロを計測。そのストレートと同じ腕の振りからカット、スプリットの変化球も冴え渡っていました。
 その池田の球を受けた捕手の加藤祐作(4年)の活躍も光りました。守っては池田の良さを生かす好リード、打っては5回にレフトスタンドに貴重な追加点となる本塁打を放ちました。

09282_20240928224401  続く第2試合は、静岡大が春王者の日大国際関係学部を5対0で下しました。この春から先発を任されている後藤泰志(3年)が5回を投げて7奪三振無失点の快投。「後ろに良いピッチャーがいるので、1イニングずつ全力でいこうと思った」と最速143キロのストレートを生かして攻めの投球を見せました。今春まではリリーフで登板してきましたが、この夏の上武大や中京大とのオープン戦できっかけに急成長。中京大相手に5回2失点、上武大にも「一回りは抑えることができた」と手ごたえを掴んで、1戦目の先発の座を勝ち取りました。「この秋は投げる試合、全部勝つつもりでいる」と意気込む後藤。投げれば投げるほど進化を遂げていく右腕に注目です。(編集部・栗山)

<写真上/試合後、グラブタッチを交わす静岡産業大の池田幌汰(右)と加藤祐作(左)>
<写真下/先発で勝利に貢献した静岡大の後藤泰志>

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2024年9月25日 (水)

岐阜リーグのアーロン・ジャッジへ~岐阜聖徳学園大・山本柊太(掛川西出身)が覚醒間近!

 昨日は岐阜リーグの取材でカヤバスタジアムへ。岐阜聖徳学園大の山本柊太(掛川西出身/2年)に注目しました。

09251_20240925092201  背番号は99。「コーチの岡崎(純一)さんから99番のユニホームの貸していただいて着ているんです」と苦笑いの山本。そこには「アーロン・ジャッジ(ヤンキース)のような選手になれ」との期待が込められているそうです。
 高校時代は身長185センチから最速138キロのストレートを投げ込んだ大型右腕。3年夏は甲子園出場は叶いませんでしたが、投打で活躍し、掛川西のベスト4進出に貢献しました。
 大会後、痛めていた左足首を手術。その影響で、大学入学後は野手に専念していました。
 この秋は開幕からここまで全試合「4番指名打者」で出場。23日の朝日大戦では初の長打となる三塁打を放ち、スケール感に期待して抜擢する近藤真市監督も「ようやく出てくれた」と嬉しそうな表情を浮かべていました。
 高校時代から体重が約10キロアップして現在は93キロ。ウエイトトレーニングに力を入れ、「今年のオフには100キロまでもっていきたい」と力を込めます。下半身を中心に体が一回り大きくなった分、打席に立っているだけで「何かやってくれそう」という雰囲気があります。昨日の試合は2三振。それでも初回に放ったライトフライの滞空時間の長さに、彼のポテンシャルを感じました。
 「これからどうするのか考えていきたい」と投手として復帰は未定だそうですが、まずはこの秋、「岐阜リーグのアーロン・ジャッジ」を目指してブレークしてほしいです!(編集部・栗山)

◆山本柊太[やまもと・しゅうた]
2005年3月17日生まれ、静岡県御前崎市出身。小学1年時に野球を始める。浜岡中ではエース。高校入学後、2年春の東海大会で公式戦初登板。3年夏は投打で躍動し、ベスト4進出に貢献した。185cm93kg、右投右打。

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2024年9月23日 (月)

【秋季県大会】聖隷クリストファーが注目1年生左腕・高部の好投でベスト4へ

 秋季高校野球県大会はベスト4が決まりました。
 東海大静岡翔洋/常葉大菊川/聖隷クリストファー/掛川西

09231  ちゅ~るスタジアム第2試合は常葉大橘・秋山創大(2年)、聖隷クリストファー・高部陸(1年)の注目左腕対決となりました。
 聖隷クリストファーは初回に5番・谷口理一(2年)のタイムリーで1点を先制すると、3回には4番・
江成大和(1年)の2点タイムリーでリードを広げます。高部は序盤、「マウンドが合わなかった」と走者を背負ったものの、徐々に修正。最速137キロの強さのあるストレートを内外角に決めていきます。8回には1点を失い、さらに三塁打を浴びて2死三塁ピンチ。それでも動じることなく、最後は鋭いカットボールで三振を奪いました。するとその裏、自らスクイズを決めて勝利を手繰り寄せました。
 「県大会に入って状態が上がってきている」という高部。夏の大会は1年生ながらリリーフでチームを支え、秋大会前の横浜高(神奈川)との練習試合では勢いのあるボールに「このピッチャーは誰だ」と周囲がざわついたそうです。
 ここまでの県大会3試合をフルに投げ、許した得点は今日の1点のみ。無類の安定感を誇る左腕は「自分がチームを引っ張っていきたい」と東海大会切符をかけた次戦に視線を向けていました。(編集部・栗山)

<写真/1失点完投で勝利に貢献した高部陸(聖隷クリストファー)>

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2024年9月22日 (日)

【シニア南関東支部秋季大会】浜松南シニアが県勢対決を制す!

09221_20240922122801  シニアリーグの来春の全国大会につながる2024オリエンタルフーズカップ南関東支部秋季大会。昨日の敗者復活戦4回戦は静岡蒲原シニアと浜松南シニアの県勢同士の対決となりました。
 先制したのは浜松南シニア。初回、1死二塁から3番・白井勢那が甘く入ったスライダーを1球で仕留めます。打球は鋭いライナーでライト線へ。さらに、白井は3回に先頭打者としてレフト方向に二塁打を放ってチャンスメーク。浜松南シニアは追加点を奪い、この代では練習試合で一度も勝てなかったという静岡蒲原シニアに7対0(6回コールド)で勝利を収めました。
 新チームから3番打者を務める白井。しかし、「自分が打たないといけない」というプレッシャーから、ここまで結果を残すことができなかったそうです。「今日は思い切っていくことができた」と、ようやく強打者ぶりを発揮。勝てば関東大会出場決定の次戦に向け、「ランナーを還すバッティングをしたい」と意気込んでいました。
 一方の静岡蒲原シニアは上位打線の平尾武大畔柳逢旺渡邊太賀を筆頭に今年もバットが振れる選手が揃っている印象。迫力がありました。(編集部・栗山)

<写真/先制タイムリーを放つ白井勢那(浜松南シニア)>

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2024年9月21日 (土)

【秋季県大会】東海大静岡翔洋が乱打戦を制してベスト8へ

 秋季高校野球県大会はベスト8が出揃いました。
東海大静岡翔洋/日大三島/常葉大菊川/桐陽/常葉大橘/聖隷クリストファー/掛川西/静岡商

09211_20240921181301 磐田球場の第2試合、東海大静岡翔洋が17安打10得点の猛攻で磐田東を下しました(10対6)。
 打線を牽引したのはトップバッターの伊藤龍榮(2年)です。「今日はボールが良く見えて、自分のポイントまで呼び込んで打つことができた」と4安打3打点の活躍を見せました。印象に残ったのは9回の第6打席。1死満塁から左中間に持っていく二塁打でダメ押しとなる2点を叩き出します。逆方向に「流す」というよりも「引っ張った」という感じの一打でした。「県ナンバーワンの1番バッターを目指している」と話す伊藤。本人が憧れているという西川龍馬(オリックス)を彷彿とさせるバットの面でとらえるイメージのスイングに50m走6.0秒で駆け抜ける足も魅力的な選手です。
 東海大静岡翔洋は伊藤を含む、この日のスタメン4人が東海大静岡翔洋中3年夏に全国準優勝。その経験に加え、今大会2試合で25得点を叩き出して攻撃陣が好調です。準々決勝の相手は好投手・小川秋月を擁する日大三島。どう対峙するのか注目です。(編集部・栗山)

<写真/9回にタイムリー二塁打を放ってガッツポーズの伊藤龍榮(東海大静岡翔洋)>

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2024年9月16日 (月)

【秋季県大会】日大三島が注目カードを制す!

 優勝候補の浜松開誠館と日大三島が激突。日大三島が5回コールド(11対0)で圧勝しました。

09161_20240916221101  日大三島の小川秋月(2年)はある思いを背負った挑んだ一戦でした。昨年の秋は準決勝で浜松開誠館にコールド負け。あれから1年。「やり返す気持ちで試合に入った」と序盤から闘志を前面に出していきます。途中点差が開いても、「圧倒していこうと思った」の言葉通り、逃げることなく最速144キロを誇るストレートで押していき、空振りを奪っていきます。5回を投げて許した安打は3本のみ。しなやかな腕の振りが光り、打者寄りでボールを離せる分、ベース上での伸びがありました。
 一方、浜松開誠館でインパクトを残したのは塚田暖琉(2年)の打撃です。5回に小川からレフトオーバーの二塁。ヘッドスピードが速く、打球がいい角度で上がりながらグングンと伸びていきます。今日は打ち込まれましたが、プロのスピードガンで140キロを計測。能力は十分にある選手。この悔しさをバネに、さらに力強さを増してほしいと思います。(編集部・栗山)

<写真/快投を見せた小川秋月(日大三島)>

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2024年9月15日 (日)

【秋季県大会】夏甲子園出場の掛川西が初戦を突破!

 秋季高校野球県大会の2日目。浜岡球場のネット裏席が全て埋まる大観衆の中、夏の甲子園出場校の掛川西が初戦を突破しました。

09151_20240915190601  掛川西は初回、4番・杉崎蒼汰(2年)のタイムリーで1点を先制します。しかし、その後は知徳の長身サウスポー・渡邉大地の前に追加点を奪うことできず。すると6回に同点とされ、試合は1対1で終盤に突入します。
 試合を決めたのは8回の守備から出場していた橘賢太郎(2年)の小技でした。9回、2死一三塁の場面で2球目をセーフティバント。打球は投手、捕手、三塁の中間地点に転がります。橘は50m走6秒1の快足を飛ばしてセーフとなり、三塁走者も生還。これが決勝点となりました。
 夏の静岡大会は背番号14でベンチ入りした橘。しかし、甲子園はベンチを外れ、しばらく立ち直ることができずに落ち込んだ時期があったそうです。それでも大石卓哉監督から「お前には来年があるんだぞ」という言葉をかけてもらい、「絶対にやってやるぞ」と甲子園期間中も自分の武器も地道に磨いてきたとのこと。その成果が大事な場面で発揮され、大石監督も「自分の色を出してくれた」と目を細めていました。
 掛川西の秋の目標は東海大会優勝。苦しい試合をものにして、新たな一歩を踏み出しました。(編集部・栗山)

掛川西・大石卓哉監督
「新チームの初めての公式戦で、色んなことが起きることは想定していた。去年は秋0勝というところからスタートしたが、大会で勝つことで見えてくるものがあると思う。もう一週間、練習ができるので楽しみ。また一つチャレンジしていきたい」 
  
<写真/決勝点となるセーフティスクイズを決めた橘賢太郎(掛川西)>

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