【春季高校野球県大会】浜名が主将・井岡の活躍でシード獲得!
春季高校野球の県大会が開幕しました。磐田球場では浜名が5点差をひっくり返して11対8で勝利。主将の井岡睦海(3年)の投打による活躍で、10年ぶりとなる夏のシード権を獲得しました。
富士東が3点リードで迎えた8回でした。浜名は2点を返すと、さらに1死二三塁で打席には3番の井岡を迎えます。4球目のストレートを振り抜くと、打球はライトスタンドに一直線。逆転3ラン本塁打となりました。「ホームランを狙っていました。少しこすった感じでしたが、いったと思いました」。一振りで決めた見事な一発でした!
打つだけではなく、今日は投手としても粘りの投球を見せました。先発した身長190センチの注目右腕・松下紘也(3年)が2回に5失点。投球練習することなく、急遽ファーストからマウンドに上がります。「アイツ(松下)がダメなときは、自分が助けないといけないと思いました」。1週間前に最速となる139キロを計測。そのストレートを中心に気持ちを前面に出し、3回からの7イニングを3失点にまとめました。
「春は東海大会出場、夏は甲子園が目標です」と力強く話す井岡。浜名にとっては勢いづく大きな1勝となりました。
一方、あと一歩及びませんでしたが、42年ぶりに県大会に出場した富士東も夏に向けて楽しみなチーム。なかでも印象的だったのが打線を引っ張るトップバッターの市川諒(3年)です。二塁打2本を含めて5打席の全てで出塁。さらに盗塁も3つ決めるなど、野球勘のある選手でした。(編集部・栗山)
<写真/逆転本塁打を放って本塁に戻ってくる井岡睦海(浜名)>