秋季大会 飛龍vs静岡商
優勝候補の一角と見られていた飛龍が、逆転負けで敗退しました。飛龍の各選手は体格がよく、相手の静岡商の選手とは一回り違う印象。特にキャッチャーの松尾明暢は182センチ78キロの大型捕手。1打席前に軽くバットを出しただけで、鋭いセンター前への安打を放ちます。魅力は大柄な割に、俊敏に動ける点。内野ゴロでの一塁へのバックアップなど、動きにメリハリのある捕手です。ただ、終盤に痛いパスボールを犯し、チームも敗戦。この負けをバネに、来春には一回り成長した姿が見たいです。
一方で、相手のチャンスを粘り強くしのぎ、終盤の猛打で大逆転勝ちを収めた静岡商。さすが、常葉学園菊川を破ったチーム力は伊達ではありませんでした。見逃せないのは1年生の選手たち。先発の高橋陽一は身長166センチの小柄ながら、キレのある速球が武器。打者の内角をグイグイと強気で攻め込めるのが身上です。さらに、8回から登板した渋谷大介は、体つきやフォームは今年のドラフト候補・斎藤圭祐(千葉経済大付)に似ている投手。指にかかったときの重いボールは威力十分で、この日は飛龍打線を封じました。野手でも、ミート力の高い3番・石澤剛、ショートで好守を見せる園田優太など、1年生が目立っているチームです。
★秋季高校野球静岡大会 準々決勝 草薙球場 晴
飛龍 010040020 7
静岡商 00100026× 9
◆飛龍
1番セカンド 勝又
2番ショート 岩橋
3番キャッチャー 松尾
4番ファースト 田所
5番レフト 井村
6番サード 渋谷
7番センター 明知
8番ピッチャー 山下
9番ライト 竹本
◆静岡商
1番セカンド 藤巻
2番ライト 澤入
3番キャッチャー 石澤
4番レフト 石川
5番センター 浅野
6番サード 羽山
7番ファースト 板倉
8番ショート 園田
9番ファースト 高橋
3番手で登板して9回を締めた渋谷大介(静岡商)
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