秋季大会 静岡学園vs静清工
この秋、どうしても見ておきたかった選手の1人が五藤康明(静清工)です。今夏の静岡県大会の開幕戦で静岡東を相手に7回を3安打完封で鮮烈デビュー。この試合をテレビで見た僕は、「こんなピッチャーが眠っていたのか!!」と驚きました。
183センチ96キロの堂々とした体格から、最速137キロの重い速球を繰り出します。このまま順調にいけば、来年のドラフト候補に挙がるのではないかと思わせる逸材です。
秋の地区大会は順調に勝ち上がり、いよいよ決勝戦を迎えました。この日は先発ではなく、3回途中から登板します。全身を使い、パワフルなフォームから軽く投げているようで打者の手前でピュッと伸びる球筋。初速と終速の差が少ない速球で、静岡学園打線の1巡目をほぼ完璧に抑え込みます。
ところが、6、7回に打ち込まれて失点。徐々に投球の単調さが目につくようになります。速球とスライダーの緩急の差が少なく、打者からみると打ちやすい投手ではないでしょうか。緩いカーブ、シュートなど、1つ、打者の目を狂わすことのできる変化球が加われば、勝てる投手になると思いました。
それでも、すでにプロのスカウトが観戦に来ているという噂もあるように、今秋から来年にかけて静岡県屈指の本格派右腕の素材として注目を集めるのは間違いないでしょう。
★秋季高校野球静岡県中部地区大会 決勝戦 草薙球場 晴
静岡学園 001001300 5
静清工 000000000 0
◆静岡学園
1番セカンド 永岡
2番ショート 小杉
3番センター 小野
4番キャッチャー 渋谷
5番レフト 鈴木
6番ファースト 古本
7番ライト 関
8番サード 山本郁
9番ファースト 芳賀
<投手>古本
◆静清工
1番ショート 望月
2番サード 阪根
3番センター 佐藤
4番レフト 近藤
5番ライト 水野
6番ファースト 坂野
7番キャッチャー 池田
8番ファースト 今田
9番セカンド 奥田
<投手>今田-五藤
堂々とした体格を持つ剛腕投手・五藤康明(静清工)
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