« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月

2009年2月27日 (金)

愛知学院大のスカウティング力

 今日の中日スポーツに愛知1部リーグ6校の新入生が紹介されていました。静岡県出身の選手のみを抜粋すると以下になります。

<愛知学院大>江越裕樹(興誠/投手)、上杉鉄平(興誠/内野手)、細川和朗(島田商/内野手)、間渕真吾(磐田南/外野手)

<中京大>坪田和也(静清工/内野手)

<名古屋商科大>斉藤雄也(浜松江ノ島/外野手)

<名城大>新井達也(静清工/捕手)

 以上を見て気になるのは、愛知学院大へ4選手が入学することです。昨年も静岡県No1右腕の浦野博司(浜松工出身)が進み、1年春からリーグ戦で登板しています。愛知学院大といえば、現在、リーグ屈指の強豪チーム。昨秋も明治神宮大会に出場するなど、全国クラスの力を持っています。

 今回の4人を見ると、いずれも実力をもっている選手ばかり。今すぐのプロは難しくても、将来性に期待できる選手たちで、僕も高校時代から注目してきました。江越は140キロを超える速球を投げ込む投手、上杉はシュアなバッティングと強肩の内野手、細川はパンチ力に定評のあるスラッガー、間渕は俊足と巧打のトップバッターと、各選手ともに魅力があります。

 このリストを見て、僕は「いい選手を獲っていくな!」とすごく感じました。今の愛知学院大は、強いチームを作る上で重要なスカウティングがうまくいっていると思います。

 今春も、愛知大学リーグに、ちょくちょく顔を出したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月24日 (火)

中学選抜野球大会の組み合わせが決まる

 第39回静岡県中学選抜野球大会の組み合わせが決まりました。こんな記事が新聞に掲載されると、いよいよシーズンが近づいているんだなと、本当にワクワクしてきます!

 この大会は、県内のメディアが大きく取り上げるので注目度が高く、大袈裟に言えば夏の大会よりも選手は力を入れてきます。観戦する方も、ここで有望選手をチェックして、高校野球での成長を占うという貴重な大会でもあります。

 そんな今大会で最大の注目は、東海大翔洋中の渡邉隆太郎(2年)です。180センチの長身左腕で、昨夏の東海中学総体軟式野球大会準決勝でノーヒットノーランを達成。打者としても評価が高く、すでに全国の強豪高校から誘いが来ているという噂があるほどの逸材です。

 そのほか、近年、毎年のように好成績を収めている常葉学園橘中、その常葉学園橘中を昨秋の県大会で撃破した細江中など期待のチームが多いです。

 今年は、東海大翔洋中の試合を中心に、できる限り多くの試合を見ようと思っています。

※組み合わせはこちらで見ることができます。→http://www4.shizuokaonline.com/junior_baseball/2009yagura.pdf

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月23日 (月)

静清工の「激練」

 『ベースボールクリニック3月号』で、静清工・金城成久監督の記事が掲載されていました。

 静清工の練習の厳しさは県内随一のものとして有名です。僕も以前、練習試合の前のシートノックで驚くようなシーンを見たことがあります。エラーを連発する選手に対し、グラブを外させて素手で受けさせていました。しかも、グラブを持ったときと同じく、強烈なノックで…。あのとき、スタンドから見ていて、ヒヤヒヤしたのを覚えています。

 今回の記事で面白かったのは、冬に力をためこんで、春に吐き出し、5~6月にもう一度ためこむというものです。5~6月の練習は、関係者の間で「激練」と呼ばれているそうです。この字面を見ただけで、いかにも厳しさが伝わってきます!

 静清工の基本に忠実で、きっちりとした野球は甲子園でも通用するものだと思っています。

 0902231_3

http://www.sportsclick.jp/magazine/baseballclinic/0903/index.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月22日 (日)

常葉学園菊川の練習を拝見!

 今日は朝から常葉学園菊川のグランドに向かいました。常葉学園菊川のグランドは、小高い場所にあるため、冷たい風が吹き荒れる冬場の寒さは半端ではありません。それでも、今日の風は暖かく、十分に練習を見ることができる程度の体感でした。

 野手陣はシートノックの後、走者をつけてのシートバッティング。僕は、常葉学園菊川の練習を見に行くようになってから、いつもこのシートバッティングに魅了されています。常に走者は次の塁へ、積極果敢な攻撃的走塁。少しでも躊躇すれば、チームメイトから容赦のない厳しい声が飛びます。全体的な流れも速く、これについていけないと、「常葉野球」の一員にはなれないのです。今日も、かなりの迫力で圧倒されました。

 特に今秋のドラフト候補でもある栩木雅暢(捕手)の動きがよかったです。的確な状況判断、二塁への強いスローイングに加え、冬の間に体が大きくなっているのも好印象でした。

 一方でブルペンを覗くと佐野心部長が見守る中、萩原大起浅川将輝の2人が投げ込みを行っていました。2人とも、順調に仕上がってきている様子。萩原は球が散らばる場面がありましたが、クイックで投げると持ち前の剛球でコーナーにズバッと決めてきていました。また、浅川もキレのある速球とチェンジアップを捕手の構えるミットへ一直線。この時期でここまで投げることができれば申し分ないと思います。

 今日は、冬場の練習だというのに、駐車場の7割くらいが埋まり、多くのファンが集まっていました。「常葉野球」のファンが確実に増えている印象があります。これは甲子園での活躍もありますが、従来の高校野球の固定概念にとらわれない「常葉野球」の面白さによるものだと思います。僕も、その中の一人です。

 来週から実戦練習に入り、いよいよ3月8日の近江(滋賀県)戦を皮切りに全国の強豪校との練習試合が始ります。今年も、存分に「常葉野球」を堪能されてもらいます!

0902221

ブルペンで投げ込みを行う浅川将輝(写真/左)と萩原大起(写真/右)。今年の常葉学園菊川の2本柱として期待される!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月21日 (土)

常葉菊川の話題をつまみに…

 昨日は、掛川市内で常葉学園菊川の関係者の方との飲み会に行ってきました。19時から22時まで、常葉学園菊川の話題はもちろん、今年の静岡県の高校野球の動向まで、じっくりと話をしました。

 昨秋の県大会敗退後、常葉学園菊川は全国の強豪校と練習試合を重ね、チーム力を上げてきました。特に萩原大起(投手)、浅川将輝(投手)、栩木雅暢(捕手)、丹治秀明(外野手)、松本拓也(外野手)などの甲子園を経験している選手だけでなく、それ以外のフレッシュな選手の成長ぶりが目につきました。

 なかでも、僕のイチオシは桒原凌(内野手)です。昨秋の練習試合で2本の本塁打を見たのですが、いずれも、思い切りよくバットを振り抜き、レフトへライナーでの一発。体にバネがあり、変化球でも反射的にバットが出て、ヒットにできます。来年のドラフト候補に挙がってきてもおかしくない選手だと見ています。

 その桒原のライバルになりそうなのが、大型スラッガーとして期待の北島良亮(内野手)です。この日の飲み会でも北島の打撃が話題にのぼり、「秋の大会で彼が打っていれば公式戦と練習試合で全勝したんじゃないか」という冗談も出るほど、チャンスでの凡退が目立ちました。ところが、昨日の情報では、冬のトレーニングでかなり体が絞れてきているそうです。秋のメンバー表では、180センチ90キロとなっていますが体重も落ちてきた様子。これは楽しみです!

 ということで、どうしても常葉学園菊川の選手を見たくなってきたので、明日、グラウンドに行ってこうと思います。

 菊川グランド名物の強風が吹かないことを願います…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月18日 (水)

掛川の野球塾を訪問

 今日は、掛川市で行われている「ベースボールプラザ掛川」という野球塾に行ってきました。今春のセンバツ大会に出場する掛川西の4番・江塚諭、常葉学園菊川のエース・萩原大起、静岡商の正捕手・石澤剛などが、この塾から巣立っていただけに気になっていました。さらに最近、いろいろな方から、「あそこの塾は面白いよ」という話を聞きつけ、一度、挨拶しておこうと思っていたのです。

 「ベースボールプラザ掛川」はバッティングセンターなのですが、その裏手に野球塾の練習場があります。

 まず、バッティングセンター内で、この野球塾のチーフコーチを務める堀井彰人氏から、塾の概要やコンセプトなどを聞きます。塾生は4歳児から中学3年生まで幅広い年齢層です。夕方から1時間目、2時間目…という感じで進んでいき、最後は夜21時まで練習が続いていくとのこと。高校野球で通用するために技術論はもちろん、人間関係まで学ぶことができるそうです。

 その後、練習場に行くと、すでに熱い練習が行われていました。堀井さんの指導は、厳しさもありますが、基本的なことを丁寧に教えてくれます。ピッチャーに対して、ヒジの使い方を覚えるためにバドミントンのラケットを使うなど、様々な工夫もしていました。

 おそらく、今後、この塾、そして堀井さんが、静岡県の野球界にとって重要な存在になってくると思います。大いに期待しています!

0902181_2

「ベースボールプラザ掛川」のチーフコーチを務める堀井彰一氏(左端)

0902182

バドミントンのラケットを使ってヒジの使い方を指導する 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月17日 (火)

JABA静岡大会の組み合わせ決定!

 いよいよ花粉症の季節になってきました。僕も、毎年、花粉症で苦しんでいるので、明日は病院にいって薬をもらってこようと思います。さて、そんな花粉症の季節になると、いよいよ野球シーズンが始まるなと感じてきます。 

 春のシーズンで、楽しみな大会のひとつが社会人野球のJABA静岡大会です。その組み合わせが決定しました。静岡県で、社会人野球の全国レベルの試合を見ることができるのは、この大会のみ。それだけに、絶対に見逃せない、僕にとって貴重な大会です。

 静岡県内からはヤマハが出場します。今年のヤマハは例年以上に注目選手が多いです。ドラフト候補の岡本洋介(投手)、小粥勇輝(外野手)がどのようなアピールを見せるのか!? そして、新人の戸狩聡希(投手)の登板があるのか!? ヤマハの試合には、プロ球団のスカウトも多く集まりそうです。 

 また、今年12月限りでの休部が決まっている名門・日産自動車も出場します。静岡県内では、ユニフォームを見るのが最後になる可能性があるだけに、目に焼き付けておきたいです。

※組み合わせはこちらで見ることができます。→http://www.jaba.or.jp/                                                                                            

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 8日 (日)

新興勢力・浜松市立の逸材コンビ

 今日は、創部4年の浜松市立を訪問しました。注目は、廣瀬瞬土澤一記の2人です。

 投げてはエース、打っては主軸を務める廣瀬は、まさに野球センスの塊。この日はフリーバッティングを見たのですが、レフト方向へホームラン性の打球を連発、ライト方向にも強烈な打球を飛ばしていました。藤田裕光監督が絶賛する逸材で、将来的には大学野球など上のレベルでも期待できます。

 土澤は、隠し玉として期待したい左腕。中学時代は父親の仕事の関係で中国で過ごし、本格的に野球に取り組んだのは日本に戻った高校になってから。入学直後は、投げる際に右足を上げただけでフラフラしていたのが、体力作りの効果もあって昨秋に急成長。西部地区大会の準決勝で先発として登板し、8回二死までノーヒットに抑えました。

 実際にシート打撃でピッチングを見ると、腕の手どころがわかりづらく、ボールを前で離すことができるので、球速以上に速さを感じます。「遠州の和田毅(ソフトバンク)」との評価もうなずけます。藤田監督から聞いた話では、打者の手元で真っすぐが微妙に変化するという特徴もあるそうです。

 この2人、この春から夏にかけて、さらに追いかけたくなりました!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »