春季大会 掛川東vs浜松工
いよいよ高校野球の春季地区大会が始りました。まず、僕が足を運んだのは浜岡球場で行われた掛川東と浜松工の試合です。目当ては掛川東の左腕・堀内啓希。「左で腕がよく振れるピッチャーがいる」という話を耳にして、一度、見ておきたかったのです。
僕が球場に着いたのは両チーム0対0で迎えた3回裏、浜松工の攻撃で満塁でした。マウンドに上がっているのは堀内。最初の一球を見て、僕は腕の振りの豪快さにビックリしました。フォームは我流という感じですが、とにかく 腕だけを目いっぱい振ってきます。肩・ヒジが故障しないか、心配になるほどでした。
堀内は、満塁の場面から走者一掃のタイムリーを浴びて3失点。さらに、浜松工・鈴木翔哉にレフトへ2ラン本塁打を浴びます。続く4回、ピンチを作ったところで降板しました。
この日の堀内の球速は、MAXで126キロだったそうです。右の写真を見てもらうと分かるように、テークバックからリリースで顔が横を向いている岡島秀樹(レッドソックス)のようなタイプ。それでも、コントロールはまずまず安定しているので、これが彼に合ったフォームなのでしょう。しかも、変化球を投げるときに、腕が緩くならず、速球と同じ振りで投げることもできるのも長所です。
ただ、現時点では、とにかく体にパワーがなく、下半身の細さが目立ちます。大学で4年間、ゆっくりとじっくりと体を鍛え、技術を磨くことができれば、面白い存在になるなと思います。これで球速が、将来的に140キロ超えてくれば、ドラフト候補になる可能性も秘めています。
さて、その後、僕は高速道路で岡崎市民球場へ。東海地区社会人野球春季大会を見に行きました。詳細は明日以降のブログで紹介します!
<写真/上下とも堀内啓希(掛川東)>
| 固定リンク
「静岡県の高校野球」カテゴリの記事
- 【春季高校野球】桐陽、7回コールド勝ち 鈴野が好投を見せる(2025.04.06)
- 【春季高校野球】加藤学園の山田晃太郎が自己最速更新146キロで17奪三振!(2025.04.05)
- 【春季高校野球】静岡学園・勝俣が病を乗り越えた執念の一打で県切符!(2025.03.30)
- 【春季高校野球】袋井・髙𣘺完気、覚醒の3打点 (2025.03.29)
- 【春季高校野球】藤枝東、「流れ」を科学した劇的勝利!(2025.03.23)
「静岡県西部地区」カテゴリの記事
- 【浜松西vs浜松北定期戦】注目右腕・柿澤が「由伸フォーム」で進化!(2025.04.12)
- 【中遠大会】掛川東が中川の投打による活躍で2連覇!(2024.12.01)
- 浜松西が創立100周年を記念して慶應義塾を招く!(2024.10.11)
- 秋季県大会、この選手に注目!~佐藤塁唯(浜松工)(2024.09.12)
- 二刀流マネージャーを取材!~掛川東・松下裕紀(2024.07.10)
コメント