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2009年5月

2009年5月19日 (火)

『野球小僧6月号』が発売中!

 先日、発売された『野球小僧6月号』で少し原稿を書きました。今回は、巻頭カラーページでセンバツ 090519_3で活躍したドラフト候補を採点するコーナーがあります。そこで、ご当地記者ということで堂林翔太(中京大中京)の記事を担当しました。

 そのほか、静岡県内関連では、「流しのブルペンキャッチャーの旅」で安倍昌彦氏が庄司隼人(常葉学園橘)のボールを受けています。このコーナーで紹介されるのは、静岡県の高校生で初めてです。庄司のデープなインタビューは、かなり面白いです。

 ぜひ、一度、読んでみてください!

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2009年5月15日 (金)

静学出身・出雲の衝撃デビューを目撃!

 少し前の話になりますが、今年のゴールデンウィークを利用し、東都大学リーグを見に行ってきました。僕が見たのが5月6日の青山学院大と立正大の試合です。

0905061   立正大には、掛川西出身の赤堀大智(188cm83㎏、右投右打)が在籍。今年は開幕から4番に座り、ドラフト候補として名前が挙がっています。今春の打撃不調のせいか、この日は8番で出場。残念ながら3打数無安打に終わりましたが、体つきを見ると、高校時代に比べて一回りも二回りも大きくなっている感じです。この4年間、東都大学リーグの1部や2部で存分に揉まれただけに、今後に大きな期待をしています。

 試合は序盤から青山学院大がリードします。迎えた5回、立正大は『神宮ガイドブック』の写真名鑑に入っていない、背番号「37」をつけた長身のピッチャーがマウンドに上がります。少し経って場内にアナウンスが…。「ピッチャー・出雲クン、静岡学園高校」。僕は驚きました。

 僕は、昨夏、常葉学園橘との試合で出雲伊織(191cm88kg、右投右打)を見たことがありました。優勝候補の常葉学園橘を破った試合で、派手なガッツポーズが印象に残っていました。当時は、下半身が細く、フォーム的には体の開きが少し早かったです。その後、立正大に進学したのは知っていたので、大学で4年間、じっくりと育成できれば、面白いピッチャーになるかもと思っていました。

 それが、この日、いきなりの登板です。191センチの長身から、少し腕が下がって出てい0905062 くるフォーム。立ち上がりは、変化球がストライクにならず苦労しますが、速球で青山学院大打線を封じます。1イニングごと、徐々に安定感が出てきます。途中、雨で中断もありましたが、全く意に介さず。気がつけば、9回まで5イニングを無失点の好投を見せました。

 一方、青山学院大は2番手で昨夏の甲子園優勝投手の福島由登(178cm74kg、右投右打)が登場。こちらは貫禄充分の投球で4イニングを無失点に抑える好投を見せました。甲子園優勝投手の福島と全国的には無名の出雲。雨の中の1年生同士の投げ合いは見応えがありました。

 この日の出雲は、神宮球場のスピードガンで144キロをマーク。体を鍛えていけば、まだまだ球速は伸びていくでしょう。昨夏、気になった体の開きも解消されていました。この日の好投を機に、その後、先発を任されるなど、投手陣の中心選手になりつつあります。今後も、この長身右腕を見守っていきたいです。

<写真=上/赤堀大智(立正大)、下/出雲伊織(立正大)>

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2009年5月10日 (日)

練習試合 掛川西vs慶應義塾

★5月10日 練習試合 掛川西グラウンド  晴

 チーム
慶應義塾 0 0 0 0 1 0 1 0 0 2
掛川西 1 0 0 0 0 3 1 0 0 5

0905101  今日は、掛川西と昨年の神宮大会を制した慶應義塾の練習試合を見てきました。注目は、掛川西の4番・江塚諭(190cm90kg、右投右打)。慶應義塾のエース・白村明弘(185cm75kg、右投左打)は140キロを超える速球を投げ込み、今年の高校生では3本の指に数えられる逸材です。そんな全国クラスの投手を相手に江塚がどのようなバッティングをするのかが楽しみでした。

 まず、第1打席は、白村のスライダーに翻弄されて三振。白村も、江塚を意識しているようで、簡単には真っすぐを投げてきません。続く第2打席は、ジャストミートではないのですが、ショートへの内野安打で出塁。結局、この試合で安打は1本のみ。江塚の気迫が少し空回りしていました。

 この試合、江塚よりも目立っていたのが3番の松下将成(175cm73kg、右投左打)です。6回に、先頭打者として右中間への三塁打を放ち、この回の3点を呼び込ます。さらに7回にはランナー三塁において、ダメ押しとなるセンター前へのタイムリーを放ちました。

 松下の長所は、バットが肩口からコンパクトに出ていて、スイングスピードが速い点です。白村の剛速球に対して十分に対応。足の速さもピカイチです。準優勝に輝いた、この春の県大会では打率5割を超える活躍を見せました。佐藤光部長によると「運動神経が抜群の選手で、スポーツテストで満点を獲りました。満点というのは毎年、静岡県でも数人しかいませんから、かなりのものです。上のレベルでもやっていける選手でしょう」とのこと。松下、江塚と並ぶ、掛川西の打線は、東海大会でも期待できます。

<写真/快速球で観客を沸かせた白村明弘(慶應義塾)>

■慶應義塾 ■掛川西
1番 ショート 佐藤
2番 レフト 渡邊
3番 センター 藤本
4番 セカンド 矢田
5番 ピッチャー 白村
6番 ファースト 植田
7番 ライト 宇高
8番 キャッチャー
9番 サード 杉山
1番 センター
2番 セカンド 大角
3番 ライト 松下
4番 ファースト 江塚
5番 ピッチャー 小崎
6番 サード 堀野
7番 キャッチャー 丹野
8番 ショート 渥美
9番 レフト 内山
投手:白村 投手:小崎

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2009年5月 2日 (土)

春季大会 常葉菊川vs浜松市立

★5月2日 春季高校野球静岡県大会 準々決勝 浜松球場  晴

チーム
常葉菊川 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
浜松市立 1 0 0 0 0 2 0 0 0 3

0905021

 浜松市立が強豪・常葉菊川を下しました。浜松市立の打線は、ボールを潰す感じでバット を振ってきていました。以前、浜松市立・藤田裕光監督に話を伺ったときに、「高校野球の監督になり、3年間やってきて、金属バットには金属バットなりの打ち方があるのではないかと考えるようになっています」とおっしゃっていました。まさに、その成果が出ています。

 投げてはエース・廣瀬瞬が初戦から3試合続けて完投勝利。体全体0905022から気迫が漲っていました。特に、真っすぐと腕の振りの変わらないスライダーが有効だったと思います。

<写真上/勝利の瞬間の浜松市立ナイン>

<写真左/常葉菊川打線を抑え込んだ廣瀬瞬(浜松市立)>

 

 

 

※ちなみに、明日から東京に行ってきます。大学野球をメインに見る予定です。静岡県出身選手を中心にチェックしてきます。

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2009年5月 1日 (金)

江塚諭(掛川西)の動画をアップ

 今日は、先月29日の春季静岡県大会2回戦で撮影した掛川西・江塚諭(190㎝90㎏、右投右打)の動画をアップします。この試合で江塚は、初回にセンターオーバーのタイムリー三塁打を放つと、8回にはセンター前タイムリーの大活躍。チームの主砲らしく、勝負強い打撃を見せてくれました。

 江塚のスイングの速さは飛びぬけています。しかも、三塁側から江塚のフォームを見ると、テークバックからフォロースルーまで体重移動の中で、背中のブレがほとんどありません。つまり、どんな球種でも崩されることなく、安定した打撃ができている証拠。将来的に木製バットに代わっても十分に対応可能だと見ています。昨年秋から、ひと冬を超えて、打撃に力強さが増しているのも評価できます。

 ちなみに、一塁側から撮影している動画が8回のタイムリーのものです。

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