いよいよ、高校野球の静岡県大会まで1週間をきりました。 昨日は、大会前、最後の練習試合となる、清水東対加藤学園の練習試合を見てきました。目当ては、この夏にブレイクが期待される清水東・岩崎優(184cm77kg、左投左打)です。春季大会以降、強豪校を相手に好投、さらに豪快な本塁打を連発しているという噂。どうしても、夏の大会前に一度チェックしたくて、清水東グランドまで行ってきました。
岩崎は、「4番ピッチャー」で出場します。ピッチャーとしては、184cmの長身から、伸び のあるボールを投げ込みます。特徴は、ボールを前で離すことができる点。打者の手元でグッとボールが伸びてきます。内外角の低めにきっちりと投げ分けることができ、これなら打線の強いチームでも苦労するだろうなという印象を抱きます。
試合後、羽根田暢尚監督に話を伺うと、「昨日の試合で完投したせいか、今日はいつもより、リリースポイントが後ろでしたね。いいときには、もっと体重が前にのってきて、ボールを打者寄りで離すことができます。言葉で表現しにくいのですが、打者からみると、ボールが一気に2倍、3倍に大きくなって見えるような球筋です」とのことです。
結局、この試合は5回2失点でマウンドを降りました。この岩崎の投球を見てもっとも惹かれたのはシュートです。羽根田監督によると、ナチュラルに変化するボールのようですが、右打者、左打者ともに有効です。高校生で、左投手のシュートはあまり見かけないだげに、夏の大会に向けては大きな武器になるでしょう。
一方、打者としては、無安打に終わりました。相手の左腕投手に崩されて、本来の打撃ができなかったようです。それでも、軸のブレが少ないスイングは魅力があります。
清水東には、岩崎だけでなく、もう一人、面白い左腕がいます。この日、2番手で登板した鈴木亮平(178cm74kg、左投左打)です。フォームが柔らかさがあり、カーブが武器です。岩崎、鈴木ともに、大学に進んでからが本当に楽しみです!
さて、相手の加藤学園も左投手が先発して快投を見せました。家に帰り、加藤学園のHPを見てわかったのですが、投げていたのは、なんと1年生。ヒジの使い方がうまく、これは天性のものです。しかも、安定感があります。名前は杉山龍太郎(173cm58kg、左投左打)。今秋以降の注目投手になりそうです。
<写真/今夏、投打で注目の岩崎優(清水東)>
■加藤学園 |
■清水東 |
1番 |
センター |
白井 |
2番 |
セカンド |
京極 |
3番 |
ライト |
武井 |
4番 |
ショート |
永井 |
5番 |
レフト |
? |
6番 |
サード |
梅原 |
7番 |
キャッチャー |
酒井 |
8番 |
ファースト |
眞田 |
9番 |
ピッチャー |
杉山龍 |
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1番 |
サード |
斉藤 |
2番 |
センター |
手老 |
3番 |
ライト |
山内 |
4番 |
ピッチャー |
岩崎 |
5番 |
セカンド |
大石 |
6番 |
ショート |
伊藤 |
7番 |
ファースト |
鈴木 |
8番 |
レフト |
小杉 |
9番 |
キャッチャー |
仁科 |
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