★10月3日 愛知大学野球 秋季リーグ戦 瑞穂球場 晴
チーム |
一 |
二 |
三 |
四 |
五 |
六 |
七 |
八 |
九 |
計 |
愛知大 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2 |
愛知学院大 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
本日5日、愛知大学野球リーグで愛知大が愛知学院大を破り、2勝1敗と勝ち越し、優勝へ一歩近づきました。僕が観戦したのは第1戦。各球団のスカウトも大勢訪れる中、愛知大がドラフト候補の祖父江大輔(175cm71kg、右投両打)、赤田龍一郎(178cm80kg、右投左打)の活躍で貴重な1勝を勝ち取った試合です。
MAX152キロを誇る祖父江は、小柄ですが、体全体を大きく使った躍動感のあるフォーム。いかにもバネがありそうな下半身で、腕の振りも鋭いです。初回からランナーを出しながらも粘りの投球で得点を許しません。重そうな真っすぐを低めに集め、曲がり幅の大きいスライダーで相手打者を翻弄します。 この日最大の見せ場は1点をリードして迎えた9回。少し制球が乱れ、無死一二塁のピンチを招きました。敬遠で満塁策を取るかと思われたのですが、強気に勝負すると、3人を力でねじ伏せてゲームセット。リーグの強豪相手に先勝し、愛知大のファンや父兄の方が陣取ったスタンドも盛り上がりました。
試合後、八田剛監督は、9回の場面について、「ピンチになったとき、相談しようと思ってマウンドにいったのですが、私がマウンドにたどり着く前から『敬遠はイヤです』と。彼に押し切られてしました(笑)」と、勝負に出たのは、祖父江からの提案だったことを明かしてくれました。 祖父江本人に真意を尋ねると、「とにかく1番の大野(弘仁)に回したくなかったので」とのこと。「この秋はスピードを追わず、140キロ台で丁寧に抑えることを考えています。この秋の最速は147キロです。なんとしても神宮大会に出たいですから」という祖父江。この愛知大学野球リーグで1位または2位となると、次は愛知・東海・北陸三連盟王座決定戦へ。そのトーナメントで優勝すれば、神宮大会への道が開けます。しかし、その前にあるのがドラフト会議。僕は、『野球小僧10月号』で祖父江のインタビューを担当したのですが、その時もプロへの気持ちをハッキリと語ってくれました。この日も、「プロには指名順位に関係なくいきたいです」と気持ちは変わらず。指名漏れなら、トヨタ自動車への入社が決まっていますが、やはり、本人としてはプロへの気持ちが強いようでした。
その祖父江とバッテリーを組む赤田は静岡学園出身。この日は2回 に先制打をレフト 前へ、同点の8回にはライトオーバーの二塁打。ライトが捕球体勢に入ったかと思いきや、ライナー性の打球はグングン伸びて、ライトの頭を越えました。本人が自信を持つバットコントロールをスタンドに押し寄せたプロ球団のスカウトにアピールできたことでしょう。
祖父江、赤田の動画はまた今度、アップする予定です。もう少し、お待ちください!
<写真上/MAX152キロを誇るドラフト候補・祖父江大輔(愛知大)>
<写真下/勝負強い打撃でスカウトにアピールした赤田龍一郎(愛知大)> |
■愛知大 |
■愛知学院大 |
1番 |
二塁 |
奥村 |
2番 |
三塁 |
大島 |
3番 |
DH |
上野 |
4番 |
捕手 |
赤田 |
5番 |
一塁 |
田中 |
6番 |
右翼 |
谷野 |
7番 |
左翼 |
高森 |
8番 |
遊撃 |
大前 |
9番 |
中堅 |
野口 |
|
1番 |
遊撃 |
大野 |
2番 |
三塁 |
長田 |
3番 |
DH |
安井 |
番 |
右翼 |
前田 |
5番 |
中堅 |
梶原 |
6番 |
左翼 |
森田 |
7番 |
一塁 |
与世山 |
8番 |
二塁 |
田中 |
9番 |
捕手 |
永嶋 |
|
投手:祖父江 |
投手:溝口‐武石 |
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