★11月1日 愛知大学野球 1部2部入れ替え戦 名古屋商科大グランド 曇
チーム |
一 |
二 |
三 |
四 |
五 |
六 |
七 |
八 |
九 |
計 |
愛知工業大 |
2 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
名城大 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
× |
2 |
愛知工業大が先勝で迎えた第2戦。今日、もっとも注目したのは愛知工業大の藤川寛大(180cm76kg、右投左打)です。今秋のリーグ戦では、チームは全敗の中、一人気を吐いて首位打者賞を獲得。成績は31打数14安打で打率4割5分2厘。打席のほぼ半数でヒットを放ってきたことになります。
1回表、まずトップバッターとして打席までいく姿に風格が漂っています。足が長く、いかにも俊足の雰囲気を醸し出していました。5回には、レフトへきれいに打ち返します。さらに、7回にも同じような打球でレフト前へ。流しているのではなく、きっちりと振り切っているので、打球が速いです。
そして、最終打席ではセーフティバントを試みますが、惜しくも一塁でアウト。それでも、一塁への全力疾走は、スピード感に溢れていました。ストライドも大きく、華のある選手です。プロで言えば、糸井嘉男(日本ハム)にタイプが近いと思います。おそらくは、来年のドラフト候補に挙がってくるでしょう。
一方の名城大は宮本剛(172cm69kg、左投左打)が先発しました。享栄高では2年生ぐらいから、名前が広がってきていたので、僕も数回、愛知まで見に行っていました。3年春には快投を続けてチームを県大会優勝に導くも、その後の東海大会では腰に違和感を抱え登板を回避。結局、その故障が夏まで響き、甲子園出場は叶いませんでした。
昨年、雑誌『野球小僧』の取材で八木亮祐(ヤクルト)を取材した際、尊敬する先輩と して宮本の名前を挙げていました。「1年のときに宮本さんを見て、リリースした瞬間にボールが浮き上がる感じで驚きました」と、八木は宮本の凄さを証言。故障する前の宮本は、本当に凄いボールを投げていたようです。
久々に見る宮本は、体が少し大きくなった印象を受けました。全身のバネを生かした躍動感のあるフォームは魅力を感じます。ただ、右打者の外角に落ちるスクリューは効果的だったのですが、いかせん、肝心の真っすぐが走っていませんでした。残念ながら5回途中で降板。本人にとっては不本意な投球だったと思います。でも、僕は、宮本が投げられるところを見ることができ、一安心しました。大学ラストイヤーとなる来年に向けて、期待しています。
試合は、愛知工業大が接戦をものにし、1部残留を決めました。
<写真上/俊足強打で活躍を見せた藤川寛大(愛知工業大)>
<写真下/来年の飛躍に期待したい宮本剛(名城大)>
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■愛知工業大 |
■名城大 |
1番 |
右翼 |
藤川 |
2番 |
三塁 |
藤岡 |
3番 |
左翼 |
橋本 |
4番 |
一塁 |
鎌倉 |
5番 |
中堅 |
長谷川 |
6番 |
遊撃 |
荻野 |
7番 |
DH |
門垣 |
8番 |
二塁 |
山下 |
9番 |
捕手 |
三宅 |
|
1番 |
中堅 |
濱井 |
2番 |
左翼 |
伊藤孝 |
3番 |
DH |
中村 |
4番 |
一塁 |
西川 |
5番 |
捕手 |
芳川 |
6番 |
右翼 |
三浦 |
7番 |
三塁 |
淵本 |
8番 |
遊撃 |
森越 |
9番 |
二塁 |
橋本 |
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先発投手:佐藤-泉-後藤 |
投手:宮本-鈴木-江川 |
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