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2010年2月

2010年2月27日 (土)

3月は中学野球が必見!

 3月は中学野球のビッグイベントが目白押しです。まず、3月6日に第40回静岡県中学野球選抜大会が開幕します。この大会は、静岡県内の中学野球の大会ではもっとも注目を集める大会。新聞でも大きく取り上げられるだけに、出場する選手や関係者は力が入ります。

 今年の組み合わせを見て驚いたのは、初戦で東海大翔洋中と磐田東中が対戦するこ1002231_2 と。東海大翔洋中は、昨年の全国中学校体育大会で準優勝。今年も、野手に逸材が揃っているという話を耳にしています。対する磐田東中は、1年生中心のチームながら、昨年の全日本少年春季軟式野球大会開催地枠全国出場決定戦で優勝(詳しくは12月13日のブログをご覧ください)。3月26日開幕の第1回全日本少年春季軟式野球大会に出場します。

 磐田東中の1年生エース・辻本宙夢と東海大翔洋中の強力打線の激突が楽しみです。

 さて、その磐田東中が出場する第1回全日本少年春季軟式野球大会の組み合わせも決定しました。星稜中(石川)、高知中(高知)、海星中(三重)、常葉学園橘中(開催地枠)、松永ヤンキース(広島)など、全国から強豪チームが続々と出場します。栄えある第1回を制するのはどこのチームなのか? 今回は、浜松市と磐田市の各球場で行われるだけに、もちろん、僕も観戦に行こうと思っています!

★第40回静岡県中学野球選抜大会の組み合わせ→http://www4.shizuokaonline.com/junior_baseball/2010yagura.pdf

★第1回全日本少年春季軟式野球大会の組み合わせ→http://www.jsbb.or.jp/game2009/j-h-school-sp/index.php

<写真/第1回全日本少年春季軟式野球大会に出場する磐田東中>

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2010年2月24日 (水)

オープン戦 JR東日本vs日大国際関係学部

★2月21日 オープン戦 清水庵原球場 晴

   チーム
日大国際関係学部 0 0 0  0 0 0 0 0 0 0
JR東日本 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

 先日のブログで予告した通り、今日はJR東日本対日大国際関係学部のオープン戦をレポートします。 

 結果からいうと、両チーム無得点で引き分けに終わりました。この時期は、バッターよりもピッチャーが有利とよく言われますが、それでも社会人の強豪・JR東日本に得点を許さなかった日大国際関係学部の投手陣の良さは際立っていました。

 まず、先発の藤田和磨(170cm64kg、左投左打)は、体のバネを感じさせる柔らかいフォームが持ち味。ゆっくりとテークバックを取り、一気に腕を振ってきます。武器はタテのスライダー。一瞬、打者のタイミングがずれる感じで、JR東日本の各打者は捉えるのに苦労していました。左投手だけに面白い存在になりそうです。

 2番手の斎藤洋一(180cm73kg、右投右打)はアンダースロー投手。こちらは、緩急を使いながら丁寧に投げるピッチングが印象に残りました。2回を無失点に抑えます。

1002242_2  3番手の圓谷朋之(177cm80kg、右投右打)は、1年時から期待を集めた投手ですが、実際に見るのはこの日が初めてでした。特徴は体を捻るトルネード投法。といっても軽く腰を捻る程度でプチトルネードと呼んだ方がよさそうなフォーム。体を捻る分、ボールに威力があり、何球かに一球、低めにズドンと驚くようなボールがきます。しかし、多くは高めにも抜けるなど、まだまだ確率が低いです。全国レベルで勝負するなら、低めへの制球を続けることが重要になってくるでしょう。ただし、彼の持っているエンジンの大きさは魅力です。

 そして、4番手で登板し、最後を締めくくったのが、横井貴行(181cm69kg、右投右打)。今年、僕が期待している選手の一人です。昨秋のリーグ戦で静岡大・奥村直之と投げ合った試合を見て、一目で気に入っていまし1002241 た。しなやかなフォームは、大学時代の岸孝之(西武)を初めて見たときの衝撃に近いものがありました。

 この日も、目測で140キロを超える速球とスライダーを投げ込み、2イニングを無失点。9回裏は、一死からランナーを三塁に背負いますが、三塁ランナーがホームスチームを敢行してアウト。これで試合終了となりました。3年生となる今春はおそらくエース格となる横井。今年1年の活躍次第では、来年のドラフト候補に名乗りを上げる可能性もあるでしょう。

 一方で、打線は松井淳、麻生知史(ともにヤクルト)が抜けて、少し迫力に欠ける感じ。下級生から勢いのある選手が出てくることを期待したいです!

<写真上/プチトルネードから重いボールを投げ込む圓谷朋之(日大国際関係学部)>

<写真下/しなやかなフォームと鋭い腕の振りが魅力の横井貴行(日大国際関係学部)>

■日大国際関係学部

■JR東日本

1番 三塁

砂原

2番 右翼 島村
3番 DH 西郷
4番 左翼 宮井
5番 捕手 福田
6番 一塁 西尾
7番 中堅 五十嵐
8番 二塁 武田
9番 遊撃 城石
1番 中堅 都築
2番 DH 生島
3番 右翼 松本
4番 三塁 大木
5番 一塁 大前
6番 左翼 石谷
7番 二塁 重谷
8番 捕手 石川
9番 遊撃 縞田
先発投手:藤田-斎藤-圓谷-横井

投手:鈴木-石黒-朴木

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2010年2月23日 (火)

JR東日本が清水でキャンプ中!

1002211  現在、JR東日本が清水庵原球場で春のキャンプを行っています。毎年、JR東日本は清水庵原球場でキャンプを張り、各チームとのオープン戦も組まれています。この時期、野球の試合を見ることが限られるので、僕はすごく楽しみにしています。しかも、社会人最高ランクのレベルの高さを誇るJR東日本。見る側としては、すごく有り難いキャンプです。

 清水庵原球場は高速の清水インターから近く、アクセスも恵まれています。さらに、球場は両翼100メートルと広く、スタンドも綺麗。キャンプを行うには、もってこいの場所です。

 先週は練習を行い、21日からオープン戦がスタート。日大国際関係学部戦を皮切りに、東海大、ヤマハなど強豪チームとの練習試合が予定されています。特に、27日のヤマハとの一戦は注目カード。3月19日に開幕する東京スポニチ大会でも対戦する両チームが、前哨戦でどのような試合を展開するのか!? 土曜日なので、ファンも多く詰めかけるでしょう。 

 さて、僕は早速、日大国際関係学部とのオープン戦と観戦してきました。その様子は、また後日アップします!

<写真/清水庵原球場の外観には、「目指せ都市対抗 JR東日本」の横断幕が掲げられている>

★東京スポニチ大会の組み合わせはこちら→http://www.jaba.or.jp/taikai/2010/jabataikai/pdf/suponichi_65.pdf

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2010年2月22日 (月)

『高校野球小僧』で訂正とお詫び

 現在、発売中の『高校野球小僧2010年春号』で主に東海地区についての記事を執筆させていただきました。そこで一点、39ページの「ライター陣の2010年のポイント」というコラムで間違いがありました。

 服部卓(刈谷)の中京大中京戦についての記事で、「服部が途中まで好投していた」という記述がありますが、これが間違いでした。もし、読んでくださった方がいましたら、大変申し訳ございませんでした。また、関係者の方にも多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申しあげます。

 服部について、身長195センチという長身右腕で逸材という評価には間違いがありません。この春、じっくりチェックしてこようと思っています。その際は、このブログで、掲載しますので、よろしくお願いします。

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2010年2月15日 (月)

東部勢の巻き返しに期待!

 現在発売中の『中学野球小僧3月号』(白夜書房)に、昨年このブログで取り上げた吉原商業の山崎珠嗣のインタビューが掲載されています。

 吉原商業は、一昨年から埼玉栄の監督を務めていた戸栗秀和氏を監督に迎え、チーム強3_21_2化に乗り出している学校です。その戸栗監督を追って、埼玉栄から吉原商に転校した山崎。どうして、高校3年夏の大会をあきらめてまで、転校という道を選んだのか? 山崎にとっての吉原商業野球部とは? …など、すごく興味深い内容になっています。ぜひ、一度、記事をチェックしてみてください。

 山崎は、兄・憲晴(横浜ベイスターズ)と同じ、横浜商科大への進学が決まっているとのこと。ぜひ、プロを目指して大学野球でも頑張ってほしいと思います。

 さて、ここ最近、東部は甲子園から遠ざかっていますが、この吉原商業を始めとして、飛龍、加藤学園など甲子園初出場を狙う学校がメキメキと力をつけています。もちろん、日大三島など東部の高校野球を引っ張ってきたチームにも期待したいところ。西部在住のため、普段見る機会が多いのは西部・中部のチームですが、今シーズンは東部のチームを見る機会もどうにか増やしたいところです。
 

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2010年2月14日 (日)

冬季強化試合 練馬中央シニアvs河南シニア

 今日はシニアリーグの冬季強化試合に行ってきました。毎年2月に静岡県西部地方の球場や高校のグランドに全国のシニアリーグのチームが集まり、試合を行っています。2年後、3年後に高校で活躍する「金の卵」を発掘するにはもってこいの大会です。

 僕が向かったのは常葉学園菊川のグランド。そこで試合を行っていたのは、練馬中央シニア(東京)と河南シニア(大阪)でした。

 まず気になったのは練馬中央シニアのユニフォームです。縦じま、チーム目の書体など、1002141 帝京にそっくり。遠くから見たら、帝京が試合をしているのではないかと見間違えるかもしれません。

 試合は、河南シニアの打線が序盤から振れて、練馬中央シニアを下しました。特に、5回の集中打は圧巻でした。

 その河南シニアで目に付いたのは、1番ショートの浅井洸耶です。初回、三遊間寄りのゴロを逆シングルでキャッチして、一塁へ好送球1002142。打者走者をアウトにしました。ボールに向かっていくボディバランスの良さとグラブ捌きは出色。バッティングも、コンパクトなスイングから鋭いライナー性の打球が特徴的です。

 さらに、驚いたのは、この浅井、背番号23をつけた1年生だったのです! 2年生中心のチームの中で、まったく見劣りするどころか、守備ではリーダーの雰囲気させ漂わせていました。思わず、PL学園にいそうなタイプの好選手だなと感じました。

 そのほか、河南シニアでは2番サードの有田浩之、4番キャッチャーの磯崎翔、練馬中央シニアでは3番ライトの稲木が良かったです。

<写真上/帝京のユニフォームにそっくりな練馬中央シニア。選手たちの髪の短さも印象的でした!>

<写真下/1年生ながら、抜群の野球センスを持つ浅井洸耶(河南シニア)>

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2010年2月10日 (水)

伊豆のとんかつ屋「野風増」

 2月6日に観戦した「伊豆市交流大会2010」の帰りに、伊豆市リトルシニアの会長を務める土屋伸司さんが営む「野風増」にお邪魔しました。

 土屋さんは日大三島、中央大でピッチャーとして活躍。その後は、社会1002101_3人野球のヤマハ発動機、河合楽器でもプレーしたという立派な野球経歴の持ち主です。さらに、現在は東都大学野球の審判を務めるなど、野球一筋の球歴から、武骨な赤ちょうちん風のお店を想像していました(申し訳ありません!)。

 しかし、到着してみれば、木をふんだんに使ったおしゃれな外見で、看板がなければ喫茶店かと思うようなお店。店内に足を踏み入れると、意外な奥行き、広さにも驚きました。天井が高く、木のぬくもりを感じる作りに掘りごたつ式の座席で、落ち着ける雰囲気です。いい意味で予想を裏切られました(笑)

1002102  メニューはとんかつを中心に、お酒も魚もおつまみも揃います。自慢のとんかつは、定食でも単品でも注文可能。僕は定食を頼みましたが、運ばれてきたとんかつの厚みにビックリ。でも、口に入れると、その厚みを感じさせないほど柔らかく、油っぽさを感じさせないやさしい味です。土屋さんお勧めの、野風増オリジナルわさびソースで味わうと、また違った風味が楽しめます。お酒に合わせても、もたれないサッパリとしたとんかつは新感覚でした。

 一通り、食事をした後に、店内を見回すと一枚の絵が目に入ってきました。桜の舞う中、野球少年たちを、シートに座って見つめる家族らしき人たち。ほのぼのとしたタッチのこの絵は、画家・櫻井幸雄さんの描く「出番のないベンチ」シリーズの絵だそうです。
 「いい絵でしょう。これこそ野球の原風景ですよ」と笑顔で教えてくれた土屋さんは、かねてから厳しいばかりの野球指導には疑問を抱いていたそう。そして、「野球を楽しむことが第一です。厳しいよりは楽しく、元気にやれればいいんです」という信念にそって、現在の球界の発展に尽くしています。

 こんな土屋さんの熱い語りが聞きたい方、「出番のないベンチ」シリーズの絵が見たい方、もちろん、美味しいとんかつが食べたい方は、ぜひ行ってみてください。

 ちなみに、「野風増」は『にじいろジーン』(フジテレビ系列)というテレビ番組で2月13日に紹介されるそうです。どんなお店か興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!

★野風増

住所/静岡県伊豆市牧之郷534-3
   (伊豆箱根鉄道、牧之郷駅そば)
TEL/0558-73-0888

昼/午前11:30~午後1:30
夜/午後5:30~9:30(ラストオーダー)
定休日/火曜日
※日曜日の昼は、予約(宴会)のみだそうです。

▼にじいろジーン→http://ktv.jp/niji/index.html

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2010年2月 9日 (火)

伊豆市で中学硬式の交流大会が初開催!

 先週の土曜日は、中学野球の「伊豆市交流大会2010」を見てきました。この大会は、シニアリーグ、ボーイズリーグの交流を目的として、今年から始まった大会。主に、伊豆市を舞台に、計13チームが参加して熱戦が繰り広げられました。伊豆地方は、僕が住んでいる遠州地方に比べて温暖で、この時期に野球をやっても十分に動ける環境です。ちなみに、参加したのは以下のチームです。

★シニア…伊豆市、庄和、小金井、国分寺、世田谷西、東練馬、中野、八千代中央、富士河口湖、神奈川綾瀬、愛知江南

★ボーイズ…前橋中央、スルガマリン

 この中で僕が注目した対戦は、伊豆市リトルシニア対前橋中央ボーイズの試合です。昨秋のクラストカップの静岡県大会を制した、伊豆市リトルシニアに関しては、11月12日のブログで紹介しています。

 試合は、前橋中央ボーイズが序盤から大量リードを奪い、そのまま勝利。さすがにボーイズリーグの強豪チームらしく、全体的に体格のいい選手が多く、打球に勢いがありました。 

1002061_3   そんな中、伊豆市リトルシニアで一人気を吐いたのが水口潤哉。一緒に観戦した伊豆市リトルシニアの会長を務める土屋伸司さんによると、昨春の静岡国際陸上で行われた「中学の部4×100リレー」で修善寺中が優勝したときのメンバーだそうです。第3打席で左中間を破ると、一気に三塁を狙います。上体のブレが少ない走り方は、まさに陸上選手。相手の好返球に阻まれ、三塁でアウトになりましたが、素質の片鱗を感じることができました。

 伊豆市リトルシニアは、野球だけでなく、将来に役立つ人間形成をモットーに取り組んでいるチームです。例えば、テスト前に心配な選手は、あえて練習を休ませて、勉強に取り組ませるそうです。将来、野球だけでなく、社会人として活躍して欲しいという思いが詰まった温かいチームです。
 前橋中央ボーイズでも同様のことが行われているようで、野球1002062_2 が教育に生かされていくのはいいことだと思います。

 試合中、そんな 話をじっくりと教えてくれた土屋さんの本業はとんかつ屋さん。試合後は、土屋さんのお店「野風増」でとんかつに舌鼓を打ちました。それについては、近日中にアップします!

<写真上/俊足強打の選手として将来性が光る水口潤哉(伊豆市リトルシニア)>

<写真下/監督の話に耳を傾ける伊豆市リトルシニアの選手達>

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2010年2月 3日 (水)

オフシーズンは図書館めぐり!

 オフシーズンや季節に変わり目になると、僕は三重や愛知の図書館に行きます。
 
 目当ては地元の新聞。三重では伊勢新聞、愛知では三河新聞など、各地の新聞のスポーツコーナーには中央球界はおろか、東海地方でも無名の逸材が隠れていることがあるんです。
 
 先日、僕が行ったのは三重の桑名中央図書館です。ここは、メディアライブという建物の中1002031_15 あり、比較的、新しい図書館です。今回は、昨秋に行われた高校野球の1年生大会の記録探しがメインだったのですが、過去の新聞をめくっていくうちに気になる記事が次々と出てきます。特に、三重県の大学野球の情報は、静岡に住んでいると、なかなか手に入りづらいもので、思わずコピーしました。

 目当ての1年生大会の情報では、二塁打、三塁打を固め打ちしている選手を発見。三重の地主和真(168cm63kg、右投左打)です。センバツにも出場しますのでチェックしようと思っています。

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2010年2月 1日 (月)

今年初の菊川ウオッチング!

 いよいよプロ野球がキャンプインしましたね。このブログも、そろそろエンジンをかけていこうと思います。

 さて、先日、常葉学園菊川の練習を見てきました。常葉学園菊川のグラウンドは、小高い201001231位置にあるため、例年、冬は冷たい風が吹き荒れます。したがって僕は、服を着こんでいったのですが、それでもジッと立っているのは、さすがに辛かったです。途中でネットの裏を歩いたりして、体を動かしながら観戦しました。

 そんな寒さの中、バッティング中心の練習では、快音が聞こえてきます。1月の時点で、これだけバットが振れているチームも少ないのではないかと感じました。

 バッティング練習で僕が凝視したのは、1年秋から注目してきた桒原凌(180cm78kg、右投右打)です。右のスラッガーとして、高校通算32本塁打をマーク。常葉学園菊川の場合、練習試合で強豪チームと対戦することが多いだけに、この本塁打数は十分に価値ある数字だと思います。

 入学時から桒原を見てきた佐野心部長は「ウチのチームで、この時期で32本を打っているのは、聞いたことがないですね。今まで長谷川裕介(現法政大)、前田隆一(現立教大)、酒井嵩裕(現亜細亜大)といった右の強打者がいましたが、飛ばす能力は歴代トップクラスでしょう」。さらに、桒原の長所についても面白い話が聞けました。「彼の場合、長打にできるポイントが多いんですよ。ボールを乗せて打つ技術を持っている。木製バットでも通用する打ち方です」と、太鼓判を押してくれました。

201001232_3  この日の桒原は、右方向に打ち返す打撃が目につきました。意識して、右打ちに取り組んでいるようです。しかし、最後の打席では、思い切って引っ張りのバッティング。桒原らしい、滞空時間の長い打球がレフト方向へ飛んでいき、フェンスを越えました。

 練習後、桒原に話を伺うことができました。「今は窮屈な打ち方で、どこだけ対応できるかを意識しています。自分は飛ばす能力には自信を持っているので負けたくないです」とのこと。さらに、将来については「出来るなら、高校卒業後、すぐにプロにいけるような選手になりたいです」と語ってくれました。本塁打数を50本くらいまで近づいてくれば、本人が目標とするプロも見えてくるのではないでしょうか。

 もう一人、今年の常葉学園菊川で期待している選手がいます。ピッチャーの伊藤彰悟(185cm71kg、右投右打)です。佐野心部長によると「素材的に素晴らしいものを持っているのは間違いないです。ただ、もう一つ、殻を破ることができない…。現在、130キロ前後の真っすぐが145まで上がってくればドラフト候補になりますよ。何とか、夏までにそこまで持っていきたいですね」。

 長身、長い手足、柔らかいフォーム。キャッチボールを見ているだけで、逸材の匂いがしてきます。佐野心部長のコメントのように、140キロを超えてくるのでしょうか。期待が高まってきます!

<写真上/常葉学園菊川のバッティング練習の様子>

<写真下/今年の静岡県注目打者の桒原凌(常葉学園菊川)>

★桒原凌、伊藤彰悟の記事はこちらもどうぞ!

http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/03/post-5e8e.html

http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/06/post-bb76.html

http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/11/post-2a96.html

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