今年初の菊川ウオッチング!
いよいよプロ野球がキャンプインしましたね。このブログも、そろそろエンジンをかけていこうと思います。
さて、先日、常葉学園菊川の練習を見てきました。常葉学園菊川のグラウンドは、小高い位置にあるため、例年、冬は冷たい風が吹き荒れます。したがって僕は、服を着こんでいったのですが、それでもジッと立っているのは、さすがに辛かったです。途中でネットの裏を歩いたりして、体を動かしながら観戦しました。
そんな寒さの中、バッティング中心の練習では、快音が聞こえてきます。1月の時点で、これだけバットが振れているチームも少ないのではないかと感じました。
バッティング練習で僕が凝視したのは、1年秋から注目してきた桒原凌(180cm78kg、右投右打)です。右のスラッガーとして、高校通算32本塁打をマーク。常葉学園菊川の場合、練習試合で強豪チームと対戦することが多いだけに、この本塁打数は十分に価値ある数字だと思います。
入学時から桒原を見てきた佐野心部長は「ウチのチームで、この時期で32本を打っているのは、聞いたことがないですね。今まで長谷川裕介(現法政大)、前田隆一(現立教大)、酒井嵩裕(現亜細亜大)といった右の強打者がいましたが、飛ばす能力は歴代トップクラスでしょう」。さらに、桒原の長所についても面白い話が聞けました。「彼の場合、長打にできるポイントが多いんですよ。ボールを乗せて打つ技術を持っている。木製バットでも通用する打ち方です」と、太鼓判を押してくれました。
この日の桒原は、右方向に打ち返す打撃が目につきました。意識して、右打ちに取り組んでいるようです。しかし、最後の打席では、思い切って引っ張りのバッティング。桒原らしい、滞空時間の長い打球がレフト方向へ飛んでいき、フェンスを越えました。
練習後、桒原に話を伺うことができました。「今は窮屈な打ち方で、どこだけ対応できるかを意識しています。自分は飛ばす能力には自信を持っているので負けたくないです」とのこと。さらに、将来については「出来るなら、高校卒業後、すぐにプロにいけるような選手になりたいです」と語ってくれました。本塁打数を50本くらいまで近づいてくれば、本人が目標とするプロも見えてくるのではないでしょうか。
もう一人、今年の常葉学園菊川で期待している選手がいます。ピッチャーの伊藤彰悟(185cm71kg、右投右打)です。佐野心部長によると「素材的に素晴らしいものを持っているのは間違いないです。ただ、もう一つ、殻を破ることができない…。現在、130キロ前後の真っすぐが145まで上がってくればドラフト候補になりますよ。何とか、夏までにそこまで持っていきたいですね」。
長身、長い手足、柔らかいフォーム。キャッチボールを見ているだけで、逸材の匂いがしてきます。佐野心部長のコメントのように、140キロを超えてくるのでしょうか。期待が高まってきます!
<写真上/常葉学園菊川のバッティング練習の様子>
<写真下/今年の静岡県注目打者の桒原凌(常葉学園菊川)>
★桒原凌、伊藤彰悟の記事はこちらもどうぞ!
http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/03/post-5e8e.html
http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/06/post-bb76.html
http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/11/post-2a96.html
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