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2010年3月16日 (火)

練習試合 興誠vs関商工

★3月14日 練習試合 興誠グランド 晴

チーム
関商工 0 2 0  6 0 0 0 1 0 9
興誠 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1

1003141  この日のお目当ては、興誠の寺嶋寛大(183cm81kg、右投右打)。プロのスカウトが注目する強打の捕手です。寺嶋は昨夏の県大会で2本塁打を放ちスラッガーと期待されながら、昨秋の西部大会で右手首を骨折。県大会ではベンチから外れ、チームも初戦で敗退しました。僕も、これまで寺嶋のプレーを見る機会がありませんでした。

  試合は2回、その寺嶋のミスから関商工が先制しました。無死一、二塁の場面で、打者がバントの構えからバットを引くと寺嶋はボールを後ろにはじくエラー。さらに二死一、三塁から一塁ランナーが盗塁を仕掛けると、二塁へ大きく暴投。守備面では、序盤から、何か噛み合っていないようでした。

 それでも、その後は2つの盗塁を刺しました。スローイング面では、キャッチャーにしては大きなフォームが気になるところ。昨夏の県大会ではファーストを守っていただけに、キャッチャーとして精度をあげていくのは、まだまだこれからでしょう。常にグランドのどこにいるか分かる目立つ選手で、チームを牽引する統率力があるのは確かです。

 バッティングは、関商工の好投手・竹腰賢人の前にタイミングが合わず、精彩を欠いていました。ただ、スイングには鋭いものを感じます。一つタイミングが合えば、外野のフェンスを越えるような雰囲気で、空振りにも迫力がありました。

 この日の興誠は4投手が登板。3番手で投げたエース・良知広大(178cm77kg、右投右打)1003142 は、東海大翔洋中出身の本格派右腕。4回途中から登板しましたが、関商工の打者に続けざまに同じような打球でレフト前へ。少し単調な投球に目につきました。

 一方で良知の次に登板した森喬道(176cm73kg、左投左打)は、面白そうな左腕です。がっちりとした下半身を持ち、プロで言えば大隣憲司(ソフトバンク)に似た感じ。右打者の内角低めに決めてくるクロスファイヤーが武器で、強気に攻めます。制球もまずまずで、大きく崩れることも少なそうです。決め球となる変化球があれば、全国の強豪相手にも十分に対抗できそうです。

<寺嶋寛大の打撃結果>

●第1打席…空振り三振

●第2打席…ファーストゴロ

●第3打席…死球

●第4打席…ショート内野安打

<写真上/スラッガー候補の寺嶋寛大(興誠)>

<写真下/左腕から繰り出すクロスファイヤーが魅力の森喬道(興誠)>

■興誠

1番 右翼 山田
2番 遊撃 鈴木
3番 中堅 小崎
4番 捕手 寺嶋
5番 三塁 安田
6番 左翼 水谷
7番 一塁 神橋
8番 二塁 小林
9番 投手 田中

投手:田中-高重-良知-森

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