チーム |
一 |
二 |
三 |
四 |
五 |
六 |
七 |
八 |
九 |
計 |
ヤマハ |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
セガサミー |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
2 |
0 |
× |
5 |
昨日はJABA静岡大会で戸狩聡希(177cm78kg、左投左打)の投げる姿をヤマハに入社後、初めて見ました。
実は、僕が戸狩の存在を知ったのは、昨日と同じ浜松球場。高校1年夏の静岡県大会の初戦で先発したときでした。試合には敗れましたが、名門・浜松商相手に1年生ながら堂々としたピッチングが脳裏に焼きついています。あれから約4年。常葉学園菊川でセンバツ優勝、故障しながらの3年夏の全国準優勝など、数々の栄光と苦労を経て、今季社会人2年目。スポニチ大会で先発するなど着実に成長しています。
しかし、この日、投球練習を見て「あれっ、少しフォームが変わったな」という印象を受けました。理由は高校時代に比べ、ヒジのしなりが少ないように見えたからです。テークバックからヒジが畳まれずに、そのまま真上から投げ下ろしてきます。確かにフォームに躍動感があり、腕の振りは抜群に速いのですが、その「しなり」だけがすごく気になりました。
初回、いきなり2者連続三振の好スタート。社会人相手でも、十分に戸狩のボールが通用することを見せました。ただ、初回は、変化球でストライクを取ることができません。2回以降、変化球が決まりだすと、ストレートでも空振りがとれ、リズムが良くなります。特に打者の手元で鋭く落ちるフォークが有効的。決め球として絶好のボールで、最高の武器になります。フィールディングの上手さも健在で、ピッチャーライナーを好捕する姿も。実戦向きなところをアピールしました。そして6回に、2本の長打を浴びた時点で降板。その後、リリーフした投手が打ち込まれて、戸狩の自責点は3。奪った三振は7という結果に終わりました。
今後、おそらく戸狩は、フェリペ・ナテル(177cm84kg、右投右打)と2本柱を形成していくことになるでしょう。その中で、どこまで球速をアップしてくれるのか? この日の最速は浜松球場のスピードガンで136キロ。なんとか、常時140キロ台前半までもってくるこができれば…。あとは9回を投げ切るスタミナがついてくれば、プロ入りも見えてくると思います。
ちなみに、4月に入社したばかりの常葉学園菊川出身の町田友潤は、バックネット裏で記録係を行っていました。デビューが待ち遠しいですね!
セガサミーでは、掛川西出身の赤堀大智(188cm90kg、右投右打)が7回に代走として出場して、本塁まで生還。持ち前の快足を披露しました。立正大時代、全日本代表候補に選ばれ、東都大学リーグ1部優勝に貢献した大型外野手。セガサミーの外野陣は層が厚いですが、まずはレギュラーを獲得し、2年後のプロ入りを目指して欲しいです。
<写真上/5回0/3を4安打3失点という内容の戸狩聡希(ヤマハ)>
<写真下/代走で出場した掛川西出身の赤堀大智(セガサミー)> |
コメント
久しぶりにコメントさせていただきます。
戸狩君投げられるようになってよかったです!夏の静岡県大会以来の元気な姿ではないでしょうか?
フォームが変わったのはやはり怪我の影響でしょうか?自身の高い身体能力に耐えれられる身体を作り元気に投げ続けてほしいです。
因みに私は先日、常葉菊川対浜名を観戦しまし☆
投稿: 絆 | 2010年4月 6日 (火) 22時16分
コメントありがとうございます。
3年夏の県大会の出来を知っていると、つい比較してしまいますが、社会人チームで高卒2年目で先発を任されるということだけでもすごいことですね。
町田とともに、今後も見守っていきたいと思っています。
現役の常葉菊川も、またレベルの高い1年生が入ってきたようで、こちらも気になっています。
投稿: 栗山司 | 2010年4月 9日 (金) 08時06分