★4月10日 愛知大学野球春季リーグ戦 瑞穂球場 晴
チーム |
一 |
二 |
三 |
四 |
五 |
六 |
七 |
八 |
九 |
計 |
中部大 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
4 |
6 |
愛知学院大 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
× |
0 |
今秋のドラフト候補、石川歩(184cm65kg、右投右打)が登板するということで、プロのスカウトも多く集まったこの試合。対する愛知学院大は浜松工出身の浦野博司(178cm70kg、右投右打)が先発しました。
浦野は、初回からいきなり3者連続三振と好スタート。高校時代と変わらず、コンパクトなフォームからテンポのいい投球で、あっという間に打者を追い込んでいきます。無駄な球はほとんど投げず、初めてスリーボールまでいったのが5回。中部大の各打者は、浦野の投球に翻弄され、ストレートや沈む変化球で5回までに9個と三振の山を築きました。
気になったのは、浦野のストレート。一見、何の変哲もないストレートに見えますが、中部大の各打者が空振りしているのです。球速的には、130キロ台後半だと思われますが、前半はタイミングが合っていない様子でした。後半は、慣れられたのか、捉えられるシーンも目立ちましたが、昨年までは先発の経験は殆どなかった投手です。これから先発、そして1戦目に投げるエースとしての経験を積んで、まだまだ成長することでしょう。
中部大では、注目の石川が快投を見せました。5回1死までノーヒットピッチング。体の 線は細いですが、手足がすごく長く、腕がしなります。まさに、岸孝之(西武)を彷彿とさせる体型とフォームです。軽く投げているだけで、打者の手元でボールが伸びてきます。ただ、岸と違うのは下半身。岸の大学時代は、テークバックからリリースの間で体重移動の幅が広く、ボールをかなり前で離していました。それがダイナミックな腕の振りと連動して、快速球を生み出していました。
現時点で石川を見ると、下半身の柔らかさは、まだまだ岸には及びません。それでも、今後のノビシロを考えると、岸と同等、それ以上の可能性を秘めている投手でしょう。
さて、この試合、愛知学院大は、9回2死から常葉学園菊川出身の萩原大起(180cm80kg、右投右打)がデビューを果たしました。その様子は次回書きたいと思います。
<写真上/今年はエースとして大車輪の活躍が期待される浦野博司(愛知学院大)>
<写真下/今秋のドラフト候補としてリストアップされる石川歩(中部大)>
|
■中部大 |
■愛知学院大 |
1番 |
二塁 |
寺村 |
2番 |
遊撃 |
若原 |
3番 |
中堅 |
柴田 |
4番 |
DH |
松田 |
5番 |
一塁 |
清水 |
6番 |
三塁 |
蔦木 |
7番 |
左翼 |
杉浦 |
8番 |
捕手 |
道野 |
9番 |
右翼 |
下川 |
|
1番 |
中堅 |
梶原 |
2番 |
二塁 |
田中 |
3番 |
DH |
安井 |
4番 |
三塁 |
大迫 |
5番 |
左翼 |
斎藤 |
6番 |
一塁 |
与世山 |
7番 |
遊撃 |
長田 |
8番 |
捕手 |
永嶋 |
9番 |
右翼 |
森田 |
|
投手:石川 |
投手:浦野-波多野-嘉数-萩原 |
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