練習試合 浜松市立vs浜北西
★4月29日 練習試合 浜松市立グランド 晴
|
昨日、予告した期待の本格派右腕とは、浜松市立の2年生・鈴木孝幸(182cm74kg、右投右打)です。1年夏からベンチ入りし、早稲田実業や愛工大名電といった強豪相手との練習試合で好投。今春は、エース左腕の鈴木充(176cm60kg、左投左打)との「W鈴木」で西部大会優勝に貢献しました。
残念ながら初戦で敗退した県大会では登板がなく、僕もチェックすることができず。そこで今回、練習試合で投げるとのことで、浜松市立のグランドに伺いました。
本来は10時試合開始でしたが、朝の豪雨の影響で、13時から試合が始まりました。先発の鈴木孝幸は立ち上がりから今一つピリッとしません。ストレートがワンバウンドになったり、高めに浮いたりと上体が力んでいる様子。ストライクを取りにいったところを浜北西打線に痛打を浴びます。
フォームは、どちらかというと「しなやか系」ではなく、「剛腕系」。指にかかったときのストレートは重くて力強いです。しかし、そんなボールが続かず、どうしても甘く入ってしまいます。結局、この試合では完投しますが、10失点。球速もMAXで130キロ止まりでした。
藤田裕光監督によると、「こんなに悪いピッチングは初めてですよ。もっと緩いボールをうまく使うピッチャーなんですが。素材はいいですので、夏までに135キロまではもっていきたいですね。でも、彼が投げると負けないんですよ」と、勝負強いピッチャーだと教えてもらいました。
鈴木孝幸が本調子ではない中、必死にリードしていたのがキャッチャーの山下晃佑(178cm80kg、右投右打)。とにかく元気のいいキャッチャーです。どんなに鈴木孝幸が打ち込まれてもイヤな顔をみせず、明るく、しかも落ち着いてマスクをかぶっていました。
技術的には地肩の強さが魅力。腕の振りが鋭く、迫力のあるスローイングを見せます。もう少し、コントロールの精度が上がってくれば、相手にとっては脅威となるはず。また、バッティングでは長打力に加え、選球眼の良さが長所です。
この日、本塁打を放った4番・永田憲吾(175cm75kg、右投左打)も左のスラッガー。永田、山下と並ぶ今年の浜松市立打線は破壊力が十分と見ました。
* * *
さて、試合終了後、磐田球場に電話すると、磐田市内大会の決勝戦が、まだ始まったばかりとのこと。しかも、対戦しているのは春の県大会に出場した磐田東と磐田西。どうしても、5日前の静清戦で見た磐田西の丸山凱のことが気になり、磐田球場に向かいました。その様子は、また次回のブログで書きます!
<写真上/10失点ながら将来が楽しみな鈴木孝幸(浜松市立)>
<写真下/元気の良さと強肩に注目したい山下晃佑(浜松市立)>
| 固定リンク
「静岡県西部地区」カテゴリの記事
- 【浜松西vs浜松北定期戦】注目右腕・柿澤が「由伸フォーム」で進化!(2025.04.12)
- 【中遠大会】掛川東が中川の投打による活躍で2連覇!(2024.12.01)
- 浜松西が創立100周年を記念して慶應義塾を招く!(2024.10.11)
- 秋季県大会、この選手に注目!~佐藤塁唯(浜松工)(2024.09.12)
- 二刀流マネージャーを取材!~掛川東・松下裕紀(2024.07.10)
コメント