★4月18日 春季高校野球愛知県大会2回戦 熱田球場 晴
チーム |
一 |
二 |
三 |
四 |
五 |
六 |
七 |
八 |
九 |
十 |
計 |
星城 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
2 |
0 |
1 |
0 |
1 |
6 |
享栄 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
1 |
1 |
0 |
5 |
今年1月、ヤクルトの合同自主トレを見に行った際、八木亮祐に会いました。 享栄時代の八木に、雑誌『野球小僧』でインタビュー取材をしたことがあり、それ以来の再会でした。様々な話を聞いたなかでも興味深かったのが、オフに母校に足を運んだときの話。「2年生にいいキャッチャーがいますよ。肩が強くて、プロ注目じゃないんですかね」と僕好みの情報を教えてもらいました。
そして、今回、八木のお墨付き、享栄の強肩捕手・松岡翔馬(右投右打)を初めて見てきました。まず、試 合前のキャッチボールに目が釘付け。相手の選手と30メートルくらい離れていたのですが、無駄のないコンパクトなフォームからライナーで投げ込みます。相手のグラブに届くまで、沈むことなくグングンと伸びていくボール。昨年見た鬼屋敷正人(巨人)には及ばないものの、それに近いものがあるなと感じました。確かに八木が名前を挙げるのも頷ける肩の強さに加え、雰囲気の良さがあります。
肩の強さは、いきなり試合でも生かされました。初回、一死から2番打者が四球で出塁。ここでランナーが盗塁を試みると、松岡が二塁ベース上へ弾丸スローイング。しっかりとランナーを刺します。アウトコースのボールを捕ってから投げるまでの早さはピカイチでした。
松岡が盗塁を刺したときには、バックネット裏からは「オ~」という声が上がったほど。この一投が、相手への抑止力となり、その後、星城の走者は盗塁を試みることができませんでした。
また、バッティングでは、8回の第4打席でレフトスタンドへ本塁打。2試合連続の一発でアピールを見せました。
しかし、試合では、アンダースローの技巧派を苦しみながらリードしていた印象。結局、延長の末、1点差で敗退しました。
攻守に光るものがありますが、一つ注文をつけるとすればプレーが大人しいところ。高校生ということを考えると、もっとガムシャラに元気を出してチームを引っ張ってもいいのかなと思いました。
一方、星城は山本健太郎、木原立遥という期待の2年生投手がいますが、この日は残念ながら登板なし。それでも、松岡の肩が見ることができただけで収穫のあった1日でした。
◎松岡翔馬(享栄)の全打席
第1打席…ライトフライ 第2打席…セカンドゴロ 第3打席…ショートゴロ 第4打席…本塁打 第5打席…ショートゴロ
<写真/強肩強打の捕手として注目の松岡翔馬(享栄)> |
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