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2010年5月

2010年5月24日 (月)

オープン戦 ヤマハvsトヨタ自動車

★5月21日 練習試合 ヤマハ豊岡グランド 晴

 チーム
トヨタ自動車 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ヤマハ 2 1 0 0 0 0 3 3 × 9

 いよいよ来月11日から都市対抗の2次予選が始まります。強豪ひしめく東海地区予選を勝ち抜き、代表権を獲得する6チームは一体どこなのか?
 静岡県唯一の企業チームであるヤマハは先日行われた京都大会で優勝し、好調を保っているようですが、油断はできません。34回目の都市対抗本大会出場を目指すヤマハの練習試合を、知り合いのHさんがレポートしてくれました。

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 この日のトヨタの先発は新人の祖父江大輔。さすがに球は速かったですが、制球がアバウトな所があり、初回にヤマハの4番・佐藤二朗にレフトにライナーで持っていかれました。2回にもワイルドピッチからピンチを拡大し、1点を奪われましたが、5回3失点と、まずまずの結果でした。とにかく最近のヤマハ打線(特に佐藤!)は当たっていますからね。

 ヤマハはベテランの広岡剛が先発で4回まで無失点に抑えると、戸狩聡希が2回、安永征司が2回、矢部広大が1回をそれぞれ無失点に抑えました。若手投手陣も好調なようです。特に安永はマウンドさばきが堂々としてきました。京都大会では準決勝にも先発しましたし、都市対抗予選では戸狩を中心にこの安永も活躍するのではないでしょうか。肩を痛めていた右のエースのフェリペ・ナテルも18日の練習試合で復帰しましたし、投手陣も充実していますね。

 ちなみに、8回には町田友潤がライト前にタイムリーを放ちました。練習試合とはいえ、社会人初打点ではないでしょうか。ボールボーイをやっていた戸狩も、町田が打った瞬間に立ちあがって手を叩いて喜んでいましたよ。守備ではセカンドに加え、ショートも守っていました。少しずつ、社会人のレベルに慣れてほしいですね。

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 Hさん、ありがとうございました。ヤマハの快進撃に期待したいです。

<写真/成長著しい右腕・安永征司(ヤマハ)>

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2010年5月19日 (水)

常葉学園菊川のスーパー1年生を目撃!

 今年の常葉学園菊川は、1年生の大物投手が入部しています。先日行われた、中京大中京との2試合目では、2投手が登板。じっくりとチェックさせてもらいました。

 まず、中本牧シニア時代、関東選抜に選出された見陵将(175cm70kg、左投左打)が41005191回から登板。2イニングをきっちりと無失点に抑えました。第一印象は「腕の振りが鋭い投手」。ムチのように腕がしなり、ボールが低めに伸びてきます。現状でストレートの最速は128キロとのこと。それでも、この先、どこまで伸びいくのか、高い将来性を感じさせる綺麗なフォーム。体ができてくれば、140キロを超えることも可能だと思います。

 並の1年生なら、甲子園優勝チームを相手にビビッてしまうところ。しかし、グイグイと攻めていき、ストライクを稼いでいきます。このあたりの精神的な強さも竹見の魅力。さすが、春の県大会で早速ベンチ入りを果たしただけのことはあります。

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 そして、竹見の後を受け、浜松南シニア出身の岩本喜照がマウンドに上がります。こちらは、長身の本格派右腕。ボールに角度があるのが特徴です。岩本は、6、7回の2イニングを無失点。8回につかまり、無死満塁となったところで降板しましたが、潜在能力の高さは十分に伺えました。

 今年の常葉学園菊川は、木下晃暢(183cm77kg、左投左打)、森田将行(174cm63kg、左投左打)、竹見と左腕が中心だけに、ワンポイントで岩本を使ってみるのも面白いと思います。

 投手陣が課題とされてきたチームだけに、竹見、岩本の登場は大きいです。元々、打線は全国クラスだけに、投打がかみ合えば、2年ぶりの甲子園も十分に狙えるでしょう。

<写真上/今春の県大会でベンチ入りを果たした竹見陵将(常葉学園菊川)>
<写真下/中京大中京打線を相手に堂々とした投球を見せた岩本喜照(常葉学園菊川)>

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2010年5月17日 (月)

練習試合 吉原商vs世田谷学園

★5月16日 練習試合 吉原商グランド 晴

  チーム
吉原商 0 0 0 2 2 0 0 0 1 5
世田谷学園 1 1 0 0 1 0 0 0 0 3

 昨日は、僕が注目するチームの一つ、吉原商の練習試合を見てきました。

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 この春、PL学園、浦和学院、国士舘、岡山理大付、聖望学園、前橋育英など、全国の名立たる強豪チームと練習試合を重ねてきた吉原商。埼玉栄で1年夏レギュラーを掴み、大活躍を見せた兵藤浩紀(170cm78kg、右投右打)が、満を持して、公式戦に出場出来るようになり、いきなりの快進撃を期待していました。

 ところが、春季大会は、東部地区で2回戦敗退。戸栗和秀監督は「チームが成長する上で、通らなければいけない道でした。兵藤がチームの中で、うまく絡んでいませんでしたね。他のメンバーも、兵藤に頼ってしまう部分がありました。」と、これからに向けて逆にいい薬になったと話していました。

 この日は甲子園出場経験もある世田谷学園と対戦しました。吉原商は序盤に2点を奪われるも、4、5回に集中打で逆転。投げてはエースの長橋伴将(174cm65kg、左投左打)が、コーナーを丁寧に突く投球で、最後まで投げ切りました。

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 そんな中、兵藤は期待通りの活躍を見せてくれました。第1打席は、右サイドスロー投手の内角低め速球にタイミングが合わずに三振に倒れますが、第2打席目は変化球を片手一本で持っていきレフト前安打。さらに、続く第3打席は強烈なライナーでレフト前安打を放ちました。そして、第5打席では外の変化球をすくい上げるように打球を飛ばすと、グングンと伸びて、レフトフェンスを越えていきます。4対3の1点リードで迎えた9回のソロ本塁打。ダメ押しとなる貴重な本塁打となりました。

 「戸栗監督に野球を学びたくて吉原商に転校した」という兵藤にとって、今夏は3年生ながら初めての静岡県大会です。果たして、どんな活躍を見せてくれるのか。戸栗監督は、「技術的には、今年、横浜商科大に進み、1年からレギュラーとなった山崎珠嗣(兵藤と同じく埼玉栄から転校した選手。兄・憲晴は横浜ベイスターズ所属)と同等です。あとは精神的にどこまで逞しくなるか」と、兵藤を高く評価しています。

 この日、先発出場した3年生は兵藤のみ。他は1、2年生で固めています。昨日の試合のように、兵藤がいい形で、チームをけん引していけば、今夏の吉原商は台風の目になるでしょう。 

<写真/左端が戸栗和秀監督。現役時代は、駒澤大、プリンスホテルで活躍し、埼玉栄監督時代には木村文和(西武)などを育て上げる>

<写真下/小柄ながら、パンチ力十分のバッティングと安定したショートの守備は全国レベル>

■吉原商

1番 三塁 芹澤
2番 二塁 荒川
3番 左翼 田代
4番 遊撃 兵藤
5番 中堅
6番 一塁 鈴木
7番 右翼 望月
8番 投手 長橋
9番 捕手 穂満

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2010年5月15日 (土)

練習試合 常葉学園菊川vs中京大中京

★5月15日 練習試合 菊川球場 晴

  チーム
常葉学園菊川 4 4 3 2 1 0 0 14
中京大中京 1 0 0 0 0 0 0 1

<7回コールド>

 今日は、昨夏の甲子園覇者・中京大中京と常葉学園菊川の練習試合を見てきました。今月22日から始まる東海大会に出場する強豪・中京大中京に対し、常葉学園菊川がどう立ち向かうのか楽しみにしていました。

 試合は、初回から常葉学園菊川打線が猛爆発します。中京大中京の好左腕・浅野文哉(184cm76kg、左投左打)に対し、初回に6連打で4点を先制。2回にも、4安打にエラーがからみ4点を追加すると、その後も勢いが止まらず、5回までに大量14得点を奪いました。

 常葉学園菊川打線で、特に凄かったのは高崎健太(167cm69kg、右投10051501_2左打)。この春から名前が出てきた2年生で、「体は小さいが面白い選手」という噂は聞いていました。じっくりと見たのは、この日が初めてですが、身体能力の高さに驚きました。

 まず、初回にショート内野安打で出塁。打った瞬間にトップスピードに入り、あっという間に一塁を駆け抜けました。さらに、2回には、初球をライトスタンドに豪快な本塁打。バットが内側から出てきて、クルッと駒のように体が回転するスイング。インパクトで一気にボールを叩いて飛ばす、リストの強さが印象的でした。

 続く3打席目はセカンドの内野安打で出場すると、次打者の一球目に盗塁成功。2球ほど、牽制をもらったあと、絶妙なタイミングでスタート。このあたりの野球センスの良さもうかがえました。そして、圧巻だったのは続く4打席目。2打席目と同じような打球はライトスタンドに消え、この日2本目の本塁打を放ちます。

 最終打席の7回にもセンター前安打を放ち、なんと5打数5安打、2本塁打の活躍でした。守っても初回、一死二三塁の場面で、ドラフト候補・磯村嘉孝(178cm80kg、右投右打)のセンター後方の難しい打球をキャッチ。抜けていれば一気に2点が入り、試合の流れを左右した重要な場面だったけに、価値のあるプレーでした。

 体のバネと打席での集中力。見ていて、ワクワクするような選手に出会うことができました。

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 現在通算39本塁打のスラッガー・桒原凌(183cm80kg、右投右打)も3打数3安打2四球の活躍。本塁打こそ出ませんでしたが、スイングのシャープさに磨きがかかり、風格が出てきてます。1打席目は、インコースのストレートをパワーでライト前へ。2打席目目は、緩い変化球に対し、体が前に突っ込まず、呼び込んでボールをはじき返し、右中間への2塁打。やはり、この選手、打球の角度が最高にいいです。

 試合後、桒原本人に話を伺うと「今は本塁打は狙っていませんが、強豪との試合でいい打球が出て良かったです」 とのこと。確かに、一発を狙わず、確実に鋭い打球を打ち返していました。通算40本の大台はお預けとなりましたが、夏に向けて確実に進化しています。

*        *        *

 さて、この日の2試合目には常葉学園菊川の注目1年生、竹見陵将岩本喜照が登板しました。その模様は、次回以降のブログで紹介します。

<写真上/5打数5安打2本塁打で強烈な印象を残した高崎健太(常葉学園菊川)>

<写真下/鋭い打球を連発した桒原凌(常葉学園菊川)>

■常葉学園菊川

■中京大中京

1番 中堅 高崎
2番 遊撃 竹内
3番 三塁 近藤亮
4番 一塁 桒原
5番 捕手 泉地
6番 二塁 秋利
7番 右翼 長谷川
8番 左翼 近藤駿
9番 投手 木下
1番 右翼 小木曽
2番 中堅 岩月
3番 遊撃 川本
4番 捕手 磯村
5番 左翼 岩井川
6番 三塁 堀井
7番 一塁 武藤
8番 投手 浅野
9番 二塁 鈴木
投手:木下 投手:浅野-竹内

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2010年5月11日 (火)

『野球小僧6月号』が発売中!

 『野球小僧6月号』が5月10日に発売されました。今回、僕は巻頭カラーページの「野球小僧の【センバツ出場選手】採点表」で、東海地区のセンバツ出場選手について記事を担当しました。Kozo1006_2

 今号の特集は「読書する野球」。なんと野球雑誌ですが、読書がテーマになっています。様々な野球関係者の方々がいろいろな面白そうな本を紹介しています。これから6月にかけて雨が多いだけに野球の無い日は読書にふけようと思っていたので、すごく参考になります。

 実は、その中で僕もオススメの本を紹介させていただきました。静岡の野球ファンなら絶対に読んで欲しい一冊です!

 また、東海地区関連では、「流しのブルペンキャッチャーの旅」で安倍昌彦氏が中部大・石川歩のボールを受けていますね。残念ながら中部大は今春のリーグ戦で優勝を逃しましたが、この記事を読むと、もう一度、石川をチェックしたくなりました。

 興味のある方はご覧になってみてください!

 

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2010年5月10日 (月)

静岡学生リーグ 日大国際関係学部vs浜松大

★5月9日 静岡学生リーグ 松前球場 晴

    チーム
浜松大 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2
日大国際関係学部 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

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 一昨日のブログでインタビューを掲載した松尾明暢と飛龍時代にバッテリーを組んでいた浜松大の1年生・山下大輝(176cm77kg、右投右打)が、いきなり静岡学生リーグで活躍を見せています。

 昨日は、その様子を見るため、清水の松前球場に足を運びました。序盤から抜群のコントロールを駆使し、得点を与えない安定した投球。強豪・日大国際関係学部相手に、9回2死まで1失点の好投。4勝目をマークし、新人賞を確実のものとしました。

 何より良かったのは、ストライクを先行できること。特に、スライダーやカーブといった変化球で初球をストライクにして打者を追い込みます。体の開きが少なくコンパクトなフォーム。軽く投げているようで、ボールにスピンがきいているので、キレが違います。さらに、ピンチでも、冷静に淡々と投げ、1年生とは思えない落ち着きぶりがありました。

 試合後、山下本人に話を聞くことができました。

--今日のピッチングを振り返ってどうですか?
山下 今日はブルペンから球が走らず、調子は今一つでした。それだけに、低めに丁寧にということを考えて投げました。

--今日の勝ちで4勝目。入学早々、ここまで勝てるとは思っていましたか?
山下 ここまでは、考えていませんでした。ベンチ入りしちゃって、先発で投げちゃって、試合で勝っちゃって…、「ちゃって」「ちゃって」の連続でした。

--投球スタイルで高校時代と変わったところはありますか?
山下 大学に入ってから、変化球を投げる割合が増えましたね。高校のときは、もっとストレートを多めに投げていました。今は、ストレートと変化球が半々でもいいと思っています。ストレートと変化球を投げ分けて、バッターを惑わせるピッチングが理想です。

--大学での目標を教えてください。
山下 とにかく、このリーグで勝って神宮にいきたいです。自分は名門大学にいけなかった分、ここで頑張って、アピールしていきたい。そのために、勝ちにこだわっていきたいです。

 最速142キロのストレートと多彩な変化球に加え、投球術も兼ね備える山下。ぜひ、全国の舞台で投げさせたい逸材です。今後も追いかけていきますよ!

 さらに、同じ浜松大の1年生には、常葉学園菊川で活躍した栩木雅暢(178cm75kg、右投右打)も在籍します。今春は肩痛もあり、リーグ戦の出場はありませんでした。ただ、永井浩二監督によると「リード、キャッチングは一級品」とのこと。今秋のデビューが期待できます。さらに、袋井商時代に140キロを超える速球を投げた藤本雅紀(181cm79kg、右投右打)、藤枝明誠時代に守備力の高さに注目が集まった藤浦有希(171cm75kg、右投左打)など、期待のできる1年生が多く入学しています。秋以降、どんな選手がメンバーに入ってくるのか、楽しみです。

<写真/今春のリーグ戦で1年生ながら4勝をマークした山下大輝(浜松大)>

■浜松大

■日大国際関係学部

1番 中堅 山田
2番 二塁 豊田
3番 一塁 内海
4番 右翼 山口
5番 遊撃 杉山
6番 DH 金城
7番 三塁 永井
8番 捕手 青木迅
9番 左翼 江口
1番 右翼 片山
2番 三塁 砂原
3番 DH 島村
4番 左翼 宮井
5番 中堅 河野
6番 一塁 西尾
7番 捕手 田井
8番 遊撃 奥津
9番 二塁 石川
投手:山下-芦田 投手:横井-沼澤-圓谷

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2010年5月 8日 (土)

国士舘大・松尾に直撃インタビュー!

 先日、東都大学リーグを観戦した際、この春、飛龍から国士舘大に進ん1005081松尾明暢(181cm82kg、右投左打)に会うことができました。

 松尾は高校時代、強肩強打の大型捕手として注目された逸材。1年夏からレギュラーをつかみ、2年夏の静岡県大会準決勝では草薙球場の場外へ本塁打を放ち、強烈なインパクトを与えてくれました。3年夏は3回戦で敗退するも、プロ数球団が注目した選手。野球に対して真面目に取り組む姿勢も評価ができ、大学でも活躍が期待されています。

 今回、松尾とは昨年の8月に雑誌『野球小僧』のインタビュー取材をして以来の再会。神宮球場のスタンドで少し話を聞くことができました。

--大学生活はどうですか?
松尾 大学生活で一番大変なのは、寮で自炊をしなければいけないことですね。高校時代は寮で飯が用意されていましたので、そこが一番苦労します。

--練習は大変?
松尾 高校でかなり厳しい練習をこなしてきているので、そこまで「キツイ」という感じはないです。ただ、やはりレベルが高いので、毎日が精いっぱいです。

--東都大学リーグのレベルの高さを感じますか?
松尾 まだ試合に出ていないので何ともいえないのですが、東洋大とか、亜細亜大とかの試合を見ていると、キレとスピードは凄いと思います。

--高校時代のチームメイトとは連絡は取り合っていますか?
松尾 はい。浜松大の山下(大輝)は先発で投げているんですよね? あと東北福祉大とかにいっている仲間にも連絡は取っているんですが、まだ苦労しているみたいです。

--これからも応援しているので頑張って下さい。
松尾 ありがとうございます。頑張ります!

 相変わらず、好青年の松尾。実は、この国士舘大と亜細亜大の2回戦で国士舘大が勝てば、翌日のベンチ入りが決まっていたとのこと。本人は、嬉しいそうに話してくれたのですが、残念ながら1対8で敗れ、初のベンチ入りと出場は、次回にお預けとなりました。それでも、半年ぶりに再会し、元気な姿を見ることができて良かったです。これからも応援していきます!

<写真/高校時代の松尾明暢(国士舘大)>

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2010年5月 7日 (金)

JABA京都大会でヤマハが優勝!

 4月30日~5月4日に京都・わかさスタジアム京都などで行われたJABA京都大会でヤマハが優勝。11月に開催される日本選手権に3年連続20回目の出場が決まりました。

20100507_4 事前の新聞情報ではエースのフェリペ・ナテルを中心に戦っていくとのことでしたが、実際には今シーズンから本格的に先発として登板している高校卒2年目の戸狩聡希が初戦のパナソニック戦に先発し7回無失点の好投。そして、中1日でJFE東日本戦、連投で決勝のセガサミー戦にも先発し、すっかりエースの働きを見せてくれました。また大学卒2年目の安永征司も2試合で先発を務めるなど、投手陣は若手の台頭が目覚ましいです。

 地元のJABA静岡大会では苦汁をなめたセガサミー相手の決勝では、4点を追う6回に2点を入れると、7回には打線がつながり逆転。8回には4番・佐藤二朗のホームランも飛び出し、6対4で快勝しました。最高殊勲選手賞を松尾知之が受賞するなど、打線ではベテランの頑張りも目立ちました。

 来月からは都市対抗の予選も始まります。今回、登板を回避したナテルも、都市対抗には万全の調子で向かうはず。各地区で社会人チームはどんどん減少していく中、東海地区はジェイプロジェクトの加入など、全国屈指の激戦区となります。県内唯一の社会人チームであるヤマハも 好調を維持して頑張ってほしいです。

<写真/都市対抗予選でも活躍を期待したい戸狩聡希(3月28日浜松球場にて撮影)>

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2010年5月 6日 (木)

東都大学リーグ 東洋大vs中央大

★5月5日 東都大学リーグ 神宮球場 晴

 チーム
東洋大 0 0 0 3 0 0 0 0 0 3
中央大 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

 前日は約8000人のお客さんが入場し、中央大・沢村拓一が157キロをマークして大いに沸いた東都大学リーグ。この日も、入場券売り場に長蛇の列が出来る盛況ぶり。僕が東都大学リーグを見始めてから10年くらいになりますが、ここまでお客さんが入るのを見るのは初めてです。

 僕の観戦した昨日の試合では、静岡商出身の東洋大・瀧本聖也(163cm55kg、左投左打)が活躍を見せました。

 瀧本は静岡商時代、3年夏に甲子園に出場。東洋大では1年から起用さ1005051れ、2年時には、同校初の4冠(春季リーグ、秋季リーグ、大学選手権、明治神宮大会優勝)に貢献しました。小柄ながらコンパクトなスイングと俊足を武器に、東都大学リーグを代表する選手に成長を見せています。

 まず、2回の第1打席では、中央大・入江慶亮の変化球をとらえセンター前へクリーンヒット。すると、次の打者の初球、いきなり盗塁を試みます。これが、捕手の暴投を誘い、瀧本は三塁まで進みます。相手投手は左投手だけに、普通に考えれば、盗塁を躊躇するケース。それでも果敢に走った姿を見ると、やはり足には相当自信を持っているようです。

 さらに、瀧本のバッティングは冴えを見せます。続く第2打席は、一死満塁のチャンスで回ってきました。ライナー性の強烈な打球をショート方面に打ち返すと、これをショートがエラー。一気に2人のランナーが還ります。そして、8回の第4打席では、レフト前へ安打。ここでも盗塁を試みますが、今度はドラフト候補・鮫島哲新に刺されました。しかし、積極果敢な姿勢は、大いに評価できると思います。

 瀧本の右手と左手を離して構える独特な打撃フォームは、松本哲也(巨人)を連想させます。俊足、攻守という共通項もあり、タイプとしては近いのではないでしょうか。ぜひ、プロで勝負させてみたい選手です。

*          *          *

 さて、この試合の最中に今年、飛龍から国士館大に進学した松尾明暢に少し話を聞くことができました。その様子は次回以降のブログで紹介します!

<写真/東都大学リーグ1部で活躍を見せる静岡商出身の瀧本聖也(東洋大)>

■東洋大

■中央大

1番 右翼 坂井
2番 二塁 橋本
3番 左翼 木村
4番 三塁 鈴木大
5番 捕手 佐藤貴
6番 遊撃 林崎
7番 DH 山下
8番 一塁 戸田
9番 中堅 瀧本
1番 二塁 西銘
2番 遊撃 遠藤
3番 捕手 鮫島
4番 一塁 井上晴
5番 左翼 杉沼
6番 DH 志田
7番 右翼 坂井
8番 三塁 島田
9番 中堅 影山
投手:藤岡 投手:入江-鍵谷-井沢

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2010年5月 3日 (月)

イースタンリーグ ロッテvsヤクルト

★5月2日 プロ野球イースタンリーグ ロッテ浦和球場 晴

 チーム
ヤクルト 0 0 3 0 0 0 2 0 0 5
ロッテ 3 0 4 2 0 0 3 0 × 12

 今年のゴールデンウィークは静岡を離れ、東京へ。まず、2日は日大国際関係学部からヤクルト入りした松井淳の様子を見るためにロッテ浦和球場に足を運びました。現在、主に松井はファームのレギュラー選手として出場。持ち前の長打力を生かし、順調なプロ生活をスタートさせています。 

 スポーツ新聞で確認すると前日(5月1日)は出場していなかったのですが、この日は5番・ライトで先発出場。相手のロッテの先発は将来のエース候補左腕・木村雄太です。

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 まず、松井が第1打席にバッターボックスに立つと、一塁側のスタンドから「マツイさ~ん」という黄色い声援が飛びます。すでにファンがついているようです。

 結局、その打席は、ファーストゴロに終わりますが、ボールに対して当てにいくという感じではなく、完全に自分のスイングをしていました。

 そして、2打席目に松井らしい強烈な打球を目撃します。初球をフルスイングすると、打球は一塁線を破ります。その打球も良かったのですが、さらに凄かったのがランニング。一塁を回ったあたりからグングンと加速し、二塁へ到達。パワフルなバッティングばかりに目がいきがちですが、松井のもうひとつの長所を見ることができました。

 来た球に対して臆することなく、積極的にいくスタイル。右と左は違いますが、同じヤクルトで活躍で活躍した池山隆寛氏の現役時を見ているようでした。

 大学時代によく見ていた松井を見ることができて、安心したと同時に嬉しかったです。同じ外野手の高井雄平などライバルは多いですが、この調子でいけば、1軍に上がる日も近いのではないでしょうか。プロのファームというレベルに十分に対応しています。

<写真/二塁打を放ったときの松井淳(ヤクルト)のバッティング>

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2010年5月 1日 (土)

春季静岡県大会は準々決勝!

 今日は春季高校野球静岡県大会の準々決勝が行われます。静岡対静清、常葉学園橘対三島、焼津中央対日大三島、掛川西対常葉学園菊川の組み合わせ。すでに夏のシード権を獲得した8チーム。この中から、どのチームが勝ち上がり、東海大会に出場するでしょうか。

 さて、各試合も気になるのですが、僕は今日から関東方面へ遠征。大学野球やプロ2軍の試合で静岡県出身選手を見てこようと思っています!

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