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2010年6月29日 (火)

都市対抗予選 ヤマハvs三菱自動車岡崎

★6月28日 都市対抗野球東海地区2次予選 岡崎市民球場 晴

   チーム
三菱自動車岡崎 0 1 1 0 0 0 0 0 0 2
ヤマハ 0 0 2 2 0 0 0 1 × 5

 佳境に入ってきた都市対抗東海2次予選。第1代表はトヨタ自動車に決定し、来月1日には第2代表、第3代表が決まります。
 昨日28日に行われた第3代表決定トーナメントには、第1代表決定トーナメントで敗退したヤマハが登場。ドラフト候補左腕・宇田川雄一郎を擁する三菱自動車岡崎と激突しました。大事な一戦を、岡崎通いを続けるHさんがレポートしてくれました。

*          *          * 

 三菱自動車岡崎は2回に1点先制すると、3回にも1点追加。しかし、ヤマハは3回裏に高橋孝典のタイムリーで同点に追いつくと、4回に相手のミスに乗じて2点を奪います。8回にはこの大会中、なかなか快音が聞けなかったマガリャエス・チアゴがレフトにソロホームラン。投げては、ベテラン・古岡基紀が好リリーフを見せ、3点差の最終回にはフェリペ・ナテルがマウンドに登場しました。このナテル、先日栗山さんが紹介していたように、本当にヒジが柔らかい投手です。しかし、安打、安打、四球で無死満塁にして降板。そして、次に登板したのはルーキー・矢部広大。正直、同点、逆転が頭をよぎりました。
 しかし、この矢部1006281がやってくれました。先頭の代打・齊藤陽太を三振に仕留めると、次の籾山裕輔はライトフライ。最後の下山寛典の打球はレフト前に落ちるからと思ったところ、小粥勇輝がナイスキャッチ。無死満塁をゼロで抑える、ナイスピッチングでした。
 打たれたトヨタ自動車戦では変化球が多かった印象ですが、この日は直球中心でグイグイ攻める投球。このピンチの場面でもしっかり腕が振れていました。

 試合後、高柳信英監督に話を聞いてみると、「矢部がうちで一番球が速いから出しました。最初の打者で三振が取れたのが大きい。三振が取れる投手なんですよ」とスピードを買われている様子。
 しかし、矢部本人曰く、「球速では大学の時に後輩が自分より速かったので…。自分はキレでいこうと思いました。打ち取れればいいかな、と」。
 リーグ戦のJR東海戦でも厳しい場面で登場し、それが都市対抗予選デビューとなった矢部。今回も無死満塁の場面での登場に、しんどさを感じているのかと思えば、「使ってくれたのがビックリです。ありがたかったです」と意外な発言。「熱くなると力んじゃうので、冷静に、何も考えずにいきました」となかなか気持ちも強いようです。総力戦の中、またいい若手投手が出てきましたよ。

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 Hさん、今日もありがとうございました! 岡崎球場で144キロを記録する矢部より速い後輩というのが、静岡学生リーグ屈指の好投手・星山広宣(浜松大4年)。浜松大は今春の新人賞をとった山下大輝もいるので、今後好投手が続々登場しそうです。

<写真/顔立ちもいい地元選手・矢部広大。トヨタ自動車戦の時の写真です、すみません>

■ヤマハ

■三菱自動車岡崎

1番 一塁 石野
2番 遊撃 永田
3番 右翼 高橋
4番 二塁 佐藤
5番 中堅 マガリャエス
6番 三塁 嶋岡
7番 DH 藤田
8番 左翼 小粥
9番 捕手 松尾
1番 右翼 籾山
2番 左翼 下山
3番 DH 佐々木
4番 一塁 小林
5番 三塁 三垣
6番 二塁 浜垣内
7番 中堅 江川
8番 遊撃 長谷川
9番 捕手 清水
投手:安永-渡邉-古岡-ナテル-矢部 投手:宇田川-倉谷-村上

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