★6月6日 練習試合 掛川西グランド 晴
チーム |
一 |
二 |
三 |
四 |
五 |
六 |
七 |
八 |
九 |
計 |
掛川西 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
4 |
山梨学院大付 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
今日は掛川西のグランドへ。今春の県大会で3位、三島の辞退により、東海大会にも出場した掛川西の練習試合を見てきました。試合前、佐藤光監督に今春について話を伺ったところ、「なんとなく勝ったのではく、やることをやって接戦をものにしたところに意味がありますよ」と分析してくれました。
さて、相手の山梨学院大付は先発9名のうち、なんと8名が昨夏の甲子園ベンチ入り選手。特に4番の小林夏樹(180cm75kg、右投右打)は『野球小僧』の注目選手リストにも掲載されているスラッガーです。そんなチームを相手に掛川西がどんな試合をするのか楽しみでした。
初回、掛川西は二死二塁から4番・丹野翔太(178cm79kg、右投右打)に打順が回ってきます。丹野は、3球目の変化球を体を開かずに右中間へ打ち返します。無理に引っ張ろうとせず、右方向に持っていったところに価値のある一打。これがタイムリー三塁打となり、掛川西が先制します。丹野は続く2打席目に角度の良いセンターフライを放つと、3打席目には左中間へライナーの本塁打。2対2の同点から勝ち越しとなる一発でした。
この丹野は、キャッチャーとして注目されている選手。ところが、現在はチーム事情によりライトを守っています。「外野の経験が少ないので危なっかしいプレーをするのですが、身体能力の高さで補っています」と佐藤監督が言うように、7回に無死一死二塁の場面でライトへ上がった打球を捕球すると、3塁へ矢のような送球。結局、2塁ランナーは三塁へ走ることができませんでした。確かに、あれだけの肩があれば、相手への抑止力になります。
丹野の活躍で4対2で勝利した掛川西。試合を通じて、目についたのは、常に次の塁を狙う走塁の意欲。相手の動きをよく見ていて、どの選手もスキがあれば走ってきます。攻守にバランスが取れ、機動力も十分。今日の試合を見る限り、掛川西は今夏の優勝候補の一つだと言ってもいいでしょう。
一方、相手の山梨学院大付の小林は、やっぱり凄かったです。1打席目の初球、三塁側へ目の覚めような強烈な打球を放ちます。この打球スピードは、まさに全国クラス。続く第2打席では、カーブをうまく拾ってセンター前へ。しかし、1打席の初球のインパクトが強すぎて、その後の打席は正直、あまり覚えていません。それほど、驚くような打球でした。ぜひ、今夏の甲子園で、もう一度、小林のプレーを見たいと思いました。
<写真上/右の長距離砲として注目したい丹野翔太(掛川西)>
<写真下/スリムな体型から体のバネを使い鋭く打球を放つ小林夏樹(山梨学院大付)> |
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