私的2010静岡大会ベストナイン!
常葉学園橘が2年連続2回目の甲子園出場を決めました。僕は、常葉対決となった昨日の決勝戦はテレビで観戦していたのですが、紙一重の試合でしたね。
今年も大会の締めくくりとして、独断と偏見で2010年の静岡のベストナインを考えてみました。さらに、静岡県内の様々な球場を駆け巡ったHさんにも選出してもらいました。
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栗山 常葉学園橘の優勝で幕を閉じた静岡大会ですが、Hさんの印象に残った選手を教えてください。
Hさん やはり小島宏祐(東海大翔洋)の成長ぶりに驚きました。テレビのダイジェストで見て体が大きくなっていたのに驚いて、常葉学園菊川との試合を見に行きました。ひと冬越して、体もピッチングも成長。腕がメチャクチャ振れていましたね。
栗山 小島、見たかったな…。僕は、秋篠裕紀(富士宮北)に出会えたことが大きいです。この夏まで全く知らなかった選手ですが、抜群に肩が強く「こんなにいいキャッチャーがいたんだ」と。準々決勝の常葉学園橘戦でも3つの盗塁を刺しましたからね。キャッチングもいいですね。
Hさん 今年の特徴としては、ショートに好選手が揃っていました。私は、ベストナインで板倉健人(静岡)を選びましたが、最後まで稲角航平(常葉学園橘)と悩みました。
栗山 僕も悩んだ末、浦野翔矢(浜松工)にしました。試合前のシートノックを見ていて、打球に対するダッシュ力と、柔らかいグラブさばきに惹かれましたね。その他にも、今年は河合駿佑(聖隷クリストファー)、竹内健人(常葉学園菊川)、兵藤浩紀(吉原商)といった選手の活躍が光りました。逆に、力を発揮できなかったのは、大会前にスラッガーとして期待された桒原凌(常葉学園菊川)、石川昌志(静岡商)。ホームラン量産に期待したのですが、夏の大会の難しさを感じました。
Hさん 上のレベルで期待したい好投手も多かった。河村謙太(静岡)、牧ケ谷和成(静岡大成)、高木勇輝(城南静岡)、吉原脩平(静岡市商)…。このあたりの進路も気になります。それにしても、今年は1年生の活躍も目につきましたね。
栗山 はい。準々決勝で完封した岩本喜照(常葉学園菊川)、鋭い打球を連発した城戸健太朗(常葉学園橘)。この2選手には「新人王」をあげたいくらいです(笑)。Hさんは聖隷クリストファーの1年生コンビに注目していましたね。
Hさん 亀山裕輝と鈴木寛也です。俊足好打の鈴木と強打の亀山で、タイプは違いますが、1年生とは思えない堂々としたプレーを見せてくれました。今秋以降、必見ですよ! さて、最後に優勝した常葉学園橘、いよいよ甲子園ですね?
栗山 不安材料としては、県大会で長谷川彦以外のピッチャーがほとんど投げていないこと。ただ、長谷川なら、どんな強豪相手でも、3~5失点にくらいに抑えてくれるという安心感はあります。したがってポイントは打線でしょう。県大会を見る限り、野手陣のレベルは昨年よりも上だと見ています。経験のある選手も多いですし、昨年以上の成績を期待したいところです。
<写真/上から小島宏祐(東海大翔洋)、浦野翔矢(浜松工)、城戸健太朗(常葉学園橘)>
【栗山司のベストナイン】
<投手>長谷川彦(常葉学園橘・3年)
<捕手>秋篠裕紀(富士宮北・3年)
<一塁手>小川拓真(静岡・2年)
<二塁手>秋利雄佑(常葉学園菊川・3年)
<三塁手>小岱太志(常葉学園橘・3年)
<遊撃手>海野翔矢(浜松工・3年)
<左翼手>中山隼汰(掛川工・3年)
<中堅手>高崎健太(常葉学園菊川・2年)
<右翼手>太田悠斗(浜松商・3年)
【Hさんのベストナイン】
<投手>小島宏祐(東海大翔洋・3年)
<捕手>寺嶋寛大(興誠・3年)
<一塁手>岩崎琢也(聖隷クリストファー・3年)
<二塁手>宝田隆司(加藤学園・3年)
<三塁手>小岱太志(常葉学園橘・3年)
<遊撃手>板倉健人(静岡・3年)
<左翼手>花松準規(興誠・3年)
<中堅手>山岸龍大(常葉学園橘・3年)
<右翼手>澤崎竜基(常葉学園菊川・2年)
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