★7月4日 都市対抗野球東海地区2次予選 第5代表決定戦 岡崎市民球場 晴
チーム |
一 |
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三 |
四 |
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六 |
七 |
八 |
九 |
計 |
ヤマハ |
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1 |
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1 |
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2 |
三菱自動車岡崎 |
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ついにヤマハが7年連続34回目の都市対抗本大会出場を決めました!
この日の先発はベテランの広岡剛。今年の都市対抗予選では、戸狩聡希、安永征司の若手が交互で先発してきただけに、「ついにヤマハも勝負をかけてきたな」と思いました。
広岡は序盤から気迫のこもったピッチングを展開。追い込んでから球が高めに浮き、ヒヤッとする場面も多々ありましたが、まさに気持ちで抑えているという感じ。味方の援護は2回に相手バッテリーのミスから奪った1点のみ。僕も、1球1球、ドキドキしながら広岡のピッチングを見ました。中盤以降は、フォークを効果的に使い、広岡のペースに。すると、8回、マガリャエス・チアゴがドラフト候補左腕の宇田川雄一郎から、打った瞬間にそれと分かる豪快な本塁打。リードを2点に広げます。
そして、迎えた9回裏、三菱自動車岡崎は、一死一塁から浜垣内孝大からレフト方向へ大飛球を放ちます。「抜けた」と思った瞬間、小粥勇輝がスーパーファインプレー。もし、抜けていれば一気に三菱自動車岡崎に流れが傾くところでした。そして、最後は広岡が代打・齊藤陽太を三振に取り、ゲームセット。広岡とベテラン捕手の松尾知之が抱きつくシーンが印象的でした。
試合後、広岡は囲み取材で「プレッシャーはありました。完封ができるとは思っていなかったので、とりあえず5回を目指して投げました。途中からは気力だけでした。7回くらいからリズム的にもいっぱいいっぱいになってきたので、最後の(小粥の)ファインプレーに助けられました」と額の汗をぬぐいながらコメント。また、小粥は広岡を助けたプレーについて、「風向きを考えてポジショニングをしていたのですが、あのときは無我夢中で捕りにいきました。とにかく勝って良かったです」。小粥は今大会、攻守で活躍。リーグ戦のJR東海との試合では貴重な本塁打を放ち、守っては投手を助ける好プレーを連発。打順は下位ながら、打球スピードの速さは、相手投手に脅威を与えるものでした。
「しびれる試合」をものにし、都市対抗の出場権を勝ち取ったヤマハ。この予選を通じ、若手は大きな経験をし、最後はベテラン勢が実力を見せてくれました。東京ドームでは、どんな試合を見せてくれるのか? まずは、ゆっくりと休み、本大会に向けて状態を上げていってほしいです。
<写真上/主将・嶋岡孝太を胴上げするヤマハの選手たち> <写真下/最後に貫録の投球を見せた広岡剛(ヤマハ)>
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