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2010年7月 5日 (月)

ヤマハ、都市対抗出場決定!

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★7月4日 都市対抗野球東海地区2次予選 第5代表決定戦 岡崎市民球場 晴

   チーム
ヤマハ 0 1 0 0 0 0 0 1 0 2
三菱自動車岡崎 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

 ついにヤマハが7年連続34回目の都市対抗本大会出場を決めました!

 この日の先発はベテランの広岡剛。今年の都市対抗予選では、戸狩聡希安永征司の若手が交互で先発してきただけに、「ついにヤマハも勝負をかけてきたな」と思いました。

 広岡は序盤から気迫のこもったピッチングを展開。追い込んでから球が高めに浮き、ヒヤッとする場面も多々ありましたが、まさに気持ちで抑えているという感じ。味方の援護は2回に相手バッテリーのミスから奪った1点のみ。僕も、1球1球、ドキドキしながら広岡のピッチングを見ました。中盤以降は、フォークを効果的に使い、広岡のペースに。すると、8回、マガリャエス・チアゴがドラフト候補左腕の宇田川雄一郎から、打った瞬間にそれと分かる豪快な本塁打。リードを2点に広げます。

 そして、迎えた9回裏、三菱自動車岡崎は、一死一塁から浜垣内孝大からレフト方向へ大飛球を放ちます。「抜けた」と思った瞬間、小粥勇輝がスーパーファインプレー。もし、抜けていれば一気に三菱自動車岡崎に流れが傾くところでした。そして、最後は広岡が代打・齊藤陽太を三振に取り、ゲームセット。広岡とベテラン捕手の松尾知之が抱きつくシーンが印象的でした。

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 試合後、広岡は囲み取材で「プレッシャーはありました。完封ができるとは思っていなかったので、とりあえず5回を目指して投げました。途中からは気力だけでした。7回くらいからリズム的にもいっぱいいっぱいになってきたので、最後の(小粥の)ファインプレーに助けられました」と額の汗をぬぐいながらコメント。また、小粥は広岡を助けたプレーについて、「風向きを考えてポジショニングをしていたのですが、あのときは無我夢中で捕りにいきました。とにかく勝って良かったです」。小粥は今大会、攻守で活躍。リーグ戦のJR東海との試合では貴重な本塁打を放ち、守っては投手を助ける好プレーを連発。打順は下位ながら、打球スピードの速さは、相手投手に脅威を与えるものでした。

 「しびれる試合」をものにし、都市対抗の出場権を勝ち取ったヤマハ。この予選を通じ、若手は大きな経験をし、最後はベテラン勢が実力を見せてくれました。東京ドームでは、どんな試合を見せてくれるのか? まずは、ゆっくりと休み、本大会に向けて状態を上げていってほしいです。

<写真上/主将・嶋岡孝太を胴上げするヤマハの選手たち>
<写真下/最後に貫録の投球を見せた広岡剛(ヤマハ)>

■ヤマハ

■三菱自動車岡崎

1番 一塁 石野
2番 遊撃 永田
3番 右翼 高橋
4番 二塁 佐藤
5番 中堅 マガリャエス
6番 三塁 嶋岡
7番 DH 井上
8番 左翼 小粥
9番 捕手 松尾
1番 右翼 籾山
2番 左翼 下山
3番 DH 佐々木
4番 一塁 小林
5番 三塁 三垣
6番 二塁 浜垣内
7番 中堅 江川
8番 遊撃 渡辺
9番 捕手 清水
投手:広岡 投手:山名-弦巻-倉谷-宇田川

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