夏の甲子園予選 浜松商vs吉原商
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★7月18日 第92回全国高等学校野球選手権静岡大会 2回戦 浜松球場 晴
古豪・浜松商と新興勢力・吉原商が激突した注目の一戦。試合は、序盤に浜松商の打線が吉原商のエース・長橋伴将(175cm71kg、左投左打)をとらえ大量リードを奪います。粘る吉原商は5、8回に2点ずつを挙げて追い上げますが、反撃が及ばす。浜松商が逃げ切り、3回戦進出を決めました。 この試合、吉原商・兵藤浩紀(170cm77kg、右投右打)を追いました。1年夏に埼玉栄のレギュラーとして活躍。戸栗和秀監督を慕って、3年生ながら2回目の夏を迎えました。 光っていたのはショートを守る守備でした。動きが軽やかという感じではないのですが、球を捕ってからの速さ、正確な一塁への送球は◎。さらに、どんな場面でも落ち着いたプレーが出来るのが、兵藤の特徴です。打撃では、第1打席はいい当たりのレフトフライに続き、第2打席はサードのエラーで出塁。第3打席に三振のあと、見せ場は8回の第4打席でした。チャンスの場面で、レフト前へ意地のタイムリー。執念でもっていった一撃でした。 試合後、戸栗監督は、「兵藤は大変なことも多かったと思うが、よくやってくれた」と労う一方で、「勝ち勝ったですね。終盤に跳ね返すことができないのが今の力でしょう。序盤に点差が広がりすぎましたね」。悔しさをにじませながら話してくれました。戸栗監督就任2年目も上位進出は叶いませんでしたが、1、2年生が主体の若いチーム。いい経験を積むことができたのも確かでしょう。 試合終了後、兵藤に下級生の中でオススメの選手を尋ねると、即座に「長橋です」と返ってきました。「今日は、打たれながら粘り強く投げてくれました。3安打を放ったバッティングも無駄な動きがなくいいです。頑張ってほしいです」。兵藤が吉原商に転校して生まれ変わった吉原商は、来年4月から富士市立に校名が変更。いよいよ新スタートを切ります。来年以降、静岡を席巻する予感が漂いますね。 また、兵藤は大学へと進み、どんな成長をするのかすごく楽しみです。分厚い胸板から放たれるパンチ力十分のバッティングと無類の勝負強さ。今後も見ていきたいです! 浜松商では、7月10日のブログで隠し玉としてピックアップした村松 <写真上/埼玉、静岡と2県の高校野球を経験した兵藤浩紀(吉原商)> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
■吉原商 |
■浜松商 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 投手:長橋 | 投手:加藤 |
※兵藤浩紀(吉原商)の以前の記事はこちら!→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2010/05/post-f85d.html
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