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2010年7月24日 (土)

夏の甲子園予選 常葉学園橘vs富士宮北

★7月24日 第92回全国高等学校野球選手権静岡大会 準々決勝 浜松球場 晴 

  チーム
常葉学園橘 0 0 4 0 0 0 4 0 1 9
富士宮北 0 0 0 0 1 0 1 0 0 2

 いよいよ、今日はベスト8の激突。僕は、昨夜まで清水庵原球場か浜松球場かで迷ったのですが、最終的に浜松球場を選びました。東部地区で唯一ベスト8までに残った富士宮北・佐野準哉(170cm63kg、右投右打)を見たかったからです。3回戦では興誠相手に完封勝利。今日の新聞によると2年生ながら最速142キロを投げるとのこと。すごく気になりました。

1007241

 富士宮北は先発の植松康人(170cm64kg、右投右打)が3回に常葉学園橘打線につかまり4失点。完全に流れが常葉学園橘に傾いている中、4回から佐野がマウンドに上がります。腕は真上よりも少し下がって出てきます。体の柔らかさとバネを感じさせるフォーム。速球は重いというよりも、キレがあって打者の手元でグッと伸びてきます。

 4回は3者凡退にしのぐと6回までの3イニングを無失点に抑えます。常葉学園橘打線を完全に詰まらせている印象でした。7回に集中打を浴び4点を失いますが、体が出来てくれば、まだまだ球速は伸びてきそうな感じ。秋以降、注目投手の一人になるでしょう。

 7月14日のブログで紹介した富士宮北・秋篠裕紀(178cm78kg、右投右打)は、今日も持ち前の強肩を披露。3度の盗塁を刺しました。甲子園に出場し、多くのプロスカウトの前で見てもらいたかった逸材。ここで敗退してしまったのは残念ですが、ぜひ上のレベルで野球を続けて欲しいと思います。

 ベスト4に進出した常葉学園橘は、昨年の庄司隼人(現広島)のような飛び1007242抜けた存在こそいませんが、戦力が充実しているという印象。今日の試合を見る限り、「甲子園でも勝てる実力があるな」と思います。特に、ショートの稲角航平(176cm68kg、右投右打)の守備力はピカイチ。守備範囲の広さ、球際の強さ、安定したスローイング、あらためて全国レベルのショートだと実感しました。

<写真上/最速142キロを誇る2年生右腕・佐野準哉(富士宮北>

<写真下/高い守備力とシャープなスイングが魅力な稲角航平(常葉学園橘)>

■富士宮北

■常葉学園橘

1番 遊撃 増田
2番 一塁 沼澤
3番 左翼 河村
4番 捕手 秋篠
5番 右翼 渡邉
6番 三塁 菊池
7番 一塁 菅原
8番 投手 植松康
9番 二塁 植松良
1番 三塁 小岱
2番 遊撃 稲角
3番 右翼 早川
4番 捕手 牛場
5番 中堅 山岸
6番 二塁 城戸
7番 一塁 宮路
8番 投手 長谷川
9番 左翼 三浦
投手:植松康-佐野準-佐野渓 投手:長谷川

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