秋季大会 袋井商vs常葉菊川
★8月29日 第63回秋季高校野球西部大会 敗者復活4回戦 浜松球場 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 計 |
常葉菊川 | 4 | 2 | 7 | 0 | 2 | 15 |
袋井商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
<5回コールド>
常葉学園菊川が圧勝で2年ぶりの秋季県大会出場を決めました。
常葉学園菊川の新チームは、例年通り、いや例年以上に走りまくります。初回、5人の打者のうち、4人が盗塁成功。しかも、2番・海野桃次郎(178cm71kg、右投左打)、3番・木下晃暢(183cm78kg、左投左打)にいたっては初球に走りました。塁に出る=盗塁が、例年以上に徹底されている印象です。
この足は相手チームにとってはかなりの脅威。ランナーを警戒してピッチャー陣は打者に集中できず、野手陣は焦ってプレーするのでエラーが出ます。相手の袋井商もエース・伊藤直人(185cm72kg、右投右打)は長身から角度のある速球を投げ込んでいたのですが、完全に常葉学園菊川ペースにはまり制球を乱していました。
今年の常葉学園菊川は走るだけなく、フルスイング打線も健在。強打者が居並ぶ中、この日、目立っていたのは高木紀義(181cm76kg、左投左打)。3回に左中間を破る三塁打、5回にもセンター前へ強烈な安打。豪快に振ってきます。これも、相手にとっては怖いはずです。
投げては、5回一死からエース・岩本喜照(181cm70kg、右投右打)が登場。名前がコールされ、マウンドに上がるだけで大物の風格を十分に漂わせています。打者2人に対して、連続三振。三振はいずれも伸びのあるストレートでした。
また、2番手で登板した川村優太も期待の本格派右腕。ボーイズの強豪・四日市トップエース出身の1年生です。知り合いの菊川ファンの方から「この前の試合で2段モーションを注意され、それから少し球速は落ちているけど、いいときの速球のスピードは岩本以上だよ」と教えてもらっていました。結果は4回の1イニングを1安打無失点。ダイナミックなフォームと腕の振りは確かに目を見張るものがありました。
選手個々の能力、試合運びの巧さ、この日の常葉学園菊川の試合を見る限り、東海大会、さらにその先の神宮大会まで狙えそうな予感が漂います。今後の戦いから目が離せません!
<写真/将来が楽しみな川村優太(常葉学園菊川)>
■常葉菊川 |
■袋井商 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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投手:齋藤-川村-岩本 | 投手:辻-伊藤 |
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