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2010年8月31日 (火)

秋季大会 袋井商vs常葉菊川

★8月29日 第63回秋季高校野球西部大会 敗者復活4回戦 浜松球場 晴

 チーム
常葉菊川 4 2 7 0 2 15
袋井商 0 0 0 0 0 0

<5回コールド>

 常葉学園菊川が圧勝で2年ぶりの秋季県大会出場を決めました。

 常葉学園菊川の新チームは、例年通り、いや例年以上に走りまくります。初回、5人の打者のうち、4人が盗塁成功。しかも、2番・海野桃次郎(178cm71kg、右投左打)、3番・木下晃暢(183cm78kg、左投左打)にいたっては初球に走りました。塁に出る=盗塁が、例年以上に徹底されている印象です。

 この足は相手チームにとってはかなりの脅威。ランナーを警戒してピッチャー陣は打者に集中できず、野手陣は焦ってプレーするのでエラーが出ます。相手の袋井商もエース・伊藤直人(185cm72kg、右投右打)は長身から角度のある速球を投げ込んでいたのですが、完全に常葉学園菊川ペースにはまり制球を乱していました。

 今年の常葉学園菊川は走るだけなく、フルスイング打線も健在。強打者が居並ぶ中、この日、目立っていたのは高木紀義(181cm76kg、左投左打)。3回に左中間を破る三塁打、5回にもセンター前へ強烈な安打。豪快に振ってきます。これも、相手にとっては怖いはずです。

 投げては、5回一死からエース・岩本喜照(181cm70kg、右投右打)が登場。名前がコールされ、マウンドに上がるだけで大物の風格を十分に漂わせています。打者2人に対して、連続三振。三振はいずれも伸びのあるストレートでした。

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 また、2番手で登板した川村優太も期待の本格派右腕。ボーイズの強豪・四日市トップエース出身の1年生です。知り合いの菊川ファンの方から「この前の試合で2段モーションを注意され、それから少し球速は落ちているけど、いいときの速球のスピードは岩本以上だよ」と教えてもらっていました。結果は4回の1イニングを1安打無失点。ダイナミックなフォームと腕の振りは確かに目を見張るものがありました。

 選手個々の能力、試合運びの巧さ、この日の常葉学園菊川の試合を見る限り、東海大会、さらにその先の神宮大会まで狙えそうな予感が漂います。今後の戦いから目が離せません!

<写真/将来が楽しみな川村優太(常葉学園菊川)> 

■常葉菊川

■袋井商

1番 中堅 高崎
2番 三塁 海野
3番 一塁 木下
4番 左翼 長谷川
5番 右翼 高木
6番 捕手 柴田
7番 二塁 大野
8番 投手 齋藤
9番 遊撃 近藤亮
1番 二塁 鈴木拓
2番 右翼 木佐森
3番 遊撃 間淵
4番 捕手 神谷
5番 三塁 伊藤
6番 中堅 熊白
7番 一塁 松家
8番 左翼 大場
9番 投手
投手:齋藤-川村-岩本 投手:辻-伊藤

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