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2010年8月30日 (月)

秋季大会 浜名vs興誠

★8月29日 第63回秋季高校野球西部大会 敗者復活4回戦 浜松球場 晴

チーム
浜名 0 0 1 1 0 0 0 2
興誠 1 2 0 0 0 0 6 9

<7回コールド>

 浜松地区の強豪同士の対決。興誠が序盤に浜名の軟投派右腕・山田和をとらえ3点を先取します。その後、1点差まで詰め寄られるも、7回に一挙6点の猛攻で敗者復活5回戦進出を決めました。

 興誠は今月22日の磐田東戦より、掛川西出身の山本力也氏が新監督として指揮を取っています。山本氏によると「3回戦で磐田東には負けましたが、チームとしての雰囲気がいいです」とのこと。新監督の手腕で、興誠がどんなチームに進化を遂げるのか注目していきたいです。

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 興誠は1年生エースの山中隆平が先発。右の本格派タイプでスピードがあります。スピードだけでなく、ズドンと威力があって重いのが最大の特徴。浜名打線から高めのストレートで空振りを奪っていました。

 興誠には、もう一人、僕が注目しているピッチャーがいます。同じく1年生の木下球。この日は登板がありませんでしたが、「素材は確かなので、経験を積ませていきたい」と山本監督。今後が楽しみです!

 一方の浜名は、中学時代に中日スポー1008292_2ツのコラムで「立浪和義(元中日)のようになれる打撃センス」と高評価を受けた遊撃手の原田元基を追いました。今夏は、いきなり1年生ながらレギュラーとして出場。2回戦の星陵戦では2安打1打点の活躍を見せました。

 僕が、原田を見るのは昨日が初めて。上記の情報から「並みの1年生ではないはず」と期待が高まっていました。まず、シートノックで打球に対する一歩目の速さと、厳しい打球からのスローイングの正確性にグッと惹かれます。守備範囲も広く、能力の高さが伺えました。

 初回に回ってきた第1打席、初球を見事にライトへ打ち返します。1番、2番が三振で倒れたあとの初球。ベンチ、ネクストで投手をよく観察し、完全に狙い打っていました。このセンスの良さを見ると、1年夏からレギュラーを奪ったことが頷けました。守っては、打球をはじいた場面がありました。こういう場面、秋季大会だと、一塁セーフの場面をよく見るのですが、原田の場合は捕ってから投げるまでが速く、しかも慌てません。ファーストへきれいな送球で打者走者をアウトにしました。

 惜しくもチームは敗れ、県大会への道は絶たれました。この秋から冬にかけ、体力をつけてスケールアップを目指して欲しいです。来春、どんな体つきになっているのか楽しみにしています。

※第2試合の袋井商と常葉学園菊川戦は後日アップします。

<写真上/浜名相手に7回2失点と好投した山中隆平(興誠)>
<写真下/走攻守、3拍子がそろう原田元基(浜名)>

■浜名

■興誠

1番 中堅 米山
2番 右翼 鈴木将
3番 遊撃 原田
4番 左翼 金田
5番 一塁 鈴木悠
6番 三塁 板田
7番 捕手 川合
8番 投手 山田和
9番 二塁 鈴木大
1番 中堅 多々良
2番 左翼 小暮
3番 一塁 松家
4番 捕手
5番 遊撃 田中
6番 左翼 竹村
7番 三塁 加藤
8番 二塁 田村
9番 投手 山中
投手:山田和-広田-笹田 投手:山中

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