秋季大会 掛川工vs浜松商
★8月18日 第63回秋季高校野球西部大会 2回戦 菊川球場 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
浜松商 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 6 |
掛川工 | 2 | 1 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
今年の始め、掛川工・矢部真吾監督から、こんな話を聞きました。「うちの1年生の伊藤大輔(177cm68kg、右投右打)というピッチャー面白いですよ。球のスピードは、このあたりでは速い方だと思います」。その話を聞いたあと、僕は伊藤を見たくてたまらなくなったのですが、今夏まではエースとして尾白広樹がいたため、公式戦の登板は限られていました。
いよいよ、新チームとなり、その伊藤はエースに。秋の大会、初戦となったこの日、古豪・浜松商に対してどんなピッチングをするのか注目しました。
まず、伊藤の独特なフォームに驚きました。グラブをはめている左手を大きく使い、テークバックからリリースで体が一塁側へ傾きます。同時に長い腕を存分にしならせ、威力のあるストレートに加え、変化の大きいスライダーを投げます。このスライダーは横に変化するというより、縦に落ちるもの。落差があり、一瞬、フォークかと見間違うほどでした。打者の空振りを誘うにはもってこいの球です。
矢部監督によると、「フォームは高校に入ってきてから変わっていません。一冬の間に身長が伸び、それにともなって球に力が出てきました」とのこと。さらに、「根性があるのがいいです」と伊藤の長所として精神面の強さを挙げてくれました。
この日は浜松商に対し、6点を失いながらも完投。中盤に浜松商打線につかまりかけましたが、粘って勝利をもぎ取ったことは大きな自信になるはずです。
一言で言えば「荒削りで素材型のピッチャー」。それだけに今後、どんな成長を遂げていくのでしょうか。ノビシロの大きさが魅力です!
<写真/躍動感たっぷりのフォームで投げ込む伊藤大輔(掛川工)>
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