秋季大会 韮山vs静清
★9月26日 第63回秋季高校野球静岡県大会 準決勝 清水庵原球場 曇
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 計 |
韮山 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
静清 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
韮山・杉山将一(173cm70kg、右投右打)、静清・野村亮介(187cm77kg、右投右打)の壮絶な投げ合いで延長戦にもつれ込んだ試合。延長13回、静清が加藤翔(173cm72、右投右打)のタイムリー二塁打で東海大会出場を決めました。
静清打線に対して延長12回まで無失点に抑えた韮山の杉山。背番号14の杉山は球速120キロ台の右投手で身長173センチ。ボール単体で見ると、「なんで、このボールが打たれないんだろう」という不思議な投手です。
しかし、回を追うごとに、その謎が解けていきます。まず、杉山の投球フォーム。テークバックが小さく、腕の振りがコンパクト。その腕が打者から見えにくく、リリースの瞬間にパッと出てきます。したがって、静清の各打者のタイミングが若干ずれて、フライが増えるのです。
そして、コーナーを丁寧に突き、スライダー、カットボールをうまく絡ませて、的を絞らせない頭脳的な配球。今秋の県大会で常葉学園橘、浜松工を相手に好投した理由が分かりました。
一方、苦労しながらも勝利をもぎとった静清は2年ぶりの東海大会へ。負けてもおかしくない展開だっただけに、この1勝は大きいと思います。
中部地区大会から注目していたセンターの熊谷将吾(172cm72cm右投左打)はノーヒットに終わりましたが、守備範囲の広さでチームに貢献。左中間に抜けそうな当たりを快足を飛ばしての好捕には身体能力の高さを感じました。打撃面で左方向への打撃が目立つ選手。左方向へ「流す」というよりも、「引っ張る」というイメージが近く、強い打球を打てます。
<写真上/静清打線に対し好投を見せた杉山将一(韮山)>
<写真下/走攻守の3拍子がそろう熊谷将吾(静清)>
■韮山 |
■静清 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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投手:杉山将 | 投手:野村 |
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