ヤマハ、ベスト4ならず
昨日、ヤマハが惜しくも、住友金属鹿島に敗れ、ベスト4進出を逃しました。ヤマハは立ち上がり、先発の前橋泰輔、2番手の川野慎也がつかまり4点を失います。その後、4回に相手のミスで1点を返すと、6回には嶋岡孝太の一発で2点差。さらに8回に柳裕太のレフトフェンス直撃の二塁打で1点差とし、なおも一死二三塁で最大の見せ場を迎えます。しかし、嶋岡がセンターフライ、代打・町田友潤も三振で逆転ならず。あと一歩、届きませんでした。
正直、「勝てた試合だったな」という印象。残念でなりません。でも、シーズンは終わったわけではありません。まずは、ゆっくり休み、10月下旬から開幕する日本選手権に向けて気持ちを切り替えなくてはなりません。ヤマハは、JABA京都大会で優勝しているため、すでに出場をゲット。今度こそ、優勝を目指してもらいたいです。
その日本選手権に向け、もっとも期待したいのは、昨日、9回2死二塁から登板したルーキー・矢部広大です。1点も与えることができない場面で、打者一人をきっちりショートゴロに仕留め、役割を果たしました。
試合後、Hさんが矢部投手本人から談話を取ってきてくれたので紹介します。
「予選よりは緊張しませんでした。2死からの登板だったので、一人に集中すればそんなに打たれることはないと思って冷静に投げました。日本選手権、来年の都市対抗につながると思うのでいい経験になりましたね。監督が経験を積ませてくれて、ありがたかった。全国大会は初めてだったので気持ちよかったです」
ルーキー、初めての東京ドーム、初めての都市対抗、試合の行方を握る重要な場面。緊張する要素が、いくつもいくつもある中でストライクを取ったこと。これは、凄いことだと思います。並みの若手なら、緊張で腕が振れず、四球を与えたり、甘くなって打たれたりするところ。矢部の自然体の投球に、精神的な逞しさを感じました。
僕の個人的な願望としては、秋以降、矢部を「抑え投手」として起用して欲しいです。使っていけばいくほど、味が出てくると思います。昨日は、本当に秋以降に期待を抱かせるピッチングでした。
<写真上/先発した浜松工出身の前橋泰輔(ホンダ鈴鹿)。この秋、念願のプロ入りなるか!?>
<写真下/東京ドーム初登板で持ち味を発揮した矢部広大(ヤマハ)>
※写真提供/Hさん
★その他、「Hさん」こと新井広美さんが準々決勝で撮影した写真をこちらで見ることができます。ぜひ、ご覧ください。→http://pics.livedoor.com/u/arai1126/album/162312
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