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2010年9月25日 (土)

好投手対決は静清・野村に軍配!

★9月25日 第63回秋季高校野球静岡県大会 準々決勝 清水庵原球場 晴 

  チーム
静清 2 0 0 0 0 0 0 0 2 4
常葉学園菊川 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2

 秋季高校野球静岡県大会もいよいよ佳境に入ってきました。昨日のブログでお伝えした通り、今日は常葉学園菊川vs静清という準々決勝であたるにはもったいないぐらいの好カードがありました。好投手には目がない知り合いのHさんがレポートを送ってくれました。

※             ※            ※

 ちょっと気が早いかもしれませんが、2011年の静岡県No.1右腕vs2012年のNo.1右腕の対戦を見逃せず、清水庵原球場に行ってきました。
 予想通り、常葉学園菊川の先発は岩本喜照、静清の先発は野村亮介でした。打順も岩本が6番、野村は4番を任され、まさにチームの大黒柱といった2選手です。

 先にマウンドに立ったのは岩本。しかし、大濱和喜のファウルフライか1009251と思われた打球をライトを守る高木紀義が落球したところから暗雲がたちこめます。1死一、二塁から野村がタイムリー二塁打を放ち、静清が1点を先制すると、続く加藤翔の内野ゴロの間にさらに1点。初回に2点を奪われます。
 たった2点ですが、この秋の野村には十分な援護点。野村を見るのは春の大会以来でしたが、相変わらずバランスの取れた体つき。去年の秋に初めて見た時から大学生のような大人びた雰囲気でしたが、今はさらに風格が加わった気がします。
 きれいなフォームは変わりませんが、投球内容には少し驚きました。こんなに変化球を投げる投手だったっけ? と思うほど、変化球主体。カウントを取るのも、打ち取るのも変化球で、ストレートは見せ球のような扱いでした。変化球の中でも特によかったのはフォーク。常葉学園菊川の強力打線も追い込まれてからのフォークにはことごとく空振り三振。キレがよすぎるのか、キャッチャーが取り切れない姿も目立ちました。打者に考える時間を与えないテンポの早さも印象的でしたね。

 

1009252_2 6回までを1安打に抑える、野村の完璧なピッチングに完封も頭をよぎった7回。常葉学園菊川の4番・近藤駿、5番・柴田祐貴が連続安打で1死一、二塁のチャンスを作ると岩本がレフトの頭上を越えるタイムリー二塁打を放ち同点に。しかし、野村も勝ち越し点は許しません。
 初回に2点を奪われたものの、その後は調子を上げ、好投を続けていた岩本。腕が遅れて振れてくるフォームから、伸びのあるストレートと変化球で打ち取るピッチングが特徴です。それだけに、延長もあるかと思いましたが、8回ぐらいから疲れが見え始めます。そして9回には2者連続のタイムリー三塁打で2点を許し、そのまま静清が勝利しました。

 終わってみれば、4-2というスコアでしたが、緊迫した投手戦でした。岩本の秋は終戦してしまいましたが、来年のこの時期には野村を超える投手になるように、冬の成長に期待したいです。
 野村は、個人的には全国大会で見たい投手。センバツを目指して、次の試合も頑張ってほしいです。

※             ※             ※ 

 Hさんありがとうございました!
 静清は明日、韮山と準決勝を戦うことになります。勝ったチームが東海大会進出を決めるだけに白熱した試合が期待できます。

Hさんの撮ったこの試合の写真はこちらです↓
http://pics.livedoor.com/u/arai1126/album/163134

<写真上/敗れたものの来年が楽しみな岩本喜照(常葉学園菊川)>
<写真下/角度のあるストレートが魅力的な野村亮介(静清)>

■常葉学園菊川

■静清

1番 中堅 高崎
2番 三塁 海野
3番 一塁 木下
4番 左翼 近藤駿
5番 捕手 柴田
6番 投手 岩本
7番 二塁 大野
8番 右翼 高木
9番 遊撃 近藤亮
1番 中堅 熊谷
2番 左翼 大濱
3番 三塁 松田
4番 投手 野村
5番 捕手 加藤
6番 右翼 七篠
7番 遊撃 柘植
8番 一塁 石走
9番 二塁
投手:岩本

投手:野村

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