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2010年10月

2010年10月30日 (土)

東海地区、ドラフト指名選手の動画を一挙アップ!

 今年のドラフ会議で静岡県関連の指名は静清高出身の牧田和久(日本通運)、東海大一中出身の小林敦(七十七銀行)の2人でした。

 牧田は西武2位、小林はロッテ3位とそれぞれ上位指名。即戦力として1年目からの1軍登板が期待できます。

 一方で、ドラフト候補に挙がっていた星山(浜松大)は残念ながら指名漏れ。次のステージでさらにレベルアップし、2年後のプロ入りに向けて頑張って欲しいです!

 今日は、ドラフトで指名された愛知県の高校生3選手の動画をアップします。日本ハム4位の谷口雄也(愛工大名電)は今夏の愛知県大会で撮影。高校生活最後の試合となった東邦戦での打撃映像です。ソフトバンク育成3位の伊藤大智郎(誉)で5月の全尾張大会で撮影。この時は本人曰く「久々の投球であまり調子が良くなかった」という出来でしたが、ヒジのしなりの良さは確認できると思います。ソフトバンク育成4位の千賀滉大(蒲郡)は今夏の愛知県大会初戦で撮影。この時点では「大学4年間鍛えればプロ入りを狙えるかも」と思いましたが、いきなりのプロ入りに驚きました。

ドラフト指名を受けた東海の社会人選手に関しては、このブログでもおなじみの知り合いのHさんが荒波翔(トヨタ自動車・横浜3位)、金丸将也(東海理化・広島4位)、熊代聖人(王子製紙・西武6位)の動画をアップしています。興味のある方はそちらもどうぞ!

白球たずねて三千里(Hさんこと新井さんのブログ)
http://blog.livedoor.jp/arai1126/

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2010年10月27日 (水)

愛知大学リーグ 愛知大vs中部大 

★10月27日 愛知大学野球リーグ 4位5位決定プレーオフ 瑞穂球場 曇   

チーム
中部大 1 0 0 1 0 1 0 0 0 3
愛知大 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1

 ドラフト前日の今日は瑞穂球場に行ってきました。行われたのは愛知大学リーグの4位5位を決めるプレーオフ。愛知大学リーグの場合、5位と6位の2チームが2部との入れ替え戦に回るため、4位と5位を決める必要があります。観客は平日のため、ほとんどいない状態。それでも、見にきているお客さんは、本当に野球が好きなんだろうなと思いました。

10102701

 対戦したのは、愛知大と中部大です。愛知大の先発は掛川東出身の永田圭佑(176cm72kg、右投右打)。高校時代は3年夏にチームをベスト8に導く活躍。準々決勝では大野健介(現早稲田大)を擁する静岡商に0対6で敗退しましたが、好投手としての印象を残しました。

 大学入学後、今春のリーグ戦では4勝をマーク。背番号18を背負うチームのエース格に成長しました。体つきは胸板がぶ厚く、下半身ががっちりとしています。この日はランナーを許した初回、4回、6回に1点ずつを失い計3失点。2回、3回、5回は完ぺきに抑えていただけに、残念でした。

 その永田のあとを受け、7回から登板したのが伊佐地佑紀(180cm76kg、右投10102702右打)です。伊佐地の投球を見るのは、この日が2度目。初めて見た、昨夏のオープン戦のときから気になっていました(そのときの記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/08/post-5fce.html)。

 伊佐地はマウンドに上がると、テンポが良く、打者をさっと追い込んでいきます。ストレートには伸びがあり、スライダーのキレも抜群。フォームに躍動感があり、打者9人に対してパーフェクトに抑えました。中部大はドラフト候補に名前の挙がった石川歩(184cm65kg、右投右打)が完投勝利を飾りましたが、伊佐地の投球はそれに引けをとらなかったです。次回、もう少し長いイニングの投球を見たいと思わせるものでした。

 敗退した愛知大の入れ替え戦の相手は2部2位の日本福祉大。この2投手の出来が勝敗の行方を握るのは間違いないでしょう。

<写真/剛腕系の永田圭佑(上)としなやか系の伊佐地佑紀(下)>

■中部大

■愛知大

1番 三塁 各務
2番 二塁 寺村
3番 中堅
4番 左翼 杉浦
5番 DH 長谷川
6番 一塁 村瀬
7番 右翼 小坂
8番 捕手 道野
9番 遊撃 若原
1番 中堅 野口
2番 二塁 大島
3番 右翼 谷野
4番 DH 上野
5番 三塁 大久保
6番 左翼 高森
7番 捕手 松本
8番 一塁 増田
9番 遊撃 知原
投手:石川

投手:永田-伊佐地

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2010年10月26日 (火)

ドラフト直前、緊急座談会!

 いよいよ28日のドラフト会議が目前に迫ってきました。野球界の一大イベントを楽しむべく、僕も知り合いの野球好きのHさんと情報交換してきました。

※           ※           ※

栗山 静岡県のドラフト候補は実質1人しかいませんね。浜松大の星山広宣です。
Hさん 高校生は誰も1010264_5プロ志望届を出していませんし、唯一の社会人チームのヤマハも今年は聞きません。
栗山 星山ですが、細身の体から最速147キロの速球にキレのあるフォークが特徴です。腕の振りが良く、プロの中継ぎで使えそうです。この秋は開幕当初こそ波に乗れませんでしたが、中盤以降の投球は良かったです。終盤には、数球団のスカウトが見にきたそうですよ。本人は「育成でもいいのでドラフトで指名されたい」と言っています。昨年に続いて静岡大学リーグからのプロ入りに期待しています。
Hさん 私は好調時のフォームが好きですね。胸の張りがすばらしいと思う。栗山さんが、この間載せた動画はちょっと腕が下がってるかなという気がします。リーグ戦後半のもう少しいい動画を載せてあげてほしかった(笑)
栗山 すみません(笑)。静岡絡みでは静岡高校出身で日本福祉大の鶴田健太。鶴田も、星山同様にいい時には140キロ台後半のボールを投げます。でも、最大の特徴は低めへのコントロールとシンカーです。特にシンカーは対右打者には有効的で初対決だと打ちづらいと思います。この秋は故障の影響で思うような投球ができなかったのは残念ですが、人間性も含めて僕は評価しています。現在25歳でプロ入りへの最後のチャンスです。
Hさん 彼のプロへのひたむきな気持ちは胸を打ちますね。静清工(現静清)出身の日本通運の牧田和久も指名がありそう。ボールをとても速く見せることのできるアンダースロー。即戦力だと思いますよ。

<東海編>

栗山 東海に範1010261_2囲を広げてみると、高校生で指名がありそうなのが、磯村嘉孝(中京大中京)、谷口雄也(愛工大名電)、千賀滉大(蒲郡)、伊藤大智郎(誉)、関啓扶(菰野)。なかでも僕は、千賀と伊藤が気になります。千賀は上半身の強く、ストレートに力があります。伊藤の魅力はヒジのしなり。サイドから細い腕がムチのように出てきます。2人とも体の線が細く、典型的な素材型のピッチャー。ただ、3~4年で大化けする可能性もあると思いますよ。
Hさん 関は迫力のある投手ですね。将来、もっと速くなりそうな馬力を感じます。谷口は名電っぽい、アスリート的な選手。根性がすごいので、プロ向きでしょう。
栗山 大学生では森越祐人(名城大)、荻野貴幸1010262_3愛知工業大)といった名前が挙がっています。ショートを守る森越は柔らかいグラブさばきとシュアな打撃が特徴です。でも、先日見た試合では動きに思い切りの良さが消えていて、特にスローイングが不安定だったのが心配でした。
Hさん 高校生、大学生で上位指名がありそうな選手はいないですかね…。社会人では、最近、評判がいい宇田川雄一郎(三菱自動車岡崎)は上位もあり得そう。
栗山 宇田川のボールには角度がありますよね。マウンドに立っている姿もいいです。フォームもきれいだし、プロの方が上位で獲りたくなるピッチャーだと思います。
Hさん 私はここに来て荒波翔(トヨタ自動車)の名前が出てきたことに驚きました。プレーにスピード感があって、ぱっと目を引く華がある。しかし、今年は要所で活躍できなかった感もあって。でも、ステージが上1010263がっても、ついていける身体能力は持ってますね。
栗山 150キロ右腕の高木勇人(三菱重工名古屋)もありそうですね。Hさんが今年追いかけてた金丸将也(東海理化)はどうですか? 最近も話し込んできたらしいですけど。
Hさん 左で、186センチあって、150キロ投げる。都市対抗予選では迫力がありましたよ。打者にとっては本当に怖いピッチャーですね。それ以降は不調で評価を落としているようなので、あっても下位でしょう。今、かなり走っているらしいので、プロに行っても、東海理化に残っても、来年はやってくれると信じています。

<来年のドラフト編>

栗山 ところで来年どうします? 僕は静岡なら野村亮介(静清)、永田大貴(磐田東)、佐野準哉(富士宮北)のピッチャー3人に注目していきたいです。
Hさん 私は日大国際関係学部の横井貴行をマメに見たいですね。
栗山 来年はヤマハの戸狩聡希が解禁年を迎えます。フェリペ・ナテルも日本人扱いでドラフトを待つことになります。
Hさん 戸狩は冬の間にどれだけ上積みできますかね。ナテルはとにかく体を万全にしてほしいところ。
栗山 県外だと浜松工出身の浦野博司(愛知学院大)が気になりますね。
Hさん 来年のドラフトには関係ないんですけど、ドラフト待ちで東海の社会人に決まってる大学生選手たちが気になっているんですよ。トヨタ自動車に内定していて、上位でなければ社会人に進むと言っている中村恭平(富士大)とか。だって、左で186センチあって、150キロ投げるんですよ!
栗山 …なんかどこかで聞いたようなスペックですね(笑)本人の希望通りになるのが一番ですが、もしトヨタ自動車に来たら僕も見たいです!

<写真/上から星山広宣(浜松大)、千賀滉大(蒲郡)、森越祐人(名城大)、荒波翔(トヨタ自動車)>

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2010年10月25日 (月)

秋季東海大会 愛工大名電vs磐田東

★10月23日 第63回秋季東海地区高等学校野球大会 2回戦 伊勢市営球場 曇   

  チーム
愛工大名電 0 0 0 0 0 2 2 0 0 4
磐田東 1 0 0 0 0 0 0 1 0 2

 昨日は電車で約3時間。伊勢市営球場に行ってきました。静岡代表の磐田東は、愛知県1位の愛工大名電に対して、惜しくも逆転負け。確かに、愛工大名電は能力の高い選手が揃っていました。しかし、勝敗の行方は紙一重だったように思います。ただ、負けは負け。こういうリードを許したところから、逆転していかないと甲子園というのは見えてこないのだと痛感しました。1010241_2

 愛工大名電のエース・濱田達郎(181cm88kg、左投左打)はどっしりとした体つきのサウスポーでした。磐田東の山内克之監督は試合後、「初速と終速の変わらないピッチャーだったよね」と濱田について分析。スピードは感じませんが、キレと重さを感じるピッチャーでした。しかも、ストレートと同じ腕の振りで、変化球を投げられるのが長所。スライダー、チェンジアップをうまく絡ませ、磐田東打線に的を絞らせませんでした。静岡県には少ないというか、いないと断言してもいいタイプのピッチャーでしたね。

1010242

 その濱田に苦しんだのは、磐田東の強打者・花嶋修平(175cm70kg、右投右打)です。全打席を通じ、内角に食い込むスライダーが中心の組み立て。おそらく、1打席目にこのボールに対して苦しそうなバッティングを見たバッテリーが試合を通じて徹底したと思われます。結局、4打数無安打2三振。試合後のインタビューでは涙目で「いい経験になりました」と悔しさをにじませていました。それでも、今秋の県大会2本塁打。県ナンバーワン遊撃手として一気に注目度が上がりました。

 磐田東は6、7点に2点ずつ失点しましたが、僕の中では愛工大名電の村山賢輔(181cm88kg、右投右打)一人にやられた感が強いです。6回は先頭打者として左中間を破る二塁打、7回には右方向に持っていきタイムリー安打。シャープなスイングに加え、甘い球は絶対に逃さない勝負強さが凄いです。それだけに、もう少し、村山に対し、うまく攻めていたら展開は変わっていたかもしれません。

 山内監督は「この秋は80点の出来」と評価。僕も、残念な気持ちが強いのですが、チームとして東海大会を経験したことはかなり大きいと思います。いくら練習試合で強豪チームとやっても、やはり今回のような痺れる試合を積み重ねていかないとチームは強くなっていかないはず。春も県大会を勝ち抜いて東海大会に出場していくことが、夏につながると強く感じています。

<写真上/緩急自在の投球で磐田東を抑え込んだ濱田達郎(愛工大名電)>
<写真下/チームを東海大会まで牽引した主将の花嶋修平(磐田東)> 

■愛工大名電

■磐田東

1番 三塁 村山
2番 左翼 木村
3番 一塁 田中
4番 中堅 大村
5番 右翼 幸村
6番 捕手 清岡
7番 二塁 佐藤
8番 遊撃 冨澤
9番 投手 濱田
1番 遊撃 花嶋
2番 中堅 山本
3番 三塁 齋藤
4番 一塁 森口
5番 捕手 江間
6番 左翼 柴田
7番 右翼 都築
8番 投手 永田
9番 二塁 後藤
投手:濱田

投手:永田-寸田-伊藤-阿部

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2010年10月23日 (土)

東海地区大学野球秋季選手権 中部学院大vs三重中京大

★10月23日 東海地区大学野球秋季選手権 浜松球場 晴   

  チーム
三重中京大 0 0 2 0 0 0 1 0 4
中部学院大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

 今日は浜松球場で開催された東海地区大学野球秋季選手権へ。第3試合(中部学院大対三重中京大)の途中から観戦しました。試合は三重中京大が3対0で勝利。池尻達哉(177cm80kg、右投右打)が力のある速球を武器に完封勝利を飾りました。

1010231

 敗れた中部学院大は、面白そうな選手が多いです。特に、キャッチャーの小豆畑眞也(181cm85kg、右投右打)は、地肩の強さが魅力。一塁ランナーが盗塁した場面で右打者の外角へ逸れたボールを無理な体勢、しかもノーステップに近い形で二塁に送球。普通のキャッチャーなら、スローイングをあきらめるところ。二塁はセーフとなりましたが、相当、自分に肩に自信があるのだろうなと感じました。さらに、8回にダメ押しの1点を失った場面。ランナーを三塁に置き、三振を奪ったのですが、小豆畑がボールを後逸します。ここでも小豆畑はバックネットのギリギリの位置から一塁へ矢のような送球。打者走者は微妙なタイミングでセーフとなりましたが、思わず「オ~」と唸ってしまいました。

 その他では、岐阜工時代に注目した遊撃手、中部学院大の丹羽雅也(175cm75kg、右投右打)を見ることができました。大きな構えから7回にはセンター前安打。雰囲気が良く、やはり素材は確かです。

<写真/荒削りながら身体能力の高さに惹かれた小豆畑眞也(中部学院大)>

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2010年10月22日 (金)

指名なるか!星山(浜松大)の動画をアップ

 明日から東海地区はアマチュア野球のビッグイベントが目白押しですね。高校野球は秋季東海大会(静清、磐田東、静岡が出場)、大学野球は東海地区秋季選手権大会(日大国際関係学部が出場)、社会人野球は来週末から日本選手権大会(ヤマハが出場)が開催されます。

 その間にはドラフト会議も行われ、アマチュア野球ファンにとっては、まさにスペシャルウィークです。ちなみに僕は明日、浜松球場で行われる大学野球の東海地区秋季大会を少し覗き、日曜日は高校野球で三重に行く予定です。

 さて、本日は今秋のドラフト候補・星山広宣(175cm67kg、右投右打)の動画をアップします。惜しくも、今秋のリーグ戦は優勝を逃しましたが、初のベストナインを受賞。最速147キロの本格派として指名に期待がかかります。今回の動画はゲームは今秋の開幕戦(対富士常葉大)のもの。さらに貴重なブルペンでの映像もオマケしました。なんとか、ドラフトにかかって欲しいです!

★過去の星山広宣(浜松大)の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2010/10/post-6ddf.html

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2010年10月19日 (火)

愛知大学リーグ 日本福祉大vs中京大

★10月17日 愛知大学野球リーグ2部 中京大グランド 曇 

  チーム 10 11 12
中京大 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 1 3
日本福祉大 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2

1010171

 鶴田健太(183cm85kg、右投左打)。今から7年前、2003年夏の甲子園で静岡(以下静高)が誇る強力投手陣の一角を担い、2試合に登板。最速142キロをマークし、注目を浴びた本格派右腕です。ちなみに、鶴田と同じく、甲子園のマウンドに上がった川口盛外(現広島)、黒田祐輔(現阪神)はプロへ。1学年上の増井浩俊(現日本ハム)、2学年上の深田拓也(元巨人)もプロへ進み、今振り返るとまさに当時の静高は逸材ぞろいでした。

 鶴田は、高校卒業後、社会人の強豪・トヨタ自動車へ入社。ところが、腰痛の影響で3年での退社を余儀なくされます。「どうしてもプロへ」の熱い思いから、日本福祉大へ。1年間のコーチ生活を経て、2年春のリーグ戦から試合に登板。腰痛も完治し、3年秋には148キロをマーク。満を持してドラフトイヤーを迎えました。ところが、今年の夏あたりから肩痛の影響で秋は思うような投球ができず。ついにリーグ戦、最後の登板を迎えることになりました。

 日本福祉大の先発は威力あるストレートが武器の左腕・西光大(174cm69kg、左投左打)。鶴田も試合当初からベンチ前でキャッチボールをして、いつでもいける準備を整えます。出番を迎えたのは7回、ランナーを背負った苦しい場面でした。2点のビハインドで、これ以上、追加を与えることができないところ。ここで鶴田は一球でショートゴロ併殺打に。見事、ピンチを切り抜けます。

 8回以降は延長11回まで、毎回のようなランナーを許しますが、落ち着いた投球を展開。ボールを常に低めに集める徹底ぶり。安心して見ることができます。12回に1点を失いましたが、鶴田の良さを十分に見せてくれたと思います。特に、シンカーが面白い。右打者の内角低めに落ちる独特の軌道で、空振りを奪うことも、打者の芯を外すこともできます。

 試合後、鶴田は「今日の出来は、いい時を100だとすれば50くらい。肩痛の影響で少し腕が下がっています。でも、徐々に状態は良くなってきているのですが…」と自身を分析してくれました。

 これで日本福祉大のリーグ戦は終了。チームは2部で2位となり、1部2部入れ替え戦に挑みます。その前に、鶴田にとっては運命のドラフト会議が訪れます。先日、鶴田はプロ志望届けを提出。ドラフトでの指名を待っています。「僕は25歳。今年がプロへの最後のチャンスだと考えています。プロに行くためにこの4年間やってきましたので、育成でもいいのでかかって欲しい」と完全なプロ志望を表明。さらに鶴田の口から熱い言葉が続きます。

「極端な話、1年でクビになってもいいんです。とにかく、プロという世界に入ってみたい。1パーセントでも可能性があるのなら…。今回、ダメなら本格的な野球から退くつもりです」

 悲壮感を漂わせ、僕の目を真っすぐ見て話してくれた鶴田。高校卒業後、かなりの苦労と努力をしてきたんだろうなと強く感じさせる一言一言でした。

 ドラフトまで、あと一週間。鶴田の指名はあるのか!? あのシンカーはプロで通用しますよ!

<写真/ドラフト指名を待つ静高出身の鶴田健太(日本福祉大)>

■中京大

■日本福祉大

1番 右翼 福富
2番 中堅 鈴木
3番 二塁 山中
4番 一塁 野々垣
5番 三塁 紙谷
6番 DH 濱元
7番 遊撃 岩田
8番 捕手 東間
9番 左翼 鋤柄
1番 左翼 加藤
2番 中堅 中根
3番 DH 長深田
4番 遊撃 渕上
5番 一塁 牧野
6番 右翼 近藤源
7番 三塁 山本
8番 捕手 安藤
9番 二塁 葛西
投手:鎌田-清水-藤本

投手:西-鶴田

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2010年10月16日 (土)

静岡出身のW大介が凱旋登板!

★10月16日 第4回中日本クラブカップ 浜松球場 晴   

     チーム
富山ベースボールクラブ 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2
NAGOYA23 1 0 0 1 0 0 0 0 1 3

 本日から全国でクラブカップが始まりました。東日本・中日本・西日本に分かれて、各地のクラブチームが1年間の鍛錬の成果を競います。浜松球場では、第4回中日本クラブカップが行われています。指名されるわけでもないのに、ドラフトにそわそわしているHさんが注目チームをレポートしてくれました。

※           ※           ※

Komura

 今日は栗山さんお勧めのNAGOYA23を見に浜松球場に行ってきました。元中日の川又米利が采配を振るうこのチーム、投手陣で活躍している小椋(こむら)大介野島大介の名前に聞き覚えのある方は多いのではないでしょうか?
 この日先発した小椋は島田商業のエースとして活躍した20歳の右腕。体は細いですが、長身(184センチ)で腕がふっとんでいくようなフォームから常時130キロ前半のストレートを投げ込みます。この日の最速は確認した限りで137キロ。気合の入る場面では、大きな声とともに、一段と速いボールがきます。このストレートにスライダー、カーブなどを組み合わせる投球。
 序盤はスイスイと富山ベースボールクラブを抑えていたのですが、6回から制球の乱れが気になり始め、7回には2点を奪われ同点に追いつかれました。その後はどうにか抑えたのですが、8回に四球、送りバントを決められ、マウンドを降りました。

Nojima

 そして、小椋の後を受けたのが野島。常葉学園菊川では、3年夏に甲子園でエース戸狩聡希と共に準優勝への原動力となりました。
 野島が登場したのは2対2、同点の1死二塁の場面。1点もやれない状況にも、野島は堂々としていて、期待が持てます。真上から投げおろすフォームから、134,5キロのストレートとスローカーブのコンビネーションで最初の打者を空振り三振。そして次の打者も空振り三振に斬ってとり、ピンチを切り抜けます。
 自信満々で、打者を見下ろせているし、腕もしっかり振れていて、調子がよさそうだなぁ、と久々に見る野島に満足しましたが、圧巻だったのは9回でした。先頭打者からまた三振を奪うと、そこから、三振、三振。つまり、5者連続三振でした。すべてストレートで奪った空振り三振だったと思います(ビデオを取っていたので、少し自信がありません)
 もう1イニング見たいと思いましたが、その裏にNAGOYA23がサヨナラ勝利。楽しみは次回にとっておこうと思います。

 富山ベースボールクラブも投手を中心に、しっかり守れるいいチームでした。残念だったのは審判ですね。好ゲームにちょっと水を差されました。

※              ※            ※

 Hさんありがとうございました! NAGOYA23は明日、全府中野球倶楽部と対戦し、勝利すれば決勝戦に進むことになります。小椋、野島のW大介は僕も来季はチェックしに行きたいと思っています。下の動画はHさんが撮ってきてくれた今日の野島の投球映像です。これを見ると魅力を感じますね。

<写真上/細身から豪快なフォームの小椋大介(NAGOYA23)>
<写真下/5者連続三振を奪った野島大介(NAGOYA23)>

野島大介(NAGOYA23)の投球映像

■富山ベースボールクラブ

■NAGOYA23

1番 遊撃 梅原
2番 左翼 熊木
3番 捕手 久恵
4番 中堅 金田
5番 一塁 寺田
6番 右翼 二瀬
7番 DH 高橋
8番 三塁 小口
9番 二塁 田村
1番 中堅 田畑
2番 一塁 鹿野
3番 三塁 小嶺
4番 遊撃 湊川
5番 右翼 松井洋
6番 DH 酒井
7番 左翼 加藤
8番 二塁 小笠原
9番 捕手 戸塚
投手:坂口

投手:小椋-野島

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2010年10月14日 (木)

日本選手権前のヤマハをチェック!

 日本選手権開幕まで2週間ほどです。京都大会の優勝で予選を免除されていたヤマハは9月、練習に明け暮れていました。そして、10月に入り、オープン戦を開始。チームは一体どんな状態に仕上がっているのでしょうか? 愛知をうろついていたHさんがレポートしてくれました。

※                ※                ※

Hirooka

 この日は大阪ガスとの試合でした。結果からお伝えすると、12対2でヤマハが大勝! 12安打を放ったうち、本塁打は4本、二塁打が4本とヤマハの強力打線が爆発しました。本塁打を放ったのは、マガリャエス・チアゴ松尾知之小粥勇輝、そして井上結貴。井上はなんと、6年ぶりの本塁打だったそうで、今後は間を置かずに打ってほしいところです。

 ただ、心配なのは、これだけ打線が爆発した中、1番・石野雅之と2番・永田英之が2人とも5打数無安打だったこと。ベテランの嶋岡孝太は3安打を放ち、都市対抗から好調を維持しているようですが、1・2番に当たりが戻らないと日本選手権では苦しい展開になりそう。永田は、スポニチによると三振を減らすためにバットを立てるフォームから、寝かせるフォームに改造したそうですが、3三振と今のところまだ成果は出ていないよう。今後、実戦の中で感覚をつかんでほしいですね。

 ベテランといえば、渡邉裕文古岡基紀広岡剛のアラサー選手たちも頑張りました。特に広岡は安定感が抜群で、全く打たれる気がしませんでしたね。最近の制球には目を見張るものがあります。古岡は2回2失点でしたが、エラーも絡んでいますし、本番に強い選手なので心配はしていません。
 あとは若手投手陣がどれだけやってくれるか、故障明けの吉村健二がどこまで本調子に戻せるかですね。

※                 ※                 ※

 Hさんありがとうございました! ヤマハは本日14日から行われている伊勢大会に参加します。東京ガスなど注目のチームも出る大会なので、ヤマハがどんな試合を見せてくれるのか、楽しみです。

この試合の細かい結果、大阪ガスについてはHさんのブログでどうぞ!
http://blog.livedoor.jp/arai1126/

<写真/好投を見せた広岡剛(ヤマハ)>

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2010年10月13日 (水)

愛知大学リーグ 名古屋商科大vs名城大

★10月10日 愛知大学野球リーグ 瑞穂球場 晴   

   チーム 10 11
名城大 0 2 2 0 1 0 0 0 1 0 7 13
名古屋商科大 0 0 2 0 0 3 1 0 0 0 0 6

  先日は、この秋、初めて愛知大学リーグを観戦しました。名古屋商科大は3番手で川根高出身の上原友也(177cm72kg、右投右打)が登板しました。

 この投手、高校時代は全くの無名。高校3年夏は2回戦の浜松西戦で、好投しながら1010101も1対2でサヨナラ負け。僕も、申し訳ないのですが、名前すら聞いたことがありませんでした。ところが、大学入学すぐの春リーグ戦で投げていて、スポーツ新聞の出場選手メンバーの欄に「上原(川根)」と載っていたので、ずっと気になっていました。

 そして、この秋はリリーフとして活躍。特に、愛知工業大との2回戦では3回途中から延長11回まで投げ切って2安打無失点の快投。大学初勝利をマークし、『中日スポーツ』にも記事が掲載されました。

 今回、僕が見た名城大戦では6回二死一二塁のピンチでマウンドへ。5番・西川和成(173cm70kg、右投右打)をファーストフライに打ち取ります。その裏、味方打線が3点を挙げて同点に追いつくと、7回には勝ち越し。上原もテンポのいい投球で名城大打線を7、8回と三者凡退に抑え、1点リードのまま9回を迎えます。ところが、9回二死からショートのエラーで同点とされ、勝利投手を逃しました。

 上原の特徴はストレート。右の本格派タイプで、ストレートで打者のバットを差し込めます。球速は130キロ台前半くらいかなと思いますが、球質の良さに魅力を感じます。今後、順調に伸び、経験も積んでいけば、3年後が楽しみな投手です。今後も定期的にチェックしていきたいですね。

 それにしても、1年前、こんなに面白そうな素材を見落としていたとは…。もっともっと情報力と観戦力をつけなければと痛感しました。

<写真/今秋、1年ながらチームの快進撃を支える上原友也(名古屋商科大)

■名城大

■名古屋商科大

1番 中堅 濱井
2番 二塁 大嶽
3番 遊撃 森越
4番 捕手 芳川
5番 DH 西川
6番 一塁 黒澤
7番 三塁 牧内
8番 左翼 伊藤孝
9番 右翼 犬塚
1番 一塁 赤野
2番 遊撃 秋田
3番 右翼 中村
4番 中堅 荒木
5番 三塁 長尾
6番 左翼 郡戸
7番 DH 鈴木
8番 捕手 佐藤
9番 二塁 森上
投手:阿部健-新井-角屋

投手:水野-森本-上原-都築

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2010年10月10日 (日)

ヤマハの初戦は九州三菱自動車!

 第37回社会人野球日本選手権の組み合わせが決まりました。ヤマハは大会2日目の第2試合で九州三菱自動車と対戦します。今年は初戦のみ、全国4会場で開催。2回戦から例年通り、大阪ドームで行います。

 ヤマハは京都大会で優勝していることで、初戦は地元の岡崎市民球場。大阪まで行くことを考えれば、かなり近くなるので嬉しいです。選手にとっては、やはり初戦から大阪ドームでやりたいという気持ちはあるかもしれませんが…。

 さて、初戦の相手、九州三菱自動車は、今夏の都市対抗に初出場。惜しくも初戦でベスト4入りした住友金属鹿島に1対2で敗れましたが、堂々とした戦いを展開しました。

 なかでも、好投手・幸松司(173cm68kg、右投右打)は手ごわい相手。サイドから140キロ台1010101中盤のストレートと多彩な変化球を投げ込む九州地区屈指の右腕。簡単には得点を奪うことができないでしょう。それだけにヤマハは都市対抗本大会のように序盤に得点を与えてしまうと苦しい展開になります。若手投手でいけるところまでいき、ダメだったら広岡剛(180cm80kg、右投右打)にスイッチという展開だと間に合わない可能性もあります。戸狩聡希(177cm78kg、左投左打)、フェリペ・ナテル(177cm84kg、右投右打)が一本立ちして、先発を任せるレベルまでいくのが理想ですが、今大会の初戦に関しては安定感のある広岡に頼るのも手だと思います。

 なんとして初戦を突破して、まずは「大阪ドームステージ」へ駒を進めて欲しいです!

★第37回社会人野球日本選手権の組み合わせはこちら→http://www.jaba.or.jp/taikai/2010/syakaijin/pdf/37_syakaijin.pdf

<写真/先発として奮起に期待したい戸狩聡希(ヤマハ)>
※写真提供/Hさん

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2010年10月 8日 (金)

愛知県連盟会長杯が開催中!

 今月末から日本選手権が始まります。選手権予選で敗退したチームは、今週行われている愛知県連盟会長杯や、来週行われる伊勢大会などが今季最後の公式戦となります。来年に向けて若手中心のフレッシュなチームが見られるこの時期の試合は、また楽しいものです。金丸の追っかけのHさんが静岡関連の若手選手のレポートを送ってくれました。

※         ※          ※

Ogawa

 今日は愛知県連盟会長杯の東海理化vs王子製紙を見てきました。東海理化は日本選手権の代表権を逃しているので、本当に若手中心のオーダーでした。なかでも注目したのは、6番ライトの小川翔平。常葉学園菊川から入社して4年目の選手です。
 この日は、初回に2死満塁のチャンスから三遊間を割っていく2点タイムリーを放つと、3打席目でもレフト前安打。セーフティーを試みるなど、足の速さを生かした攻撃的なプレーが魅力的でした。
 東海理化は打撃に課題を抱えるチーム。来年以降、レギュラーに定着して、打線の起爆剤になってくれれば、と期待したくなりました。

 この東海理化には来年も静岡から東海大翔洋の小島宏祐が入社する予定です。東海理化の投手陣はエース左腕の川脇輝生をはじめ粒ぞろい。よいお手本がたくさんいるので、小島の成長にも期待ができます。特に川脇は小島と同じく高卒叩き上げで東海地区屈指の左腕となった投手。今秋のドラフト候補・金丸将也も川脇には「気持ちの持ちよう、切り替え方を教えてもらった」そう。小島も「川脇塾」で様々なことを学んでほしいですね。

※         ※          ※

 Hさん、ありがとうございました! この試合についてはHさんのブログにて詳しく紹介されています。

<写真>来季に期待したい小川翔平(東海理化)

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2010年10月 6日 (水)

静岡学生リーグ 東海大海洋学部vs日大国際関係学部

★10月3日 静岡学生野球リーグ 磐田球場 晴   

   チーム
日大国際関係学部 0 0 0 3 0 1 0 0 4
東海大海洋学部 0 0 1 0 0 1 0 0 0 2

 日大国際関係学部が東海大海洋学部に連勝。勝ち点4で東海大海洋学部に並びました。

 日大国際関係学部は7回から2番手で山岸大輝(183cm79kg、右投右打)が1010031登板しました。僕は、名前すら聞いたことがない選手で、パンフレットを見るとまだ1年生。マウンドに上がると、ピッチャーらしい体型で、立っている姿に雰囲気があり、「これは」と期待が高まります。

 フォームはオーバーから少し下がったスリークオーター。体の柔らかさが感じることができるフォームに魅力を感じました。変化球は左打者の内角に食い込むスライダーが武器です。

 7回は最初の打者に四球を与えますが、その後、3人を内野ゴロに。8回も無失点に抑え、9回は3人ともライトフライに仕留めました。1年生とは思えない落ち着きもあり、僕の興味がガンガン膨らんでいきました。

 家に帰ってからインターネットで検索すると、「流経大柏時代は3年夏に4回戦の成田国際戦で完封すると、続く5回戦の千葉敬愛戦では17奪三振を奪い連続完封。準決勝では甲子園に出場した八千代東に延長で敗れる」という記事が出てきました。

 リリースがばらつくなど、まだまだ荒削りでしょう。ですが素材として見れば、かなり面白い投手を発見することができました。

 ちなみに、今春のリーグ戦で新人賞を獲得した浜松大の山下大輝(176cm77kg、右投右打)とは名前が一字違い。今後、同じ1年生として「大輝対決」に注目したいです。そして、2人で静岡学生リーグを盛り上げていってもらいたいです。

<写真/7回から3イニングを無失点と好投した山岸大輝(日大国際関係学部)>

■日大国際関係学部

■東海大海洋学部

1番 中堅 橋本
2番 二塁 石川
3番 右翼 島村
4番 DH 西郷
5番 左翼 宮井
6番 一塁
7番 三塁 森井
8番 捕手 田井
9番 遊撃 奥津
1番 左翼 下見
2番 二塁 藤森
3番 右翼 遠藤秀
4番 捕手 藤井
5番 DH 華房
6番 三塁 鈴木
7番 中堅 水口
8番 遊撃 佐藤
9番 一塁 山口達
投手:横山-山岸

投手:諏訪-山口航

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2010年10月 4日 (月)

静岡学生リーグ 静岡産業大vs浜松大

★10月3日 静岡学生野球リーグ 磐田球場 晴 

  チーム 10 11
浜松大 0 0 3 0 0 0 0 0 0 2 5
静岡産業大 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 3

 今秋のドラフト候補に名前が挙がる浜松大の星山広宣(175cm67kg、右投右打)。前日の10月2日、静岡産業大戦で先発し、1安打完封勝利。プロのスカウトが訪れる中、星山自身も「全てを出し切ることができた」と存分にアピールを見せました。

 この日は先発の山下大輝(176cm77kg、右投右打)の後を受け、同点の7回からマウンドに上が1010031ります。7回から10回までを無安打1四球の快投。第1週に見たときよりも、球の走りが全く違います。目測で140キロ台前半のストレートが低めにビシビシ決まり、変化球は決め球のフォークで空振りを奪うキレ。躍動感のあるフォームは、トップで胸の張りがあり、腕の振りもきれいでした。これまで僕が星山を見てきた中で、ナンバーワンと言えるピッチング。『野球小僧10月号』の巻頭ページで紹介されているコメント通り、プロで短いイニングの中継ぎで力を発揮しそうだなと感じました。

 延長11回表、浜松大は2点を勝ち越すと、その裏、星山にも疲れが見え、一死から3連打を浴びます。それでも、3、4番打者を連続三振に切り、気迫で逃げ切りました。

 「この秋は、フォームがおかしくて、(第4週の)東海大海洋学部戦で完全に狂ってしまいました。それを立て直して、今はメチャクチャ調子がいいです。開幕のときに比べて180度変わりましたね」と試合後に明るい表情で話してくれた星山。次週、日大国際関係学部戦で連勝し、東海大海洋学部が勝ち点を落とせば、優勝の可能性も残っています。リーグ戦で有終の美を飾り、念願のプロ入りを果たすことができるのか? 今後の行方を見守りをたいです!

<写真/連投でチームに勝ち点をもたらした星山広宣(浜松大)>

■浜松大

■静岡産業大

1番 右翼 山口
2番 中堅 山田
3番 三塁 永井
4番 一塁 内海
5番 DH 堰澤
6番 二塁 豊田
7番 捕手
8番 左翼 江口
9番 遊撃 仲間
1番 右翼 井村
2番 遊撃 内藤
3番 一塁 萩元
4番 左翼 田島
5番 捕手 深澤
6番 三塁 老平
7番 DH 市川
8番 二塁 石田
9番 中堅 竹中
投手:山下-星山

投手:鈴木-植田

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2010年10月 1日 (金)

日本選手権予選 東邦ガスvs三菱重工名古屋

★9月29日 第37回日本選手権大会東海地区予選 代表決定戦  岡崎市民球場 晴 

   チーム
東邦ガス 0 0 0 0 0 2 0 2 4
三菱重工名古屋 0 0 0 1 0 2 1 8 × 12

 社会人の日本選手権予選が佳境に入ってきました。東海地区では、ヤマハが京都大会、トヨタ自動車が北海道大会で優勝を果たしたため予選を免除。それ以外のチームで、4つの枠を争います。

 29日、三菱重工名古屋と東邦ガスの代表決定戦を観戦しました。三菱重工名古屋の先発は菊地正法(177cm82kg、左投左打)。富士宮東出身で三菱自動車岡崎、東邦ガスを経てプロ入り。プロでは1軍13試合の登板に終わりましたが、今年より社会人野球に復帰しました。

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 この日の菊地は、130キロ台中盤(今大会、岡崎市民球場のスピードガンは少し遅め)のストレートに加え、変化球を低めに集めます。6回まで4安打無失点に抑える好投。7回に失策絡みで2点を失いましたが、重要な試合で力を存分に発揮しました。プロを経験しているだけあって、ランナーを出してからの投球術が光っていたように思います。

 試合後、菊地は「入った年に2大大会に出ることができ、多少なりともチームに貢献できて良かったです。古巣相手に力が入りました」とコメント。本大会では、エース・中根慎一郎(175cm75kg、左投左打)とともに活躍が期待されます。

<写真/日本選手権出場に貢献した菊地正法(三菱重工名古屋)>

■東邦ガス

■三菱重工名古屋

1番 右翼 山田
2番 左翼 松下
3番 遊撃
4番 一塁 山本
5番 中堅 前田
6番 三塁 白川
7番 DH 岡崎
8番 捕手 鶴岡
9番 二塁 本村
1番 二塁 村田
2番 一塁 吉田
3番 中堅 山田
4番 三塁 石塚
5番 DH 新保
6番 右翼
7番 左翼 花山
8番 捕手 西崎
9番 遊撃 馬場
投手:甲斐-後藤-長坂-小椋-谷口-西

投手:菊地-中根-高木

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