日本選手権でヤマハが初戦突破!
社会人野球の日本一決定戦・日本選手権がついに始まりました。京都大会優勝で日本選手権出場を早々に決めていたヤマハの初戦は、九州三菱自動車が相手。雨で日程がずれてしまったので、僕は観戦に行けませんでしたが、ドラフト結果にルンルンのHさんがヤマハのレポートを送ってくれたので、ご紹介します。
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今日の先発はフェリペ・ナテル。苦しんだ都市対抗初戦のことを思い出しました…。ただ、今回は初回を3人で切り抜け、いいスタートを切ります。2回、3回は走者を出しつつ、どうにか抑えたのですが、4回に1点を奪われ同点とされると、5回には内野安打、四球で無死一、二塁となったところで交代。ちょっと微妙な結果でした。
フォームもきれいで、ストレートもすごくきれいな球筋なんですが、簡単に打たれてしまうというか。逆に、ナテルの後を受けて出てきた古岡基紀は、一回見たら忘れられないようなフォームで、ストレートも伸びるとかそういう印象はないのですが、抑えるんですよね。
しかも、古岡の場合、ピンチであればあるほど、抑えてくれるような印象。高校時代には甲子園の決勝で松坂大輔と戦っているような投手なので、経験、度胸は抜群です。左ですし、古岡がいてくれることで、先発投手が思い切り投げられるところはあると思います。
試合はというと、1対1で迎えた6回、ヤマハが2死満塁のチャンスから今年満塁で打率10割の小粥勇輝がタイムリー二塁打を放ち、2点を勝ち越し。そのまま、逃げ切り初戦をものにしました。
試合後に、ナテルに話を聞いてみると、「先発だと言われたのは昨日です。自分じゃないかなと思っていて、準備はしていたので、驚きはありませんでした。今年は3回ぐらいばかりで、今日が一番長く投げたと思います(4回0/3)。調子は悪い方ではなく、普通でした。粘らなければいけない所で粘れませんでしたが、打線がカバーしてくれました」と、相変わらず、流暢な日本語で答えてくれました。
来年のドラフト候補にも名前が挙がる右腕。それだけに、京セラドームでの活躍に期待したいところです。
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Hさん、ありがとうございました! 来年のドラフト候補といえば、戸狩聡希はこの日は出番がありませんでした。ただ、社会人野球雑誌の『グランドスラム』で表紙を飾り(10人のうちの1人としてですが)、本日発売の『週刊ベースボール』では2011年のドラフト候補として写真付きで紹介されています。周囲の期待は大きいようです。京セラドームで登板があるのか、楽しみですね。
<写真/肘の柔らかさに注目してほしいフェリペ・ナテル(ヤマハ)>
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