愛知大学強化リーグ 愛知学院大vs中部大
★11月28日 愛知大学野球 強化リーグ 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
中部大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
愛知学院大 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
毎年、愛知大学リーグは秋のリーグ戦終了後、「強化リーグ」を開催しています。これは他リーグの新人戦とは違い、1~3年生のすべての選手が出場できます。愛知大学リーグの場合、入れ替え戦に2チームが回る独特のシステムを採用しています。したがって、各チームともにリーグ戦では最後の1試合まで気が抜けず、消化試合がありません。つまり、「新戦力を試す場」というものが必然的に皆無なのが実情です。そんなリーグだからこそ、来年に向けて、「強化リーグ」が存在していると思われます。
この日は「強化リーグ」の最終戦。愛知学院大と中部大の試合を観戦してきました。愛知学院大の先発は常葉学園菊川出身の萩原大起(180cm80kg、右投右打)。1年生ながら、春のリーグ戦でデビューを果たすと、秋のリーグ戦では先発して初勝利をマーク。さらに明治神宮大会では、あの早稲田大相手にリリーフ登板。1点を失いましたが貴重な経験を積みました。来年は、エース・浦野博司(178cm70kg、右投右打)に次ぐ先発投手として期待がかかります。
萩原は抜群の立ち上がり。初回は2三振を奪い三者凡退。2回から4回も走者を一人も許さずパーフェクトに抑え込みます。スライダー、ツーシームの横の揺さぶりに加え、130キロ台後半の高めの速球で空振りを奪っていきます。速球、変化球ともに、ほとんどキャッチャーの構えたミットに決まり、制球力という点でも文句なしでした。
ところが5回、一死後に道野大和(181cm77kg、右投右打)に初安打を許すと、二死一三塁から菱田皓介(180cm83kg、右投右打)に左中間を破るタイムリー二塁打を浴びます。これで2人の走者を還ります。結局、萩原は5イニングを投げ、被安打2、奪三振5、失点3という内容でした。
4回までは完ぺきだっただけに、5回の失点は残念。シーズン最後の登板だけに、本人的にも気持ち良く終わりたかったはずです。
3番手では興誠出身の江越裕樹(174cm77kg、右投右打)が登板します。この江越が驚くほど良かったです。マウンドに上がると身長以上に体が大きく見え、腕の振りにスピード感がありました。1イニングを無失点に抑えます。1イニングではなく、もう少し見たかったと思わせてくれる良い出来。来年、一気に飛躍の可能性があるかもしれません。
来年の愛知学院大の投手陣は、浦野、萩原、江越と静岡県勢が中心となりそう。しかも、3人ともに140キロ台を投げます。高校時代に3人を見ている静岡の高校野球ファンに彼らの成長ぶりを絶対に見てほしいです。愛知まで足を伸ばす価値が十分にありますよ!
<写真上/1年生ながら堂々とした投球を見せた萩原大起(愛知学院大)
<写真下/躍動感のあるフォームに将来性を感じた2年生の江越裕樹(愛知学院大)>
■中部大 |
■愛知学院大 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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投手:林-岡部-田村 | 投手:萩原-嘉数-江越-大田 |
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