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2010年11月27日 (土)

練習試合 常葉学園菊川vs静岡

★11月23日 練習試合 常葉学園菊川グランド 晴   

   チーム
常葉学園菊川 0 0 3 0 0 6 0 0 0 9
静岡 1 0 1 0 0 0 0 0 0 2

 11月末となり、そろそろ今年も高校野球シーズンが終わりに近づいています。そんな寂しくなりつつあるこの時期に、静岡県のビックチーム同士の練習試合が実現しました。全国の高校野球ファンにも名前が知れ渡る常葉学園菊川と静岡。両チームともに秋の県大会ではベスト8に進出。もちろん、来夏は甲子園を狙っているチーム同士です。

1011231

 試合は常葉学園菊川の圧勝で終わりました。3回に近藤亮(183cm73kg、右投右打)のタイムリー三塁打などで3点を挙げると、6回には7安打を集中して6点を奪う猛攻を見せます。投げては先発の木下晃暢(183cm78kg、左投左打)が、6回まで2失点に抑える好投。速い腕の振りから、力のある真っすぐと、同じ腕の振りから緩い変化球を投げ込みます。その変化球は高めに抜けると痛打を浴びる傾向がありましたが、低めにくれば、真っすぐとの緩急という意味で使えるボールです。

 心配なのは7回から登板したエース・岩本喜照(181cm70kg、右投右打)。結果的に無失点に抑えたのですが、なかなか空振りを奪えないところを見ると、キレが今一つ。今夏、今秋の大会では軽く投げている1011232ようでボールの伸びが特徴的だっただけに、アレッと首をかしげていまいました。この冬、じっくりと鍛えなおし、来春は一回り大きくなった姿に期待しています。

 打線では注目の高崎健太(167cm69kg、右投左打)が第1打席で持ち味を発揮。2-0と追い込まれてから、ファウルで粘り、8球目をライト線へ二塁打。金属バットでなく、一人だけ木製バットを使用しての快打でした。木製バットを使っている意味は何なのか。機会があれば、一度、本人に聞いてみたいです。

 一方の静岡は主砲の小川拓真(173cm82kg、左投左打)を故障で欠き、やや迫力に欠けていた印象が…。ただ、試合前のシートノックを見ていると、「持っている力はあるな」と感じました。特に、二塁・山田直(168cm61kg、右投左打)、三塁・中澤彰太(174cm63kg、右投左打)、遊撃・平川真大(177cm69kg、右投右打)の1年生コンビは、十分に全国で勝負できそうな安定した守備力があります。ここに小川がファーストに加われば、布陣として文句なし。来年は伝統校の巻き返しなるか、こちらも目が離せません!

<写真上/3回にライト超の三塁打を放った近藤亮(常葉学園菊川)>

<写真下/この冬、さらなる飛躍が期待される岩本喜照(常葉学園菊川)>

■静岡

■常葉学園菊川

1番 右翼 高階
2番 二塁 山田
3番 三塁 中澤
4番 一塁 田形
5番 中堅 宮川
6番 二塁 佐野
7番 遊撃 平川
8番 左翼 日吉
9番 投手 渡邉
1番 中堅 高崎
2番 左翼
3番 遊撃 近藤亮
4番 右翼 近藤駿
5番 一塁 高木
6番 三塁 斎藤
7番 捕手 柴田
8番 二塁 大野
9番 投手 木下
投手:渡邉-日吉

投手:木下-岩本

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