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2010年11月 4日 (木)

練習試合 島田樟誠vs加藤学園

★11月3日 練習試合 島田樟誠グランド 晴   

  チーム
島田樟誠 1 0 0 0 0 0 2 0 0 3
加藤学園 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1

 昨日は、秋季大会で見ることができなかった島田樟誠と加藤学園の練習試合を観戦しました。ともに今秋は県大会に進出。両チームは2回戦で対戦し、11対9で加藤学園が勝利しました。

 その試合、二塁打2本、三塁打1本の活躍を見せたのが島田樟誠の大友伸久(170cm62kg、右投右打)です。どんな逸材なのか、楽しみにしてグランドに向かいました。事前にポジションを調べずにいったのですが、シートノックでセンスが際立っている選手を発見。それがショートを守る大友でした。ゴロをさばくときのハンドリングが柔らかく、捕ってから投げるまでが素早い。何より、ユニフォーム姿がいいです。「これは凄い選手と巡り合えたかも」と僕のボルテージは一気に上がっていきました。

 ところが、試合では3打数無安打。バットを高く構え、ミート力もあるのですが、パワー不足からか、打球に力強さを感じませんでした。守備でもエラーも2つ。正面のゴロをはじくなど、今一つ精彩を欠いていました。試合後、生駒基樹監督から「少し状態を崩しています」という話を伺いました。それでも、来春、一冬を越した姿を見たくなる選手。まずは体調を万全にして、この冬はトレーニングを積んでパワーアップして欲しいと思います。

 加藤学園ではエース左腕の杉山龍太郎(175cm65kg、左投左打)をチェックしました。僕が杉山のピッチングを見るのは約1年4か月ぶり。1年夏は今に比べると細身の体。ただ、ヒジのしなりの良さが目につき、その後もずっと気になっていました(当時の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/07/post-d768.html)。

 今秋より指揮をとる新田紀之監督によると、この日は久々の登板とのこと。その影響からか、立ち上がり、先頭打者に死球を与え、それを足がかりに1点を失います。しかし、2回以降は杉山の長所を再確認。テークバックで一瞬タメを作ったあと、体の開きを我慢して、腕を強く振ってきます。球速は目測で120キロ台後半ですが、キレがあるので実際のスピードよりも速く見えるタイプ。ストレートと同じ腕の振りから投げ込まれるドローンとした緩いカーブは希少です。

 今秋は、あと少しで東海大会を逃した加藤学園。新田監督は、この冬のテーマに「チームのまとまり」を上げています。「打つ、投げる、走るはどこのチームもやること。あとは選手を同じ方向を向かわせる。そういったことが、夏の大会の厳しい場面で発揮されると思います」。浪商(現大体大浪商)、亜細亜大と厳しくもレベルの高い野球を経験してきた新田監督。新生・加藤学園を来夏までにどんなチームに仕上げるのか? 杉山の成長とともに注目していきたいです。

■島田樟誠

■加藤学園

1番 中堅 浅野
2番 二塁 増田
3番 遊撃 大友
4番 左翼 石神
5番 捕手 新倉
6番 投手 平尾
7番 一塁 川西
8番 三塁 大井
9番 右翼 野川
1番 一塁 市川
2番 遊撃 小西
3番 左翼 塩崎
4番 捕手 金子
5番 投手 杉山
6番 二塁 森田
7番 中堅 増島
8番 三塁 田川
9番 右翼 東谷
投手:平尾

投手:杉山

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