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2010年12月29日 (水)

2010年の静岡を振り返る!

 いよいよ、今年も残りわずかとなりましたね。2010年も静岡県の野球を存分に楽しませてもらいました。選手の皆さん、本当にありがとうございました。今日は、各カテゴリー別に1年を振り返ってみようと思います。

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 まず、中学野球では常葉学園橘中の活躍が目覚ましかったです。春の第1回全日本少年軟式野球大会で準優勝に輝くと、夏の第32回全国中学校軟式野球大会では優勝。静岡県勢として14年ぶりに日本一に輝きました。エース・青島勢奈、攻守の要・道場嵩慈など個々の能力が高く、チームとして完成度も抜群。このチームでそのまま高校に進み、どんなチームとなるのか、今からワクワクしています。

  「橘」の快進撃は中学にとどまりせんでした。高校野球の夏の県大会は決勝戦で常葉学園菊川と常葉学園橘の「常葉対決」が実現しました。5対3で常葉学園橘が勝利し、2年連1012293続甲子園へ。甲子園では初戦で北大津に敗退しましたが、県大会では長谷川彦の安定した投球が光りました。また、秋季大会では静清、磐田東、静岡が東海大会に出場。その中で静清は、菰野、三重を撃破し、決勝に駒を進めました。来春のセンバツ出場は確実。大型右腕・野村亮介のボールが甲子園でどこまで通用するのか。例年以上に春が待ち遠しいです。

 大学野球では全国大会出場チームが出ず、残念な結果に。春は東海大海洋学部、夏は日大国際関係学部が静岡学生リーグを制しましたが、それぞれ東海地区大学野球選手権で敗退。それでも、下級生に期待を抱かせる投手が出てきたのは嬉しいです。横井貴行山岸大輝(ともに日大国際関係学部)、山下大輝(浜松大)、小澤倫也(静岡理工大)は、全国で投げさせてみたい投手。リーグのレベルを上げるためにも、とにかく来年は全国大会に出場して欲しいです。

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 社会人野球は何といってもヤマハでしょう。7年連続都市対抗出場を果たし、本大会ではベスト8。秋の日本選手権でもベスト8進出を果たしました。今年のヤマハの打線は強力でしたね。特に2010年社会人ベストナインに選ばれた佐藤二朗のパンチ力のある豪快な打撃は凄かったです。ライナーで一直線にスタンドイン。プロでもなかなか見ることができない打球の鋭さでした。

 一方、シーズン終了後、佐藤ともに打線の中核を担ってきたマガリャエス・チアゴの退部が決まりました。来年は右島学氏が監督に就任し、有望な新人も入るようなので、新しいヤマハのスタイルが出来ることを期待しています。

 こんな感じで、ざっと振り返ってみましたが、今年の静岡で最も輝いたプレーヤーは誰なのか? 明日は、1年の最後に僕が独断と偏見で選んだMVPを発表したいと思います!

<写真/上から青島勢奈(常葉学園橘中)、野村亮介(静清)、佐藤二朗(ヤマハ)>

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コメント

栗山さんいつも沢山の情報をありがとうございます。私は静清OBでついに願いがかないそうでとてもうれしいです。

投稿: 静清 | 2010年12月30日 (木) 11時42分

静清さん、いつもありがとうございます。来年のセンバツ、僕も楽しみです。まずは、初戦を勝って勢いにのってもらいたいと思います。また、野村には甲子園で140キロ台後半を投げて欲しいですね。

投稿: 栗山司 | 2010年12月30日 (木) 17時14分

本当に野村投手の甲子園で投げる姿にワクワクしてしまいます。ここ数年は常葉学園はじめ磐田東、誠明、加藤学園、三島、城南、大成、障誠、沼津北、とどこの学校も野球に力をいれはじめ複雑な気持ちです。やはり中高一貫は魅力的ですね

投稿: 静清 | 2010年12月30日 (木) 22時55分

そうですね。確かに中間一貫は魅力ですね。ただ、静清の伝統的な厳しく、きっちりとした野球も大いに魅力的です。特に安定した守備力は全国に誇れるものだと思います。

投稿: 栗山司 | 2010年12月31日 (金) 08時13分

栗山さんありがとうございます。OBとしてとてもうれしく思います。1月28日が楽しみです。良いお年をお迎え下さい。

投稿: 静清 | 2010年12月31日 (金) 18時08分

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