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2011年1月

2011年1月28日 (金)

静清のセンバツ出場決定!

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 本日、静清のセンバツ大会初出場が決定しました! 県勢としては、2009年の掛川西以来、2年ぶりです。夕方のテレビの県内ニュースでは、各局とも出場決定を報じていましたね。

 なかでも、静岡朝日テレビの『とびっきりしずおか』では「静清、強さの秘密」と題1101282_2して、昨秋の県大会、東海大会の様子を放送し、これまでの軌跡を辿った他、普段の練習の様子も取材する充実ぶり。さすが、高校野球に力を入れている局だなと感嘆しました。

 「最低でもベスト8、4」とテレビでコメントしていたエース・野村亮介。センバツで勝ち上がるには高い守備力が必要不可欠。静清の場合はその守備には不安がないだけに、野村がどこまで全国の強豪に投げることができるのか。そこがポイントだと見ています。いずれにしろ、少ない得点を守り切る試合が勝ちパターン。なんとしても、状態のピークを3月中旬に持っていき、万全の状態で甲子園に挑んで欲しいです。

<写真/ついに全国デビューを果たす野村亮介(静清)>

★過去の静清に関する記事はこちら→

http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2010/04/post-956e.html

http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2010/09/post-ff50.html

http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2010/11/post-58fc.html

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2011年1月26日 (水)

広島で庄司ウオッチング!

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 先日、広島カープの自主トレを見ようと広島県廿日市市にある大野練習場に行ってきました。残念ながら練習風景は見ることができませんでした。しかし、練習場から外に出てきた庄司隼人(写真・中)の姿を発見。同期の堂林翔太(写真・左)、ルーキーの磯村嘉孝(写真・右)とともに近くの坂にランニングに向かいました。約半年ぶりに見る庄司は、プロのオーラが出てきているような…。 

 昨年の庄司はファームで65試合に出場。133打数で24安打をマークしま1101222した。打率にすると、1割8分。プロのファームは高校レベルから見ると、3ランク以上も上の世界だと思います。しかも、庄司の場合、常葉学園橘時代はピッチャーが本職。それを踏まえれば、1年目の数字は十分に合格点ではないでしょうか。2年目となる今季は、ショートに取り組む構想もあるようです。まずは、ファームでレギュラー獲得し、1試合でもいいので1軍に上がって欲しいです。

 庄司ウオッチングの後は宮島へ。僕の大好きな牡蠣料理三昧。宮島の「焼き牡蠣」は最高でした!

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2011年1月18日 (火)

名門の巻き返し②静岡商編

 前回の掛川西に続き、今回は静岡商です。静岡商は1954年にセンバツ優勝1101182、1954年と1968年には夏の甲子園準優勝に輝き、静岡県の野球ファンならずとも名門として知れ渡っています。OBにも、新浦壽夫(元巨人他)、藤波行雄(元中日)、大石大二郎(元近鉄)など錚々たる名前が並びます。今回は静岡商の監督を務める見城喜哉氏に、静岡商のあり方、そして今年にチームについて話を伺いました。

★静商、再建への道

 見城喜哉氏が静岡商の監督にして今年で11年目。「私がここにきたときは、一塁と三塁の高さが40センチも違うのです。驚きました。最初に野球の指導云々よりも、そういったグランドの設備から整えていく状況でした」。また当時は静岡商といえど、好選手が集まることがなかった。長年、甲子園から遠ざかっていたことに加え、商業高ということで大学進学を目指す選手から、どうしても敬遠されていたのです。
 そこで見城監督は関東方面などに積極的に選手を出し、徐々に進学実績を作っていきます。すると選手も集まりだし、2006年には大野健介(早稲田大)らを擁し、32年ぶりに夏の甲子園出場しました。

★静商イコール機動力

 2006年の甲子園、静岡商は初戦(対八幡商)で大会タイ記録となる1試合9犠打をマーク。バントと足を絡めた「静商野球」を全国に印象付けました。見城氏は、静岡商らしいとされる機動力を多用した野球をあえて意識しているのだろうか。そのことが、僕は以前から気になっていました。
 「“静商(せいしょう)だから、あえて機動力を使う野球をやるのですか?”とよく聞かれますが、私は元々2番打者。ディフェンスを第一に、機動力を使う攻撃が好きなのです。それが、うまく静商という学校とマッチした。だから、静商だからと意識することはありませんね。それに古いOBの方が考える静商の機動力と私の機動力は少し違うのかもしれませんよ」
 いくらチームの伝統である機動力にこだわっても、試合に勝たなければ意味が無い。ただ、静岡商らしい野球で喜ぶオールドファンも多いのも事実。見城氏は、そこのバランスをうまくつけているように感じました。

★昨秋は1点に泣く

 昨秋は、よもやの中部大会敗退。県大会出場を逃しました。その要因を訪ねると「夏までは3年生が中心で、チームとして遅れたのが大きな要因でしょうね。敗れた2試合は1点差ゲーム。この1点の差を選手がどう考えるのか。この冬のテーマにしています」
 特に、ライバル・静岡高との3回戦では8回終了時点で3対8でリード。ところが9回に一挙7点を失い、大逆転負け。そこからチームの歯車が狂っていきました。
 この1点の差とは果たして…。見城氏は、野球以外の部分が大切だと強調します。「例えば、落ちているゴミを拾う、授業にまじめに取り組みなど、そういった1つ1つの積み重ねが、1点につながるのではないか。選手にはそういった話をしています」。

★今夏は爆発の予感!

 そんな今年のチームの中で見城氏がオススメしてくれたのは捕手の1101181中村太星(182cm70kg、右投右打)。「私が見てきた11年の中で、ナンバーワンのキャッチャーだと思いますよ。広角に長打が打て、肩も強い。リード面もいいです。静岡県内でもトップクラスではないでしょうか」。昨秋の中部大会、島田工戦での僕のノートを見返すと、中村の欄には「右方向へパンチ力あり」とのメモ。体格が良かったと記憶していました。(中村はこの日のロングティーで木製バットにもかかわらず、100メートル近い打球をライナーで飛ばしていました)。
 「中村だけでなく、選手の能力は高いですよ。今はマグマのようにじっくりと力をため込み、夏に一気に爆発させます。2006年に甲子園出場したときとチーム状態は近い」と最後に自信たっぷりに話してくれた見城氏。エースの中本聖エリアも、この冬に急成長中で、球速は130キロ台後半に伸びているとか。対戦するチームにとって、不気味な存在になりそうな今年の静岡商。虎視眈眈と私学に割って入り、5年ぶりの甲子園を狙っています。

<写真上/静岡商のグランド裏に立っている球魂之碑>
<写真下/大型捕手として期待の中村太星(左側)>

※第1回の掛川西編はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2010/12/post-4994.html

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2011年1月15日 (土)

浜北北部中の写真展

 先日、浜松市浜北区の「サンストリート浜北」へ買い物に出かけました。2階を歩いていると偶然、野球の写真が目に入ってきました。野球の写真というだけで、勝手に吸い込まれいきます(笑)。近づくと「全国大会出場おめでとう!浜松市立浜北北部中」とデカデカとした文字。浜北北部中野球部の写真が飾られていました。

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 浜北北部中は、今年3月開催の第2回全日本少年野球春季軟式野球大会に出場。多数の写真は、昨年12月の開催枠代表決定戦のもののようでした。この開催枠代表決定戦では、昨夏の全国優勝チーム・常葉学園橘中を撃破。エース右腕、鈴木隆司の奮投が光りました。全国大会でも勝ち上げれば、さらに地元は盛り上がりそうです。

 お近くの方はぜひ写真展に足を運んでみて下さい!

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2011年1月12日 (水)

今年のヤマハは一味違う~新体制のチームを直撃!~

 右島学新監督の下、新体制でスタートしているヤマハ。6日から浜松市営球場サブラウンドで練習を行っているという情報を入手し、早速グランドに行ってみました。

 池本昌弘マネージャーによると、新人を除いた全選手が練習に参加しているとの1101101_2こと。この日(10日)からブラジルに帰省していたフェリペ・ナテルも合流しました。(ナテルは、新年初の練習にかかわらず、グランドを元気よくランニングしていました!)

 この日は、アップのあと、キャッチボール、ダッシュ、その後は投手、野手に分かれて練習を行いました。

 練習の合間、僕は右島学新監督に今年の目標を伺うことができました。「もちろん都市対抗です。これは毎年、変わることがありません。ただ、都市対抗にたどり着くまでのプロセスが違うだけですね」。

 プロセスが違う…? 昨年までのヤマハといえば、一挙に大量得点を奪う強力打線がウリ。大量得点を献上しても、終盤に5点や3点を奪って逆転勝ちという、見ている側としてもスリルのある野球が魅力でした。しかし、右島監督によると、「今年は投手を中心に守りから入っていき、打線が打てないときでも勝てるように。今年は、昨年とは少し違う野球を考えています」とのこと。いくら、打線が良くても、社会人球界の一流投手が相手だったり、データの少ない初対戦の投手だったりすると、そうは打てるものではありません。例えば、昨年の日本選手権3回戦のJX-ENEOS戦。広岡剛が好投を見せるも、打線がJX-ENEOSの倉又啓輔をとらきれず、0対1で敗戦。こういう試合をいかにモノにできるのか。それが、都市対抗、日本選手権で上位進出できるのかのカギになると思います。

 ということは、昨年とはスタメンメンバーが入れ替わるのか? まだ実戦練習を行っていないので何ともいえないと前置きした上で、右島監督はこんなことを言っていました。「もちろん、その可能性はあります。今は横一線。まずチームとしてやりたい野球があって、そこに当てはまる選手を入れていきます」。走攻守、三拍子がそろった長谷川雄一(近畿大)など新人選手も含め、果たしてどんな選手が起用されるでしょうか。3月6日からのオープン戦が楽しみです!

 その右島新体制の中で重要な役割を担うのが、石井隆之新投手コーチです。昨年は若手投手が打ち込まれ、広岡や古岡基紀らベテランに頼らざるを得なかった現状がありました。

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 石井氏と言えば、河合楽器、ヤマハの左腕エースとして長年活躍。ドラフト候補としても名前が挙がり、巧みな投球術で強打者を抑える姿は僕の脳裏にも強く残っています。石井コーチは「現役を離れて4年になり、メンバーも半分くらい変わってきています。今は選手とコミュニケーションを取っている段階ですが、やはり若手に出てきてもらわないとね」。なかでも石井投手が最も期待を寄せるのが3年目の戸狩聡希。この日のダッシュでは、他の選手をダントツに引き離して駆け抜ける姿が印象に残りました。常葉学園菊川時代から脚力の素晴らしさが光っていましたが、社会人のレベルでもトップクラスでしょう。持って生まれた身体能力が抜群。今年、プロ解禁となる戸狩を石井投手コーチが同じ左腕としてどう育成していくのか。すごく興味があります。

 「今年のヤマハは明らかに一味違う」。今回、右島監督、石井投手コーチに話を伺って、僕はそんな印象を頂きました。

<写真上/10日からチームに合流したフェリペ・ナテル>
<写真下/スピード感に溢れる走りを見せる戸狩聡希。後方は町田友潤>

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2011年1月10日 (月)

大島洋平(中日)のトークショーを見学!

 昨日、浜北ハウジングセンターで行われた中日ドラゴンズの大島洋平のトークショーを覗いてきました。大島は、日本生命時代に取材させてもらったことがあるだけに、昨年終盤の活躍には僕も嬉しい気持ちになりました。

 トークショーが始まる30分ほど前に浜北ハウジングセンターに到着すると、1101091_2もう駐車場は満杯。トークショーが行われる広場にもすでに多くの人が集まっていて、その人気に驚きました。
 時間通りにステージに大島が現れ、ジーンズにダウンというカジュアルな出で立ちでしたが、一見して体が大きくなったと感じました。浜北には、衰栄高時代に練習試合で来たことがあり、地名は知っていたそう。和やかな雰囲気でトークショーが始まり、「終盤は自分自身でも驚くほど活躍できた」というルーキーイヤーの昨年の話から、チーム内で駒澤大の先輩後輩として仲がいい新井良太(現阪神)や野本圭の話まで様々な話が聞けました。
 トークショーの後は、バッティング教室、クイズ大会、握手会など浜松の中日ファンも存分に楽しめる内容でした。特にバッティング教室では、ステージにのぼった野球少年のスイングを見て(この少年のスイング、なかなかシャープでした)褒めつつも肩の突っ込みを指摘。大島自身のスイングを見せながら、肩を意識して戸惑う少年に対し、足の踏み込みを指導していました。僕が取材した時も、下半身と上半身の連動については熱く語っていた大島。バッティング教室で指導したのは1人だけだったのですが、もう何人か見たかったです。

 オフシーズンの一日を、楽しく過ごせました。

<写真/トークショーで少年にバッティングを指導する大島洋平(中日)>

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2011年1月 5日 (水)

明けましておめでとうございます

 新年、明けましておめでとうございます。この季節は、野球がなくて寂しいですね。僕は来るべく、春に向け、着々と情報収集を行っている今日この頃です。

 2011年も、静岡県を中心にアマ野球情報を掲載していきたいと思っています。よろしくお願いします!

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