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2011年2月 2日 (水)

静清の紅白戦レポート

★1月30日 静清紅白戦 掛川球場 晴   

  チーム
紅組 0 0 1 0 0 3
白組 0 0 0 7

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 1月30日、センバツ出場の決まった静清の紅白戦を見てきました。注目のエース・野村亮介(187cm80kg、右投右打)は白組の2番手で登板しました。この日は、気温が低く、冷たい風も吹き荒れる悪天候。無理に投げて故障しないか、少し心配していました。ところが、いざ投げ始めると、僕の不安を吹っ飛ばすような好内容。7分程度の力で投げているにもかわらず、イキのいいボールがきていました。この日はストレート限定なので打者有利。それでも、余分な力が入っていないので、体の開きが最小限に抑えられ、いつも以上にバランスが良かったです。

 まず、4回は3人ともにショートゴロに仕留め、野村らしくテンポ良さを見せます。続く5回には1点を失うも、6回はピンチをしのぎ無失点。この6回、二死一三塁の場面、カウント2-3になったところで、光岡孝監督からバッテリーに対してゲキが飛びます。

 「ここを我慢して0点にしのげ。攻める気持ちで投げろ」。この一球、おしくも左打者のアウトコースにわずかに外れましたが、この日MAXの渾身のボール。攻撃的な気持ちが見えました。続く打者は、三振に。ピンチにもかかわらず、このバッテリーが完全に優位に立っていました。まさに「防御は最大の攻撃」という言葉が僕の頭に浮かんできました。

●野村亮介の全内容…<4回>遊撃ゴロ、遊撃ゴロ、遊撃ゴロ<5回>右中間三塁打三振、スクイズ、二塁ゴロ<6回>三振左翼安打、三塁ゴロ、左翼安打、四球、三振

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 野村も良かったのですが、僕がもっとも気になったのは白組の先発で登板した山本将馬です。腕の位置はサイドからアンダーの右投手。球速は120キロ台そこそこだと思いましたが、常に低めに集まってきます。しかも、キレがあるので、打者が困惑している様子でした。静清のアンダーと言えば、プロ入りを果たした牧田和久(西武)が思い浮かびますが、もしかして「牧田二世」かもと、期待してしまったほど。3回を1失点という内容以上にインパクトがありました。これで、シンカーみたいな落ちるボールを完全マスターすれば、センバツでは面白い存在になるのでは…。野村が本格派タイプだけに、このアクセントは静清にとって大きな武器になるでしょう。

<写真上/貫録の投球を見せた野村亮介(静清)>
<写真下/3回を1失点に抑えた山本将馬(静清)>

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コメント

栗山さん いつも楽しく拝見させて貰ってます。静清も 野村君 望月君 そして台頭して来た山本君と 投手陣が頼もしいですね。春は投手力と言われるだけに これは期待出来そうな予感です。

投稿: マニア | 2011年2月 4日 (金) 08時09分

栗山さん紅白戦のレポートありがとうございます。新しい戦力心強いですね 僕の記憶では中部大会の決勝静高戦で好投した左投手松浦君と鈴木君も気になります

投稿: 静清 | 2011年2月 4日 (金) 09時20分

マニアさん、静清さん、コメントありがとうございます。静清は沖縄キャンプに入っているようです。ここで、さらに2番手以降の投手陣が成長していけば面白いですね。
極端な話、野村以外の投手が投げても勝てる戦力になっていけば、センバツで上位進出も見えてくると思います。

投稿: 栗山司 | 2011年2月 5日 (土) 14時02分

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