練習試合 飛龍vs静岡商
★3月9日 練習試合 飛龍グラウンド 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
飛龍 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
静岡商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | × | 1 |
いよいよ、高校野球の練習試合が解禁になりました。待ちに待ったという感じです!
まず昨日、僕が向かったのは飛龍と静岡商の試合です。この日の飛龍グランドは強風で土埃が飛び交う悪天候。選手にとっては厳しい環境で荒れた試合になるのではないかと予想していました。ところが、序盤から両チームの投手陣が良く、引き締まった好ゲームを見ることができました。
飛龍の先発は瀧井大智。和歌山シニア時代、エースとしてジャイアンツカップ準優勝に輝いた期待の右腕です。この投手のストレートはスピードガン的な速さはありませんが、キレで勝負します。変化球も、すべての球種で精度が高く安定感があります。また、大舞台を経験しているだけあり、ピンチで全く動じる素振りを見せないのも特徴。ランナーを背負った厳しい場面でも初球に緩い変化球を持ってくるところは並みの高校生とは違うところです。この日は5回1失点の好投。昨秋の県大会ではベンチに入っていませんが、今年は大きな戦力になりそうです。
野手陣ではプロも注目する大型遊撃手・辻本一磨(181cm73kg、右投右打)の守備力の高さを再確認しました。打球に対する一歩目の速さと柔らかいグラブさばき。そして跳ね上がるようなスローイングは華があります。特に9回、中村太星(182cm70kg、右投右打)のセンターに抜けようかという打球を華麗なフィールディングで先頭打者を許しませんでした。大型で動けるショートは貴重です。
昨秋まで非力さを感じていたバッティングは、センター方向へ2安打をマーク。濱野洋監督によると、生徒会長を務めるほどのまじめさでコツコツと努力をする選手とのこと。課題のバッティングも人一倍バットを振り込んでいるようなので、春から夏にかけて楽しみです。
もう一人の有望株、主砲の奥村拓史(184cm88kg、右投左打)は7回に鋭い打球でセンター前安打。スイングのパワフルさは抜きんでたものがあります。
一方の静岡商は3番手でエース・中本聖エリヤが登板しました。パッと見た感じ、昨秋よりも体が逞しくなった印象を受けました。6、7回を無失点。順調に成長してきています。中本に負けじと、8回から投げた有賀も良かったです。ストレートの力は中本以上か。球速も、この時期で136キロをマーク。もっと暖かくなれば140キロを超す期待を十分に持てるヒジの柔軟性があります。中本と有賀は新2年生。静岡商の本格派コンビは今後も追いかけたくなる素材でした。
<写真/躍動感のある守備を見せる辻本一磨(飛龍)>
※辻本一磨(飛龍)、中村太星(静岡商)については、本日発売の『高校野球小僧』でも少し紹介しています!
■飛龍 |
■静岡商 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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投手:瀧井-小川 | 投手:河野-鈴木-有賀 |
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コメント
静商対飛龍の静商中本君と書いてある画像が実際は河野君です。
投稿: | 2011年4月12日 (火) 01時46分
写真の件、ご指摘、ありがとうございました。以後、気をつけます。
中本投手の写真が撮影出来次第、掲載したいと思います。今後とも、よろしくお願いします。
投稿: 栗山司 | 2011年4月12日 (火) 18時08分