静清ナインに数珠をプレゼント!
2月下旬のこと、知り合いを通じ、静岡市在住の鈴木昭一郎さんから一本の電話をいただきました。内容は鈴木さんがセンバツ大会に出場する静清ナインに数珠をプレゼントするとのことでした。「なんで数珠なの?」。そんな疑問を持った僕に対して、鈴木さんは熱く語り始めます。
「僕は、2年くらい前から子供たちに夢のある生活を送って欲しいと考えるようになりました。幼稚園や少年団の設立を考えた時期もありましたが、経済的な理由などもあり、とても一人で出来るものではないですよね。でも、何かやりたかったんですよ!」。
そんなある日、静清のセンバツ大会出場が決定しました。「静清の選手のように努力を重ねれば、注目を浴びて甲子園にも出場できる。子供たちにとって目指しやすい姿ではないのか。それなら、 静清ナインに数珠を送って活躍しても
らおうと思いました」。
かなり唐突なアイディアだと思いましたが(笑)、ここからの鈴木さんの行動力がさらに凄い。かつて甲子園に出場した方々に頼み、甲子園の土を頂いたそうです。その中には2008年センバツ大会準優勝投手の東浜巨(沖縄尚学→亜細亜大)の名もあります。甲子園の土を練り込んで数珠の一部を作り、静清も校章も刻むという凝りよう。3月6日、鈴木さんは完成した数珠30ケを手に、ついに静清グランドに向かいました。
残念ながら僕は立ち会えなかったのですが、チームを代表して加藤翔主将に手渡すことに成功したとのこと。「甲子園で活躍している姿を小中学生に見てもらって目標を持って生きてもらいたいんです」と鈴木さん。この数珠パワーで静清の快進撃なるのか!?
* * *
★鈴木さんは、今回の静清へのプレゼントで甲子園の土を全部使ってしまったそうです(笑)。そこで、今後に向けて、甲子園の土を提供してくれている方を募集しているとのこと。ご協力いただける方は下記のアドレスまで連絡をお願います。
kachidama@gmail.com
<写真上/静清ナインを代表して主将の加藤翔に数珠を渡す)
<写真中/土で練り込んだオリジナルの数珠>
<写真下/加藤と握手する鈴木昭一郎さん)
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