春季静岡県大会 静清vs磐田東
★4月30日 春季静岡県大会 静岡草薙球場 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
静清 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 6 |
磐田東 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 0 |
昨日から春季静岡県大会が始まりました。甲子園に直結しないとはいえ、夏のシード権や東海大会出場などがかかっているこの大会。2日目の今日はセンバツに出場した静清が登場しました。
昨秋の県大会決勝もこのカードでしたが、その時は野村亮介(187cm82kg、右投右打)と永田大貴(181cm72kg、左投左打)が投げ合い、静清が辛勝。その静清は東海大会準優勝でセンバツに出場し、強豪・日大三を相手に一歩も譲らぬ好勝負を見せただけに、この磐田東との再戦は特に注目の試合でした。野村の制球にいつも唸っているHさんがこの試合のレポートを送ってくれました。
* * *
今日は草薙球場で行われた静清vs磐田東を見てきました。
静清が山本将馬(174cm76kg、右投右打)、磐田東が阿部智弘(171cm67kg、左投左打)が先発。共にエースは登板を回避しましたが、山本は右のアンダースローの「牧田和久(西武)2世」、阿部も今春は背番号1をつけ、投手陣を引っ張ってきただけに、単なる二番手同士の対戦ではありません。
ただ、守備の静清、攻撃の磐田東という印象があったので、野村が投げないということから、磐田東が有利かと思っていたのですが…予想外の展開になりました。
静清は4回に加藤翔(173cm74kg、右投右打)のタイムリー、石走直紀(172cm82kg、右投右打)のタイムリー二塁打などで3点を先制すると、その後も得点を重ね、12安打の6得点。投げては、山本が7回を3安打無失点に抑え、その後を受けた望月建吾(175cm76kg、右投右打)が2回無失点の完封リレーで磐田東を完璧に封じ込めました。終始静清のペースで、磐田東に流れがいくことが全くありませんでしたね。
静清の山本はストライク先行の投球で、変化球をうまく使って打たせてとっていました。アンダースローということもあり、長身からストレートを低めに投げおろしてくる野村とは全く逆の球筋。夏に向けて、この投球は大きな収穫ではないでしょうか。バッティングもよくて、甘く入ってきた初球を見逃さずにセンター前に持っていったかと思えば、粘ってセンター前を打ったり。フィールディングもよさそうですし、センスを感じました。
選手個々の力でいったら一方的な展開になるほどの差はないと思うのですが、チームとしての差は感じました。静清の守備が堅いのはもちろんですが、磐田東はエラーにはならない細かいミスが多かったです。走塁の姿勢や、甲子園で勝ったという風格のようなものも静清からは感じましたし、細かい差が積み重なって、この展開につながった印象です。磐田東は地力はあると思うので、夏に向けてもう一度チームをしっかり作ってきてほしいです。
* * *
Hさんありがとうございました! 県大会で野村の登板はあるのか、今後も静清には注目したいです。磐田東は昨秋に続き、今春も東海大会へ出場し経験を積んでもらいたいと思っていただけに残念です。山内克之監督の手腕で、夏までにどのように調整してくるのか。静清との三度目の対決、楽しみにしています。
<写真/強打の磐田東に対して好投を見せた山本将馬(静清)>
■静清 |
■磐田東 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
投手:山本-望月 | 投手:阿部-寸田-伊藤 |
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)