常葉学園菊川出身の桒原が奮闘中!
先日、三菱自動車岡崎のオープン戦を見た方から、「ルーキーの桒原凌が良かったです。高校卒であれだけバットを振れる選手はなかなかいませんよ」という話をいただきました。
桒原はボールを乗せて打つ天性のバッティングで高校通算45本塁打を放ったスラッガー。3年後のプロ入りを目指しています。
早速、今日4日、浜松球場でヤマハとオープン戦を行うということでHさんが向かってくれました!
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今日は三菱自動車岡崎vsヤマハのオープン戦を見に行ってきました。三菱自動車岡崎といえば、昨年まで常葉学園菊川の4番を打っていた桒原凌が入社したチーム。そしてヤマハはご存じのとおり、常葉学園菊川センバツ優勝、選手権準優勝メンバーの戸狩聡希、町田友潤がいます。そんな先輩たちを見に、現在の常葉学園菊川のメンバーたちも森下知幸監督に率いられ、観戦に訪れていました。
同じ東海地区同士ということもあり、2日のパナソニック戦では公式戦のようなオーダーで挑んだヤマハも、今日は若手中心。なんといっても、町田が9番セカンドでスタメンでした。三菱自動車岡崎もなんと6番ファーストで桒原がスタメン。始まる前から楽しみな一戦でした。
活躍したのは町田。打っては2安打で、特に3打席目はセンター前にタイムリーを放ち、バックホームの間に二塁を陥れました。守っては、相変わらず軽やかなジャンピングスローや、「そこにいてくれたか!」というようなプレーを見せてくれました。ヤマハには佐藤二朗という不動の4番セカンドがいますが、この佐藤からポジションを奪うぐらいの活躍を町田には期待したいです。
ちなみに、今日のショートは永田英之でした。この二遊間がまたスピード感があって、いいんですよ! 薄井康博の堅い守備もいいですが、永田の脚力とセンスがあふれるショートもやっぱりいいです。
栗山さんの大好きな桒原はというと、2打数無安打でした。内訳は、ライトフライ、空振り三振、四球。とにかく、桒原は周りからものすごい勢いで声をかけられていました。ベンチからは座喜味大河監督が熱血指導を飛ばし、横を通りがかる宇田川雄一郎など投手たちからも呼びとめられたり。セカンドの浜垣内孝大にいたっては、1アウト取る度に色々なアドバイスを送っていました。
印象的だったのは、ヤマハの柳裕太がセーフティーバントを試みたとき。ファウルになりましたが、桑原は全く対応できず、ヤマハのベンチからも野次が飛んだほど。すぐさま浜垣内は桒原に声をかけ、柳がライトライナーに倒れた後には、「本来はああいうバッティングする打者。でもセーフティーとかもできる」と特徴を教えていました。
高校野球から一気にレベルの高い社会人野球に進み、桒原のようなタイプの選手はなかなか出番に恵まれないのではないかと心配していましたが、今日の試合を見て一安心しました。期待をされているのをひしひしと感じましたし、チームにも溶け込んでいるよう。打撃も守備も、まだまだ課題がありますが、成長を見守りたいですね。桒原独特の滞空時間が長く、きれいな放物線を描く本塁打を社会人の世界で見たいところです。
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桒原、この時期に出場できるだけで凄いことだと思います。今年は公式戦が少ないだけに、どんどんオープン戦に出場して社会人のレベルに慣れて欲しいです。期待しています!
<写真上/攻守に「らしさ」を感じさせた町田友潤(ヤマハ)>
<写真下/今後の成長が楽しみな桒原凌(三菱自動車岡崎)>
※試合の詳細はHさんのブログ、「白球たずねて三千里」に近々アップされるそうです。
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コメント
素晴らしい選手ですよね 期待してます
投稿: | 2011年4月 4日 (月) 22時38分