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2011年5月

2011年5月27日 (金)

静岡県勢、惜しくも敗退!

 今日から春季東海大会が始まりました。初日の今日は常葉学園菊川が三重のいなべ総合学園と、静岡商が岐阜の大垣日大と対戦。心配されていたお天気はどうにか持ちましたが、静岡勢は両チームともに敗退という残念な結果に終わりました。

★常葉学園菊川 1-8 いなべ総合学園
★静岡商 0-2 大垣日大 

 静岡商はセンバツ出場の大垣日大に対し、0-2と善戦。最後には大垣日大のエース・葛西侑也も引きずりだし、粘りを見せました。ただ、常葉学園菊川は、1-8で7回コールド負け。「らしさ」を発揮できずに完敗となりました。

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 知り合いのHさんが清水庵原球場に観戦に行っていたので、常葉学園菊川について話を聞いてみましたが、言葉少なに、「岩本喜照がケガで投げられなかったのがとにかく痛かった。近藤亮駿が久々に揃ったのを見られたのは嬉しかった」と語るのみでした。今春は、絶好調とは言い難い出来が続いた岩本ですが、いなくなるとその存在の大きさがわかります。夏に向けて、完全復活に期待したいです。

<写真/3回1失点の投球を見せた期待の1年生・市口明日風(常葉学園菊川)>
 

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2011年5月24日 (火)

練習試合 常葉学園菊川vs菰野

★4月30日 練習試合 常葉学園菊川グランド 曇    

   チーム
常葉学園菊川 0 1 0 0 0 0 1 0 0 2
菰野 1 0 0 0 3 0 0 0 × 4

 今月27日に開幕する春季東海大会に出場する常葉学園菊川。大会前、最後の練習試合を見てきました。相手は同じく東海大会に出場する菰野。春季三重県大会を制した強豪です。

1105221 この日の目的は、主軸の近藤亮(184cm74kg、右投右打)の状態を確認することです。今春の県大会では左手首の故障で欠場。東海大会、そして夏に向かい、どこまで復帰しているか気がかりでした。迎えた2打席目、センター前へライナー性のヒットを放ちます。力強い打撃を見せてくれて一安心しました。「大型で右の強打者」は希少価値。ぜひ東海大会で潜在能力を発揮して欲しいです。

 また、核弾頭の高崎健太(168cm70kg、1105222右投左打)は県大会からの好調を維持。5回にレフト前に放つと、7回にはライトの横をあっという間に抜ける二塁打。相変わらず、打球スピードの速さには目を見張るものがありますね。

 意外にも常葉学園菊川は春季東海大会に過去3度出場しながら未勝利。一気に3勝して、夏に向けて弾みをつけたいところです。

<写真上/故障から完全復活を印象付けた強打者・近藤亮(常葉学園菊川)>
<写真下/東海大会でも持ち前の打撃センスを披露してほしい高崎健太(常葉学園菊川)>

■常葉学園菊川

■菰野

1番 中堅 高崎
2番 投手 磯貝
3番 三塁 近藤亮
4番 左翼 長谷川
5番 遊撃 海野
6番 二塁 齋藤
7番 一塁 川村
8番 捕手 柴田
9番 右翼 三矢
1番 二塁 丸井
2番 中堅 冨田
3番 三塁 逆瀬川
4番 遊撃
5番 一塁 方田
6番 左翼 榊原
7番 右翼 肥田
8番 投手 三谷
9番 捕手 前田

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2011年5月22日 (日)

練習試合 富士宮北vs帝京

★5月21日 練習試合 富士宮北グランド 晴

<第1試合>    

  チーム
富士宮北 1 0 3 0 0 5 0 0 0 9
帝京 0 0 0 0 1 0 0 0 × 1

<第2試合>

  チーム
帝京 0 2 4 1 1 0 0 0 0 8
富士宮北 0 0 0 0 0 1 0 0 1 2

 昨日の練習試合は春先から楽しみにしていたカードでした。最速143キロ右腕・佐野準哉(170cm66kg、右投右打)VS帝京の強力打線。グランドにつくと、さすが名門との一戦、すでに多くの富士宮北のOBや高校野球ファンでバックネット裏、三塁側、外野が埋まっていました。

1105211 第1試合では佐野が先発のマウンドに立ちました。肩の張りがあり、投球を再開したのは2日前という佐野。それでも帝京打線に全く臆することなく、スリークオーターから鞭のように腕をしならせ攻めの投球を展開します。2回には2三振。5回に阿部健太郎に浴びた二塁打で1点を失うも、それ以外は走者を出しながら得点を与えませんでした。ストレートは打者の手元でホップするような感じ。球が真ん中に集まりすぎることなく、適度に散らばったのも帝京打線を苦しめた要因でした。

 試合後、佐野本人と対面し気付いたのは昨夏より体が一回り大きくなったということでした。身長は170センチと変わりませんが、体重は3キロアップして66キロ。「太ったなって、最近言われるんですよ」と佐野。「今年の夏の目標はベスト8の壁を破ること。昨年よりも上を狙っていきたいです」と抱負を語ってくれました。

 矢部和彦監督によると、最近の練習試合で好投を続け、本人が自信をつけ始めているとのこと。そして、対戦した帝京・前田三夫監督も「いいピッチャーだね~。ウチも打たなければいけないんだけど…」と佐野を褒めていました。

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 帝京では、東海大翔洋中出身の渡邉隆太郎(180cm92kg、左投左打)が地元・富士宮に凱旋しました。1試合目は「6番・ライト」で出場。他の選手が佐野の速球に手こずる中、2打席目にセンター前安打を放つと、3打席目はライトへの二塁打を放ちます。

 そして第2試合は先発でマウンドに上がります。投球の話を書く前に、1打席目の凄まじいバッティングを紹介します。ライトの頭を超えるかと思った打球が、直線的にライトフェンスに突き刺さりホームラン。まさに弾丸ライナーといった打球で、あの打球がフェンスに当たるまで伸び続けるパワーに驚愕しました。投げては5回を2安打無失点。フォーム的には中学時代と変わらず、メジャー系の上半身が強く、叩きつけるように球をリリース。球速的には130キロ前半から中盤くらい。そこに変化球を絡ませながら、圧巻の投球でした。投げても打っても手首の強さが光る選手で素質の高さは確か。近くに見ると、体が絞れてきているだけに、今後がすごく楽しみです。

 帝京は、昨夏、今春ともに甲子園を逃しているだけに、今夏はぜひ期待したいところ。甲子園で投げる渡邉を想像するとワクワクしてきます。

★過去の佐野準哉(富士宮北)の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2010/07/vs-27df.html

http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2010/08/post-8c37.html

★過去の渡邉隆太郎(帝京)の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/03/39-36ef.html

<写真上/帝京相手に1失点完投の快投を見せた佐野準哉(富士宮北)>
<写真下/充実した体躯から力のある球を投げ込んだ渡邉隆太郎(帝京)>

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2011年5月15日 (日)

練習試合 掛川西vs高崎健康福祉大高崎

 今日は享栄のグランドへ。享栄、掛川西、高崎健康福祉大高崎の3チームによる練習試合を見てきました。

 ここで思わぬ再会がありました。杜若の監督などを務めた葛原美峰氏。以前、『野球小僧』で「野球アナリスト養成講座」というイベントを開催した際に、参加していただいた方です。約7、8年ぶりにお会いしたのですが、僕のことを覚えてくださって嬉しかったです。現在は、高崎健康福祉大高崎の強化本部コーチを務めているそうです。

 そして、フィジカルパフォーマンス代表の塚原謙太郎氏にも再会。塚原氏とは今年3月にトレーナーを務める飛龍のグランドでお会いしました。実は、塚原氏、高崎健康福祉大高崎のトレーナーとしても活躍中。「高崎健康福祉大高崎の施設は本当にすごいですよ。一度見に来て下さい。きっと驚くはずです」とのこと。機会があれば、ぜひ行ってみたいです!

 こうした充実したスタッフと施設のもと、近年、メキメキと力をつけている高崎健康福祉大高崎。近い将来、甲子園に出てくる可能性は十分にあります。そんな新鋭校と掛川西が練習試合を行いました。

 掛川西は今春の県大会で初戦で浜松工を下すも、2回戦で飛龍に敗退。シードを逃しています。ただ、エース・柏熊史弥(171cm67kg、右投右打)、主砲・山内崇弘(174cm71kg、右投左打)という中心がしっかりしているので、十分に甲子園を狙える力は持っていると思います。

1105151 以前のブログでも紹介した山内は第1打席でセンター前ヒット、第2打席ではライト前ヒット。両打席とも球足の速いクリーンヒットでした。フォーム的にはトップで間があり、打ちにいくときの軸のブレが少ないのが長所。バットのヘッドが投手寄りに入りますが、スイングスピードの速さがあるので十分対応できます。また、打ったあとの脚力もいいです。50メートルは6秒0。持っているポテンシャルがすごく高い選手だと感じました。ぜひ、将来は強豪大学で勝負し、その才能を目いっぱい発揮してもらいたいです。

<写真/春先は故障で苦しんだが、走攻守の三拍子がそろう山内崇弘(掛川西)>

■掛川西

1番 遊撃 川原
2番 右翼 松下
3番 中堅 山内
4番 左翼 老川
5番 一塁 伊藤
6番 二塁 榛葉
7番 三塁 大井
8番 投手 山田
9番 捕手 大澤

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2011年5月11日 (水)

静岡理工科大が歴史的勝利!

 今月8日に行われた静岡学生リーグ・静岡理工科大vs富士常葉大の試合で静岡理工科大が勝利、ついに連敗を172でストップさせました。 これは静岡の野球界にとってビッグニュースといってもいいでしょう。

 2004年以来、白星から遠ざかっていた静岡理工科大。一時はリーグからの脱退も噂され、各チームとも、静岡理工科大相手には1回戦にエースを先発させないという状況でした。練習不足や経験不足もあり、野球にならない試合も。

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 しかし、一昨年にOBの坂田義之氏が監督に就任し、チームも少しずつ変化を見せてきました。静岡理工科大時代には2度首位打者を獲得、卒業後は浜松ケイ・スポーツBCでプレー。高いレベルを見てきた坂田氏ですが、母校ではまず選手集めに奔走しました。とはいっても、新入生の中で、高校時代に野球部だった選手に声をかけたり、積極的に学校回りをして、静岡理工科大をPRするなど、本当に地道な勧誘のみ。それでも、フライを取るのもままならなかったチームが、まとまり始め、昨春には各チームがエースを投入し、本気で向かってくるほどに。昨秋には、静岡学生リーグ選抜に小沢倫也(185cm70kg、右投右打)や岡本佳祐(163cm61kg、右投左打)が選出、リーグの中でも目立つ選手が出始めてきました。

 そして、今春、ついに富士常葉大相手に勝利をおさめました。この日、試合前のシートノックを見ていると、ミスというミスが目につかず。しっかりと練習ができ、レベルが上がってきたなと実感していたところでした。

 ただ、勝ち点は富士常葉大が奪取。春の珍事にならないよう、今後は勝点取得を目指して、いっそう頑張ってほしいです。上位チームにとっても、静岡理工科大が本当に気の抜けないチームになることで、リーグのレベルアップにつながることは間違いありません。

<写真/エースとしてチームの連敗記録を止めた小沢倫也(静岡理工科大)>

※過去の静岡理工大の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2010/12/12-01de.html

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2011年5月 8日 (日)

星山vs庄司の動画を大公開!

 昨日、HさんがJABA広島大会のレポートとともに、一件の動画を送ってくれました。中身を見ると、なんと、星山広宣(シティライト岡山)と庄司隼人(広島)の対決シーン! 静岡の野球ファンにとってはたまらない動画となっています。僕だけで楽しむのは申し訳ないので(笑)、公開したいと思います。

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2011年5月 7日 (土)

浜松大出身・星山が広島カープ戦で先発!

 6日から広島では「広島66」JABA広島大会が始まりました。このブログで何度も取り上げている浜松大出身の星山広宣(177cm70kg、右投右打)の在籍するシティライト岡山も出場。星山は元気で投げているでしょうか。Hさんが広島に向かい、ルーキーの星山をチェックしてきてくれました。

*            *             *

 昨日から広島大会を見に、広島に来ています。シティライト岡山は昨日、今日と連戦の日程だったので、両方見られましたが、2試合ともコールド負けで予選敗退という結果に終わりました。ただ、静岡学生リーグ出身のルーキーたちはしっかり試合に出ていましたよ。

Fujii まず、東海大海洋学部出身の藤井亮太(177cm70kg、右投左打)。伯和ビクトリーズ戦では1番キャッチャーとして、広島カープ戦では1番DHとしてスタメン出場。2試合とも安打はありませんでしたが、第1打席にエラーで出塁とツキはありました。キャッチャーとしては、まだまだ勉強や練習することがありそうですが、1番キャッチャーというのは面白いですので、今後頑張ってほしいです。

  そして、浜松大出身の星山広宣。今日の広島カープ戦で先発を任されました。初回は3者凡退に斬って取ったのですが、2回に2本の三塁打を含む4安打で3点を失います。そして、3回にも1点、4回に連打で1点を奪われたところで降板。結果は3回を投げて8安打5失点でした。

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 前日の伯和ビクトリーズ戦の後に話を聞く機会があり、その時に、「自分の調子はいいのですが、打たれています。今まで高めが持ち味だったのですが、社会人では通用しない。ファウルで粘られたり、今までフライに打ち取れたものが外野の頭を越えたり。なので、今、低め低めを狙うように、スタイルを変えているところです」と語っていました。その通り、今回は低めを意識していたのかなと思います。ただ、外角に外れる球も目立ち、ボールが先行して苦しい投球が続きました。テンポもあまりよくなかったですね。

 それでも、近くに座っていた広島カープのファンの方が「こっちの投手(中田廉)より向こうの方が速いなぁ」と感心していた通り、直球は140前半で走っていました。今後、このストレートをもっと速く見せられる緩いボールがあれば…とも思います。

 星山の社会人野球での挑戦は始まったばかり。幸運なことに試合で使われる機会が非常に多いので、どんどん試合で投げて、抑えても打たれても高いレベルでの野球を学んで、再びプロの夢を目指してほしいですね。

*            *             *

 Hさんありがとうございました! 星山、藤井ともに元気そうでホッとしましたよ。星山はプロとの試合で先発を任されたということは、かなり期待を受けている証拠でしょう。なんとか今年は都市対抗予選を勝ち抜いて、本大会に出場して欲しいですね。

<写真上/大学時代はチームを大学選手権ベスト8進出に貢献した藤井亮太(シティライト岡山)>
<写真下/「エンジより青が似合うってよく言われます」と本人が言うとおり、ユニフォームがとても似合っていた星山広宣(シティライト岡山)>

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2011年5月 5日 (木)

春季静岡県大会 浜松西vs静岡商

★4月30日 春季静岡県大会 静岡草薙球場 晴    

  チーム
静岡商 0 2 1 1 0 1 0 0 0 5
浜松西 0 0 0 1 0 0 0 0 × 1

 昨日は春季静岡大会の準決勝へ。第2試合では、この春、大躍進を遂げた浜松西に注目しました。

 浜松西は西部大会で浜松商、磐田東、浜松工、常葉学園菊川を撃破して優勝。県大会でも、三島南を下して夏のシード権を獲得すると、準々決勝では韮山に対してコールド勝ち。ここまでくると、浜松西をどうしても見たくなり、前日の京都から草薙球場に向かいました。

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 その浜松西の3番・倉田直幸(181cm70kg、右投左打)は、僕が探していた、まさに隠し玉系の選手でした。初回はサードゴロが相手の失策を誘い出塁。さらに5回の第3打席ではレフトへ華麗に打ち返すクリーンヒット。無駄のない打撃フォームとスイングスピードの速さには大いに魅力を感じました。また、50メートル6秒2という脚力はバランスの取れたいい走り方をしています。

 セカンドの守備では8回、センターへ抜けそうかという打球を逆シングルで好捕。すると、すかさずショートの森大貴(173cm66kg、右投右打)へグラブトスを…。惜しくも、成功しませんでしたが、日頃から練習していないと出来ない高度なプレー。試みた姿勢にすごく好感が持てました。大型セカンドとして大学でブレイクしそうな予感が漂う選手ですね。

 残念ながら東海大会出場を逃した浜松西。ここまで勝ち上がってきたのは決してフロックではありません。エース・生熊駿貴(176cm75kg、右投右打)は見ることができませんでしたが、守備力が安定しています。打線も倉田、野田航洋(178cm78kg、右投右打)を中心にバットをしっかりと振っています。今大会で自信をつけているだけに、夏は優勝候補の一角に挙げられてもおかしくはないと思います。

<写真/シュアな打撃と快足が魅力な倉田直幸(浜松西)>

■静岡商

■浜松西

1番 左翼 加藤
2番 右翼 長島
3番 遊撃 村松
4番 捕手 中村
5番 一塁 市川
6番 二塁 飯塚
7番 中堅 浅野
8番 投手 鈴木
9番 三塁 八木
1番 中堅 一瀬
2番 左翼 堀口
3番 二塁 倉田
4番 一塁 野田
5番 遊撃
6番 捕手 佐藤
7番 三塁 増井
8番 右翼 木下
9番 投手 坂下
投手:鈴木

投手:坂下-伊藤

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2011年5月 4日 (水)

京都で社会人野球のチャリティーマッチを観戦!

 昨日は「がんばろう!日本 東日本大震災支援チャリティー京都交流試合」を見るために京都に行ってきました。

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 3試合目には三菱自動車岡崎が登場しました。試合前、常葉学園菊川出身の桒原凌(180cm83kg、右投右打)とスタンドですれ違い挨拶をしました。「今日は試合に出ないんですよ。でも昨日センターに一本ヒットを打ちましたよ」とのこと。高校時代より髪の毛が伸び、少し大人びた桒原。試合中はベンチから大きな声を出していました。

 この日の三菱自動車岡崎は、リーグ戦突破がかかった緊張感のある試合。まるで都市対抗予選のような雰囲気が漂っていました。桒原にとっては、こういう社会人のレベルの試合をベンチで見ることもすごく勉強になるはずです。 

 ちなみに、桒原の同級生、名城大・森田将行(172cm63kg、左投左打)が前日の愛知大学リーグで初先発。6回2/3を2失点の好投でリーグ戦初勝利をマークしました。さらに亜細亜大に進学した竹内健人(173cm63kg、右投左打)は強豪大学でベンチ入り。「みんな頑張っているので僕も負けられません」と桒原。座喜味大河監督から期待を寄せられる大砲だけに、これからが楽しみです。

<写真/元気よくシートノックを受ける桒原凌(三菱自動車岡崎)>

※桒原凌(三菱自動車岡崎)の過去の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2011/04/post-4e1a.html

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2011年5月 1日 (日)

東海地区の注目高校生をチェックしてきました!

Kihara
Yamamoto
Kawasaki
Nakagawa
Okabe

 4月は静岡を離れ、東海地区のドラフト候補に挙がっている高校生を一挙に見てきました。

 左の写真で上から星城・木原立遥(180cm76kg、右投左打)、星城・山本健太郎(178cm71kg、右投左打)、津東・川崎貴弘(187cm81kg、右投右打)、伊勢工・中川誠也(177cm72kg、左投左打)、いなべ総合学園・岡部直人(170cm68kg、左投左打)の5人です。

 特にインパクトが強かったのは、プロ7球団のスカウトが集まった川崎。体の強さ、腕のしなりなど、東海地区屈指の右腕といえるでしょう。観戦した津球場はスピードガン表示があり、142キロをマーク。走者を出してピンチを迎えると、一気に球速が上がっていきました。

 同じ日に観戦した中川はフォームのバランスが整った左腕でした。下半身という土台がしっかりとしているので安定感が抜群。体を開かずに左方向に打ち返すバッティング、脚力、フィールディングの上手さにも目を奪われました。

 星城の2枚看板も評価が高いです。こちらも、愛知県大会の初戦にはプロのスカウトが多数集結しました。まず、愛知県大会初戦で先発したのが最速145キロ右腕の木原。腕を隠すようなフォームからキレのある球がピュッと出てきます。上半身に頼ったフォームは気になりましたが、持っている馬力の大きさは魅力です。一方の山本は9回2死から登板。打者一人のみでしたが、噂通りのしなやなかな腕の振りに将来性を感じました。

 岡部は投打で注目される逸材です。力感溢れるフォームからテンポのいい投球を展開します。右打者の内角に沈む、曲がり幅の大きいスライダーはピカイチ。左方向へシャープに打ち返す打撃面も魅力ですが、本人に話を聞くと「将来はピッチャーで勝負してみたい」とのことでした。

 これで今春に見たかった選手を一通りチェックできました。5月は静岡県内の隠し玉系を探したいと思います。

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