静岡理工科大が歴史的勝利!
今月8日に行われた静岡学生リーグ・静岡理工科大vs富士常葉大の試合で静岡理工科大が勝利、ついに連敗を172でストップさせました。 これは静岡の野球界にとってビッグニュースといってもいいでしょう。
2004年以来、白星から遠ざかっていた静岡理工科大。一時はリーグからの脱退も噂され、各チームとも、静岡理工科大相手には1回戦にエースを先発させないという状況でした。練習不足や経験不足もあり、野球にならない試合も。
しかし、一昨年にOBの坂田義之氏が監督に就任し、チームも少しずつ変化を見せてきました。静岡理工科大時代には2度首位打者を獲得、卒業後は浜松ケイ・スポーツBCでプレー。高いレベルを見てきた坂田氏ですが、母校ではまず選手集めに奔走しました。とはいっても、新入生の中で、高校時代に野球部だった選手に声をかけたり、積極的に学校回りをして、静岡理工科大をPRするなど、本当に地道な勧誘のみ。それでも、フライを取るのもままならなかったチームが、まとまり始め、昨春には各チームがエースを投入し、本気で向かってくるほどに。昨秋には、静岡学生リーグ選抜に小沢倫也(185cm70kg、右投右打)や岡本佳祐(163cm61kg、右投左打)が選出、リーグの中でも目立つ選手が出始めてきました。
そして、今春、ついに富士常葉大相手に勝利をおさめました。この日、試合前のシートノックを見ていると、ミスというミスが目につかず。しっかりと練習ができ、レベルが上がってきたなと実感していたところでした。
ただ、勝ち点は富士常葉大が奪取。春の珍事にならないよう、今後は勝点取得を目指して、いっそう頑張ってほしいです。上位チームにとっても、静岡理工科大が本当に気の抜けないチームになることで、リーグのレベルアップにつながることは間違いありません。
<写真/エースとしてチームの連敗記録を止めた小沢倫也(静岡理工科大)>
※過去の静岡理工大の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2010/12/12-01de.html
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コメント
久しぶりにコメントさせてください。いつも楽しくブログを拝見しています。先日、所用で清水庵原球場の近くを通りかかると野球の試合をやっていたのでフラッと立ち寄るとこの試合でした。時間がなく7、8回の攻防しか見ませんでしたが静理大の小沢投手はキレのある球を投げていました。次はチームとして勝ち点をとれるように頑張ってほしいです。
投稿: 絆 | 2011年5月11日 (水) 21時22分