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2011年6月 3日 (金)

常葉菊川出身・酒井嵩裕の再挑戦!

 今日から「チャリティー東海地区社会人野球大会」が始まりました。初日の初戦は日本プロスポーツ専門学校vs東海理化の試合が行われました。日本プロスポーツ専門学校というチーム名は耳慣れない方も多いと思いますが、実は常葉学園菊川の2008年選手権準優勝メンバーの酒井嵩裕が在籍しています。今日はAさんと名乗る、東海理化ファンの知り合いがレポートを送ってくれました。

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Sakai01 酒井はもとより「野球が楽しい!」と全身からあふれさせるようなプレーをする選手だ。陽気に、カラっと、爽やかにボールと戯れる。その酒井の本質的なイメージは変わっていない。しかし、3年ぶりに見る酒井は、少し、そこに湿度があるような、野球に対する執着を滲ませるようになっていた。

 酒井は、常葉学園菊川のレギュラーとして、2年春にセンバツ優勝、夏に選手権ベスト4、そして3年夏には正遊撃手として選手権準優勝を果たしている。全国に常葉学園菊川の名を知らしめた、フルスイング打線の中軸を担う、まさにスター選手だった。
 その看板を引っ提げ、進学したのは東都の強豪・亜細亜大。そこでも大きな期待を受け、入学早々の1年春にはメンバー表に写真とともに掲載された。
 しかし、昨年の秋頃に酒井の消息が途絶えた。大学を退学し、地元・掛川に戻ったと人づてに聞いた。

「大学をやめて、アルバイトをして。バッティングセンターとかで遊びで野球をやるぐらいで。でも、やっぱり野球がやりたい。もう一度、本気で野球がやりたい。そう思って、インターネットとかで検索したりして。それで、ここを見つけて、この4月に入学しました」。
 酒井が新天地に選んだのは、日本プロスポーツ専門学校。愛知県愛西市にあり、硬式野球部は企業チームとして、愛知県野球連盟に加盟している。
 2004年に創部され、まだNPB入りを果たした選手はいないが、2009年に総監督に就任した石井晶氏は阪急ブレーブスでオールスター出場も果たした元プロ野球選手。数球団でコーチを歴任し、阪神タイガースでは2軍監督も経験した。育成のプロともいえる石井氏のもとで、選手たちは腕を磨いている。
「チームにはすぐなじめました。先輩たちもいい人ばかりで、よくしてもらってます。今は、とにかく、野球ができるのが楽しくてしょうがない。嬉しいです」。

Sakai02 酒井は、何度も「野球ができるのが楽しい」と繰り返した。今後の目標を尋ねても、「今は野球をやらせてもらってるだけで満足です」と言い切る。野球に飢えていた酒井にとって、今は一試合でも一打席でも経験したいのだろう。打席でも、その思いがはっきりと感じ取れた。

 この日の試合では、4打数3安打。3番ショートでスタメン出場し、初回にいきなりライト前安打を放つと、2打席目にはセンター前安打。軽く振り抜くスイングはブランクを感じさせなかった。3打席目には死球で出塁すると、4番・中居翔の本塁打でホームベースを踏んだ。4打席目はサードゴロに倒れた。
 9回を終わって、2-2の同点。試合は延長戦に突入し、10回からはタイ・ブレークが行われた。社会人野球では見慣れた風景だが、酒井にとっては初めての経験となった。
 社会人野球のタイ・ブレークで主に採用されるルールは、1死満塁から回がスタートし、最初の回の先頭打者は選択できる。つまり、チームにとって、その日一番期待できる打者が最初にバッターボックスに入ることになる。今日、日本プロスポーツ専門学校にとっては酒井だった。
 酒井は期待通り、レフト前にタイムリー安打を打ち、日本プロスポーツ専門学校は勝ち越し点を奪う。その裏に、東海理化は富川平が満塁本塁打を放ち、サヨナラ勝利を決めたが、日本プロスポーツ専門学校の善戦は、予想外のものだった。

「1週間ぐらい前から調子は悪かったので、今日はたまたまです。試合と調子は関係ないので」
 と、常葉学園菊川の選手らしいことを口にして酒井は破顔一笑。
「一つ勝って、ヤマハとやりたかったです。戸狩(聡希)や町田(友潤)と対戦したかった」
 野島(大介・NAGOYA23)くんとかも対戦する機会がありそうだねと言うと、この日一番の笑顔で、「みんなと対戦するのが楽しみです」と答えた。

 「野球をするのが楽しい」。そこに「野球をやり続けたい」という執念が加わった。この先に何があるのか。酒井の野球人生にどんな展開が待っているのか。酒井のプレーを見守っていきたい。

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 Aさんありがとうございました! 「どの媒体に書くか悩んだけど、酒井情報を一番渇望してるのはこのブログの読者だと思うので(笑)」ともったいぶって送ってくれただけあって、入魂のレポートです。僕も近いうちにチェックしに行こうと思います!

<写真/ハツラツとしたプレーを見せた酒井嵩裕(日本プロスポーツ専門学校)>

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コメント

期待されていただけに酒井選手が亜細亜大学を退学したとは驚きでしたが 次のステージで頑張って欲しいです

投稿: | 2011年6月 5日 (日) 01時18分

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