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2011年9月

2011年9月30日 (金)

東都大学リーグ2部観戦記~岩崎優(国士舘大)編~

 第2試合は、国士舘大対拓殖大の一戦。昨日のブログでも紹介したように、国士舘大は2番手で清水東出身の岩崎優(184cm79kg、左投左打)が登板しました。

 岩崎は清水東時代から注目していた選手で、3年夏前の練習試合を見に行っています。(当時の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/07/post-d768.html

 約2年を過ぎた現在、どんなピッチャーに成長を見たのか。僕は、試合前の練習から岩崎の一挙手一投足をチェックしていました。

1109183 マウンドに上がったのは4回一死満塁という場面でした。直前に先発の松村直弥が連続四死球で2失点。岩崎の投球次第では試合が決まってしまうという重大なケースでした。

 ここで、松村はサードフライ、センターフライに仕留め、あっさりとピンチをしのぎます。続く、5回もショートゴロ、サードゴロ、ピッチャーゴロで三者凡退に打ち取りました。ここまで見届けて、僕は球場を後にしたのですが、家に帰ってから結果を見ると7回まで投げて1失点。7回には本塁打を浴びているようでした。

 僕の岩崎を見た印象は高校時代と全く変わりませんでした。特に、低めの内外角に投げ分けるコントロールが抜群。安心して見ることができます。しかも、テークバックからリリースまでの間でボールをギリギリまで隠して、さらにボールをより打者に近い前で離すことができます。球速以上に打者はスピードを感じているはず。調子の波も少なそうなタイプなので、リリーフにはもってこいの投手と言えるでしょう。

 ただ、岩崎には上を目指すために、ぜひ上級生になったら先発でも勝負して欲しいです。そのためには、今以上に力強さが必要になってくると思います。今の絶妙なコントロールに150キロ近い速球が兼ね備えることができれば、プロも見えてくるでしょう。

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2011年9月29日 (木)

東都大学リーグ2部観戦記~稲角航平(専修大)編~

 昨日は東都大学リーグ2部の試合を見てきました。1部の試合は年に何回か見ているのですが、2部の試合は数年ぶり。ゴルフ場と兼備する神宮第2球場は懐かしかったです。

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 なぜ、今回は1部ではなく2部に足を運んだかというと、 専修大に進んだ常葉学園橘出身の稲角航平(176cm66kg、右投右打)がレギュラーとして活躍しているからです。

 入学直後の春のリーグ戦では10試合に出場し、48打数で10安打をマーク。ルーキーとしては上々のデビューを飾りました。

 秋のリーグは完全にレギュラーに定着。昨日も、「6番サード」で先発出場しました。まず、球場に着き、背番号7の稲角を見つけると、他の選手に比べ、体が細いなという印象を持ちました。2部といえども、大学最高レベルのリーグ。果たしてパワーとスピードについていけているのか、気になりました。

 ところが、第1打席で、そんな僕の心配を吹っ飛ばしてくれるような打撃を見せてくれました。相手投手は、ドラフト候補に挙がる國學院大の高木京介(181cm82kg、左投左打)。高木といえば、左腕から繰り出す最速147キロの快速球を武器に、強気の投球が身上の投手です。

1109182 その高木の2球目のストレート、稲角の放った打球はいい角度でレフト方向に飛びます。グングンと打球は伸び、「もしやホームランか」と思った瞬間、稲角と同じ1年生、國學院大の水野一世(187cm77kg、右投両打)がフェンス際でスーパーキャッチ。惜しくもアウトに…。レフトがキャッチすることができなければ、フェンス直撃の長打、もしくはスタンドに入っていたかという、本当にギリギリの打球。稲角が常葉学園橘時代の2年夏、静岡県大会決勝で草薙球場のレフトスタンドに叩き込んだ本塁打を思い起こさせました。

 続く第2打席はサードゴロ、第3打席は三振。しかし、第4打席は0対0で迎えた9回裏、2死一二塁という一打サヨナラのチャンスで打席が回ってきます。球場全体に緊迫感が漂う中、稲角は初球の変化球をレフト前へ会心の安打。打球が速すぎて、二塁ランナーはホームへ戻ってくることはできませんでしたが、稲角の積極性と勝負強さを見た気がしました。

 1年生ながら物怖じしている様子もなく、堂々とプレーしていた稲角。懸念していたパワーとスピードという面でも見劣りすることなく、十分に東都大学リーグの選手になっています。何より、打席に立っていると、何かやってくれそうな、そんな雰囲気もいいです。願わくば、狭い神宮第2球場よりも、本球場でプレーをさせてみたいです。神宮球場なら、守備範囲の広さなど、さらに稲角の良さが出てくるのではないでしょうか。1部でプレーする姿を楽しみに待ちたいです!

 この日の第2試合、国士舘大対拓殖大では、国士舘大の2番手で清水東出身の岩崎優(184cm79kg、左投左打)が登板。こちらの様子は、明日のブログで書きたいと思います。

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2011年9月26日 (月)

栗原旗大会 島田樟誠vs島田工

★9月19日 栗原旗大会 島田樟成グランド 晴

 チーム
島田工 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
島田樟誠 0 0 0 0 0 0 3 0 × 3

 島田樟誠は今秋、一度チェックしたおきたかったチームです。しかし、中部地区大会で初戦敗退。敗者復活戦では2勝を挙げたものの、静岡商に敗れ、県大会出場を逃しました。

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 昨秋にも一度、島田樟誠の練習試合を見て、遊撃手の大友伸久(170cm65kg、右投右打)の野球センスに一目惚れしていました。その後、1年を経て、どのように成長してきたのか。生駒基樹監督にお願いし、今回の試合を見せてもらいました。

 この日の大友は第1打席でレフト前安打を放つと、第2打席のショートフライを挟み、第3打席では内角の難しい球をレフト前にもっていく技ありの一打。第4打席は惜しくもライトライナーでしたが、緩い変化球に体が前に突っ込むことなく自分の間で打ち返す打撃技術の確かさを見せました。

 バッターボックスに立ったときのユニフォーム姿が良く、頭に浮かんだのは磐田東・花嶋修平。脇を締め、バットを高く構える姿勢が花嶋にすごく近い雰囲気を持ちました。実は大友自身、花嶋を意識しているようで、動画サイトで花嶋の打撃フォームをチェックしているほどです。

 けれども、花嶋との大きな違いがあります。それは、長打力。高校通算34本塁打を放った花嶋は、軽くバットに当てるだけでスタンドまで持っていくリストの強さが魅力でした。大友は新チームになってから1本塁打と少なく、どちらかというシュアに打ち分けるタイプ。安打の量産が期待できます。投げても130キロ以上を投げて、50メートルも6秒台前半の脚力。高校卒業後、上のレベルでも十分に勝負できる選手です。

1109192_2 島田樟誠は、大友以外にも高い能力を持つ選手がそろっています。この日、完封勝利のエース・平尾光二(172cm70kg、右投右打)は低めにボールを集め、テンポのいい投球で淡々とアウトを重ねていきます。そのほかにも、俊足のトップバッター・浅野勝弘(174cm61kg、右投左打)、ピッチャー出身で地肩の強さを持つキャッチャー・高木裕太(176cm70kg、右投右打)も好素材。いずれも関西からやってきた野球留学組たちです。

 この日の練習試合を見ても、県ベスト8に残る力を持っていたと思います。それでも、秋は県大会出場を逃しました。原因はどこにあったのでしょうか。生駒監督はこう分析します。「大友が動けるショートでチームリーダー。そこに落とし穴があったような気がしました。他の選手が大友に対して遠慮したり、頼ったりした部分がありましたね」。例えば、センター前へのフライ。外野が前進して捕るのか、セカンドやショートが背走して捕るのか。どうしても、大友という存在が大きいため、外野は思い切って前に出ることができず、ポテンヒットになるケースがあったそうです。そこで、秋季大会後は、センターに優先権を与えるなど、チームを根本的に見直し、来春の巻き返しを狙っています。

 関西の選手たちに加え、この春には地元から面白そうな1年生が入っています。関西と静岡の融合。静岡の高校野球界に新しい風を吹きこんでくれそうな予感がします。

<写真上/県を代表するショートに成長してほしい大友伸久(島田樟誠)>
<写真下/丁寧な投球が光る平尾光二(島田樟誠)>

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2011年9月24日 (土)

静岡商、富士市立が東海大会へ!

 本日の秋季高校野球静岡県大会は準決勝が行われ、静岡商と富士市立が勝利。静岡商は2年ぶり、富士市立は初の東海大会出場を決めました。今日は、現地で試合を観戦したHさんに詳細をレポートしてもらいます。

<島田球場>
静岡商4-1常葉学園橘
富士市立2-1静岡

 常葉学園橘vs静岡商という、中部勢同士の対決となった第1試合。初回、静岡商は常葉学園橘先発・高橋遥人の立ち上がりを攻め、中本聖エリヤ吉永祐太郎のタイムリーで2点を先制します。そのまま、リードを譲ることなく、4対1で静岡商が快勝しました。

Nakamoto

 静岡商の先発は昨日も4回途中から登板し、9回まで投げ抜いたエースの中本。好調とは言い難い内容で、7回、8回以外は毎回走者を背負いました。制球に苦労し、投げた球数は9回で150球を超えるほど。苦しそうな投球がずっと続きました。それでも、粘り負けずに11三振を奪い、6安打1失点でチームを勝利に導いたのはさすが。1年秋からエースとしてマウンドを守る中本の意地を見た気がしました。
 先制のタイムリーを打ったり、そつのないフィールディングをこなすなど、総合的な野球センスの高い選手。東海大会でも投打で活躍が見たいです。

 2試合目は、昨日、常葉学園菊川に圧勝し、夏の優勝校の実力を見せつけた静岡が登場しました。対するのは東部で唯一ベスト4に残った富士市立。下馬評では、静岡が有利という声が多かったかと思います。
 2回、富士市立の先発・塚本智が突然制球を乱し、2死から3連続四球で満塁にすると、押し出し死球で静岡が1点を先制。その後、3回、4回にも静岡は三塁まで走者を進めるものの、得点は奪えず。1-0のまま迎えた7回、富士市立は1死一塁から横山達也が左中間にタイムリー二塁打を放ち同点とすると、さらに2死三塁から頼れるトップバッター・穂満勇斗が鋭く三遊間を抜くタイムリーを打ちついに勝ち越し。そのまま、富士市立が守り抜き、勝利を決めました。

Tsukamoto

 富士市立の先発マウンドに立った塚本は不思議な投手でした。8安打に5四死球とピンチの連続ではあったんですが、終わってみれば1失点。「なんで打てないんだろう?」という声が客席からもちょこちょこ聞こえましたが、静岡は、静岡の野球をできないままでした。
 富士市立は守りが堅いので、塚本がバックを信頼してどんどん投げていけるということもありますし、チームの要・穂満がうまく導いていたということもあると思います。しかし、塚本のすごくいいところというのは発見できないまま、試合が終了してしまいました。もしかしたら、静岡の打線もこんな気持ちかもしれません。ここらへんをひっくるめて、塚本の投球なのだと思います。

<写真上/勝利の瞬間、ガッツポーズを見せた中本聖エリヤ(静岡商)>
<写真下/試合終了後、喜びの涙を浮かべながらキャッチボールをする塚本智(富士市立)>

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2011年9月23日 (金)

県大会、ベスト4が決まる!

本日の高校野球秋季静岡県大会準々決勝は、以下のような結果になりました。

<島田球場>
富士市立5-3掛川東
静岡6-0常葉学園菊川

<浜松球場>
常葉学園橘4-0飛龍
静岡商4-2伊東商

 僕は島田球場に行ってきました。第1試合の富士市立対掛川東は2対2の同点で試合は終盤へ。8回、富士市立は中里龍之介(173cm63kg右投右打)、高野慎也(172cm63kg、右投右打)のタイムリーで3点を勝ち越し。投げてはエース・塚本智(180cm74kg、右投右打)が粘りの投球を見せました。

09232

 今秋、富士市立の試合を3試合ほど観戦したのですが、感じるのは「チーム力の高さ」です。どんなプレーでも油断やスキといったものが全く見えません。守りでは堅実、攻めては常に走者を次の塁に進めるチームプレーが徹底されています。その中心的な存在が「1番キャッチャー」の穂満勇斗(171cm61kg、右投右打)。投手もこなす強肩で二塁送球は常に低いライナー。打ってはコンパクトなスイングでセンター方向に鋭い打球を打ち返します。さらに、彼のセールスポイントとして挙げたのは、指示能力。常に野手の位置を確認し、的確な守備位置をとらせます。まさに、富士市立を支える大黒柱です。

 試合後、戸栗和秀監督は「今日の試合も余裕がなく、いっぱい、いっぱい。選手には“先を見るな”という話をしています」と、東海大会は意識せず、あくまで目の前の試合だけに集中しているようでした。

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 2試合目は静岡と常葉学園菊川の注目カード。接戦を予想していましたが、よもやの静岡の圧勝ゲーム。静岡は選手個々が、甲子園を経験して自信を深めてプレーしているような様子が伺えます。特に、この日は主将の山田直(169cm67kg、右投左打)が負傷から復帰。彼がセカンドにいるだけで、静岡の守備陣が引き締まります。トップバッターとしては5打数0安打。しかし、結果以上に山田の復活は静岡にとって大きいように思います。夏春連続の甲子園出場へ。戦力が整い、一歩、近づきました。

 ちなみに、浜松球場に行ったHさんからもコメントが届きました。第1試合で飛龍を完封した常葉学園橘の宮崎悟(180cm71kg、右投右打)について、「腕の振りが抜群に良く、エースの風格が出ていましたよ」とのこと。さらに、第2試合で惜しくも静岡商に敗れましたが、注目の竹安大知(181cm62kg、右投両打)にも高評価。「短期間に実戦を重ねて、投手としてグッと洗練されてきました。まだ課題は多いですけど、春になったらすぐに見たい投手です」。上記の2人は、静岡を代表する投手として、今後も期待大です!

<写真上/「1番キャッチャー」で抑え投手もこなす穂満勇斗(富士市立)※2回戦での写真>
<写真下/大一番で復帰を果たした主将の山田直(静岡)>

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2011年9月21日 (水)

県大会の1、2回戦で気になった選手②

 高校野球の県大会、2日目は愛鷹球場へ。韮山vs常葉学園菊川、富士市立vs聖隷クリストファーの2試合を見てきました。

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 常葉学園菊川は、伊豆リトルシニア時代から注目していた遠藤康平(175cm66kg、右投右打)が9番セカンドで先発出場しました。第1打席でレフト前安打を放つと、第2打席ではレフトの右横(センター寄り)を鋭く抜いた二塁打。何よりフォームの形が良く、バットがスムーズに出てくるのが特徴です。まだ1年生。今後、パワーがついてきたらどんな強打者になるのか楽しみです。

 一方、大敗を喫した韮山で一人、気を吐いたのが尾崎資樹(178cm75kg、右投右打)です。コンパクトなスイングから4打数3安打の活躍。相手投手にとっては、どこに投げても打たれそうな雰囲気がありました。

1109182 第2試合では全国クラスの投手へ成長する可能性を秘める聖隷クリストファーの鈴木翔太(181cm65kg、右投右打)が登板しました。しなやかな腕の振りから、高めのストレートで空振りをとれるのは好投手の証拠。しかし、おなじみのHさんによると「投球練習から疲れているように感じました。下半身に粘りがきかず、上半身の動きにブレがありました。連投の影響があったのでしょうね」とのこと。実際、6回に3安打、7回に4安打を浴びて逆転負け。攻撃面の走塁ミスを含め、聖隷クリストファーとして勝てた試合だったように思います。

 試合後、鈴木翔はベンチ裏で涙を浮かべていました。思い出すのは2年前の秋。当時1年生だった静清・野村亮介は県大会の準決勝(東海大翔洋戦)で敗れ、悔し涙を流して、取材を受けていました。その後、野村はご存じのとおり、翌秋の東海大会で準優勝してセンバツへ。プロ注目投手へ成長を遂げました。僕は、そのときの野村と、今回の鈴木翔がすごくダブって見えました。

 聖隷クリストファー・鈴木洋佑監督は「今日の翔太は、中盤以降、気迫だけで投げていた感じでした。来春、また見に来てください」。まだまだ体の線が細く、スタミナ面は今後の課題になります。それだけに、体をじっくり鍛えることができる、この冬が大事になります。どこまで自分を追い込んで、一回り大きな投手になって春を迎えることができるのか。僕は、今から楽しみにしています。さらに、鈴木監督によると、鈴木翔と同じ1年生で面白い左腕がいるとの情報も。こちらも、今から登場を待ちたいです。

<写真上/3打数2安打1打点の活躍を見せた遠藤康平(常葉学園菊川)>
<写真下/スリムな体型と腕のしなりに将来性を感じる鈴木翔太(聖隷クリストファー)>

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2011年9月19日 (月)

県大会の1、2回戦で気になった選手①

 高校野球の秋季静岡県大会が開幕しました。今回は2回に渡って1、2回戦で気になった選手を紹介します。

1109171 まず、土曜日は草薙球場へ。第1試合では静岡・中澤彰太(174cm74kg、右投左打)の打撃に目を見張りました。5打数4安打1本塁打の活躍。今夏の甲子園を経験し、いい意味で投手を見下ろしてバッターボックスに立っているように感じました。

 特に、第4打席の右中間への本塁打は雨で56分間の中断後の一撃。中澤の前打者、平川真大(176cm74kg、右投右打)が四球で歩き、ピッチャーが中断の影響でストライクが入らず、苦労していたところ。1ボールから甘く入ってきた球を仕留めた価値ある本塁打でした。テークバックからフォーロースルーで体の軸がぶれず、ライナーでスタンドに持っていく、まさに中澤らしいバッティングでした。
 
 続く第2試合は、飛龍が今年のセンバツ出場の静清に対し、コールド勝ちを収めました。飛龍は、東部大会で見たチームとは、まったく別のチームではないかというぐらい、短期間で成長を見せています。濱野洋監督によると、今回の新チームは「スター選手のいない、ちびっ子軍団。だから、メンバーも固定しないし、4番でも悪ければ、すぐに交代させますよ」。それでも、持っている選手個々のポテンシャルは高いです。特に、この日、サヨナラ安打を放った酒井武人(180cm74kg、右投左打)は富士ボーイズ時代、全日本チームに選ばれた期待の選手。代打で登場し、2球目をシャープなスイングから右中間へ。1年時から楽しみにしてきた逸材がようやく出てきたなという印象です。

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 そして、第3試合では伊東商・竹安大知(181cm62kg、右投両打)が登場します。最速140キロを誇る本格派右腕に注目度は日に日に増し、この日はプロ2球団のスカウトが視察したほど。僕が竹安の投球を見るのは、この日が2回目。前回は、東部大会の初戦で見たのですが(そのときのレポートはこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2011/08/post-7eb7.html)、その試合よりも、今回の方が全体的に出来が良かったです。オーソドックスな右オーバーから投げ込まれる、指にかかったときの低めのストレートは絶品。特にエンジンのかかってきた4回以降は三振の山を築きます。雨でぬかるんだマウンドの中で、8回を被安打3、11三振を奪ったのは立派です。ただ、まだまだ高めに抜ける球が多いのも事実。いかに精度を上げていけるかが今後の課題となるでしょう。

<写真上/打撃センスは全国クラスの中澤彰大(静岡)>
<写真下/素質を徐々に開花させつつある竹安大知(伊東商)>

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2011年9月15日 (木)

都市対抗予選 東海REXvsJR東海

★9月14日 都市対抗野球東海地区第6代表決定戦 岡崎市民球場 晴

 チーム
東海REX 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
JR東海 0 1 1 1 0 0 2 0 × 5

 都市対抗の本大会へ、最後の切符をかけた大一番。東海REXでは、常葉学園菊川出身の3年目・中川雅也(173cm84kg、右投左打)が途中から出場しました。

 実は前日、延長18回の末、東邦ガスを破った試合で二塁打を放っていただけに、もしかしたら先発出場もあるかなと思っていましたが、ベンチからのスタートとなりました。

1109141 3回あたりから、ベンチ前で飛龍出身の渡邉貴也(174cm70kg、左投左打)とキャッチボールをはじめると、いよいよ6回に代打で登場します。

 相手投手は、JR東海のベテラン右腕・川野慎也(183cm84kg、右投右打)。サイドから繰り出すキレのある球で5回までパーフェクトに抑える快投を見せていました。中川の一打に期待が高まります。ところが、止めたバットにボールが当たってしまい、中途半端なショートゴロに。それでも、そのままライトの守備につくと、8回二死から打席が回ってきます。

 初球、今度は思いきったフルスイングの空振り。スイングスピードに速さがあり、タイミングさえあえば、スタンドまでいきそうだと感じました。そして、数球挟んだ後、レフト方向に強い打球を放ちます。思わず、僕は「いった!」と声を出しましたが、レフトがバックしてキャッチ。もう少し伸びれば長打という惜しい一打でした。

 結局、東海REXは川野の前にセーフティバントの1安打のみで完敗。前身の新日鉄名古屋以来、13年ぶりの本大会出場を逃しました。

 試合後、球場の外で、応援にきてくれた観客に対し、一人ひとりにお礼をする東海REXの選手たち。社会人野球では、あまり見ることがない光景だけに、僕は驚いていました。もちろん、その中には中川の姿も。とても笑顔を出せる気分ではないはずなのに、最後まで丁寧に挨拶してきた姿が印象的でした。

 この悔しさを胸に、ぜひ来年はクリーンナップを打って、チームを都市対抗に導いてもらいたいです。 

<写真/豪快なフルスイングは健在!中川雅也(東海REX)> 

■東海REX

■JR東海

1番 二塁 宮本
2番 左翼 渡部雅
3番 中堅 西岡
4番 一塁 小田
5番 三塁 藤川
6番 DH 井門
7番 右翼 加藤
8番 遊撃 櫛田
9番 捕手 高田
1番 中堅 野村
2番 二塁 内田
3番 右翼 高廣
4番 左翼 上甲
5番 DH 青山
6番 一塁 池田
7番 三塁 伊藤
8番 捕手 江口
9番 遊撃 日野原
投手:長峰-島-濵地-阿部-小林 投手:川野

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2011年9月14日 (水)

愛知大学リーグ2部 日本福祉大vs愛知産業大

★9月11日 愛知大学野球2部秋季リーグ戦 愛知産業大グランド 晴

 チーム
愛知産業大 0 0 1 0 1 0 0 0 0 2
日本福祉大 0 1 0 1 0 0 1 0 × 3

 現在、愛知大学リーグには多くの静岡県出身選手が活躍しています。スポーツ新聞のメンバー表で知っている名前が出ていると、すごく気になって結果を追ってしまいます。

 そんな愛知大学リーグの2部にも、かつて静岡でプレーした高校球児がいます。昨日、観戦したなかでは、愛知産業大に2人の飛龍出身選手がいました。

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 まず、1番ライトで出場したのが明知翔麻(175cm70kg、右投右打)。高校時代から俊足の外野手として、主にトップバッターとして飛龍打線を牽引した選手です。

 この試合、印象的だったのは彼の右打ちです。日本福祉大の好左腕・西光大(174cm69kg、左投左打)から第1打席でライト前安打を放つと、第2打席はライトフライ。さらに第3打席でもライト前へ安打。左投手に対し、嫌らしいバッティングを見せてくれました。

 そして、2対2の同点で迎えた7回から平井克典(175cm74kg、右投右打)がマウンドに上がります。平井は高校時代、現浜松大の山下大輝と「Wエース」を形成し、2年夏に県ベスト4進出に貢献。140キロを超すストレートに将来性を感じていました。愛知産業大に入学後、1年時から登板。秋には最速143キロをマークするまでに成長を見せています。

1109111 しかし、この日の平井は先頭打者にレフト前に落ちるポテンヒットが二塁打となると、一死三塁からスクイズを決められて勝ち越し点を許します。ただ、ここからの平井の投球にグッとくるものがありました。テークバックで一瞬、体に捻りを加え、スリクオーターから腕を鋭く振ってきます。ストレートに曲がり幅の大きいスライダーをからませ、残りの4人から3奪三振。まるで、「バットに当てさせるものか」という闘志を前面に出した投球。ときには、声を出し、打者を圧倒しました。

 試合後、本人を尋ねると「この秋は今一つ、しっくりこなくて」と浮かない表情。フォーム的に納得できていないようで、試行錯誤を繰り返しながらシーズンに臨んでいるようです。それでも、目標は2部で優勝して、1部昇格。さらに、その先はプロも意識しているという平井。「自分の限界まで勝負したいです」と堂々と話してくれました。

 平井が高校3年時、その世代の飛龍はタレントがそろい、優勝候補に挙げられながらも、まさかの3回戦敗退。メンバーは現在、東北福祉大、国士舘大、浜松大など全国に散らばり、腕を磨いています。僕の願いとして、そんな選手たちが、全国の舞台で戦うこと。残りの5シーズンで、ぜひ実現してほしいです。

<写真/愛知産業大で飛躍する飛龍出身コンビ、明知翔麻(上)と平井克典(下)>

■愛知産業大

■日本福祉大

1番 右翼 明知
2番 DH 福地
3番 遊撃 青木
4番 一塁 松尾
5番 中堅 西村
6番 三塁 藤岡
7番 左翼 世古
8番 二塁 井下
9番 捕手 山本
1番 二塁 葛西
2番 中堅 徳浪
3番 右翼 牧野
4番 三塁 岡田
5番 DH 長深田
6番 一塁 有木園
7番 左翼 榎下
8番 捕手 長谷田
9番 遊撃 渕上
投手:岡田-平井 投手:西-平-綾垣-川口

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2011年9月13日 (火)

ヤマハ、8年連続都市対抗へ!

★9月12日 都市対抗野球東海地区第4代表決定戦 岡崎市民球場 晴

  チーム
ヤマハ 0 1 0 2 0 0 0 1 0 4
JR東海 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2

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 昨日12日、都市対抗東海地区予選第4代表決定戦が行われ、ヤマハがJR東海を下し、8年連続35回目の都市対抗出場を決めました。Hさんからレポートが届いたので、紹介します。

*      *       *

 ヤマハは2回に小粥勇輝のタイムリーで1点を先制すると、4回には佐藤二朗柳裕太の連続本塁打で2点を追加。8回にも高橋孝典のタイムリーで1点を追加するなど、堅実な攻撃を見せました。
 投げる方では、 先発のフェリペ・ナテルは初回こそいい立ち上がりを見せたものの、球数が多く、2回以降はヒヤヒヤする展開。しかし、ナテルのあとを受け、5回からマウンドに立った戸狩聡希が5イニングを無失点に抑え、4-2でヤマハが勝利をおさめました。

 試合後に右島学監督に話を聞くと、一番最初に口をついて出たのが「しんどい…」。その後も、「ほっとした」「安堵感があった」など、新人監督の抱えたすさまじいプレッシャーが垣間見えました。
 チームについて、右島監督が何度も繰り返したキーワードが「集中力」。初回に8点を奪われた第3代表決定トーナメントの西濃運輸戦でも、集中力を切らさず、守備をはじめとして、最後までしっかりプレーできたそう。チーム全体の集中力が継続できたことが一番の強みとなり、精神的にも一回りチームが大きくなったことを実感したとのこと。
 ただ、去年のような、ビックリ展開に持ち込む爆発力が見られなかったのは東海地区の社会人野球愛好家としてはちょっと残念。都市対抗の本大会では打線の爆発に期待したいですね!

*          *          *

 Hさんありがとうございました! 今年は、接戦が多く、苦しい展開も多かったので、喜びもひとしおですね。都市対抗で右島監督がどんな采配を見せるのか、誰を主戦として臨むのか、考えるだけで楽しみです。

<写真>上から胴上げされる主将・嶋岡孝太、優勝決定の瞬間の戸狩聡希、ベンチから飛び出し喜ぶヤマハナイン、優秀選手に輝いた柳裕太(全員ヤマハ)

■ヤマハ

■JR東海

1番 中堅 長谷川
2番 遊撃 永田
3番 一塁 石野
4番 二塁 佐藤
5番 DH
6番 右翼 高橋
7番 三塁 嶋岡
8番 左翼 小粥
9番 捕手 井上
1番 中堅 野村
2番 三塁 伊藤
3番 右翼 高廣
4番 左翼 上甲
5番 DH 青山
6番 一塁 池田
7番 遊撃 日野原
8番 捕手 江口
9番 二塁 内田
投手:ナテル-戸狩 投手:川野-黒岩-山内

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2011年9月 5日 (月)

県大会出場チームが続々と決定!

 高校野球の秋季大会、県大会出場校が続々と決まっていますね。僕は昨日、島田球場に行き、駐車場で開始を待っていたんですけど…。雨は降ったり、止んだり。草薙球場、清水庵原球場は行われていたので、なんとか試合を行って欲しかったですけど、10時くらいから、再び豪雨。中止が決定しました。この秋、まだチェックしていない静清と静岡学園を見たかっただけに残念でした…。

 現在、決まっている県大会出場チームは以下です。

【東部】韮山、富士市立、日大三島、御殿場西
【中部】東海大翔洋、清水東、静岡、静岡市商、常葉学園橘、静岡商、島田
【西部】掛川西、浜松工、常葉学園菊川、浜松商

1109051 このなかで、僕が注目したいのは秋の中部地区を制した東海大翔洋。エースの渡部孝之(169cm63kg、右投右打)は小柄ですが、腕が振れ、フォームにスピード感がたっぷり。ストレートとスライダーのコンビネーションが武器です。野手ではトップバッターの武安雄暉(166cm66kg、右投左打)がカギを握っています。変化球でも自分の間でバットを振れ、二塁打、三塁打の多い好打者。武安が塁に出れば東海大翔洋の得点パターンとなります。2年ぶりの東海大会出場に向け、戦力は整っています。

 残り、10チームはどんな顔ぶれとなるのでしょうか? 来年に向けて、県大会を経験するかしないかでは、大きな違いがあります。今週末の各試合から目が離せません!

<写真/東海大翔洋の核弾頭・武安雄暉>

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2011年9月 2日 (金)

都市対抗予選 王子製紙vsヤマハ

★9月1日 都市対抗野球東海地区第2代表決定戦 岡崎市民球場 晴

  チーム
王子製紙 1 3 0 0 0 0 0 0 0 4
ヤマハ 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1

 昨日、岡崎球場で都市対抗東海地区第2代表決定戦が行われました。ヤマハはリーグ戦で戦い、サヨナラ負けを喫した王子製紙と再戦。しかし、序盤に奪われた4点を取り返せぬまま、敗退し、第3代表決定トーナメントにまわることになりました。最近、高校野球ばかり見ていたら、改めて社会人野球のレベルに感動したという知り合いのHさんが試合の感想を送ってくれました。

※                  ※                 ※

Natel_2

 先発の石山泰稚は調子自体は悪くなかったと思うのですが、エラーや自らのフィルダースチョイスも絡み、波に乗れませんでしたね。結局、1回2/3を4失点で降板。
 次にマウンドに上がったフェリペ・ナテルは制球にバラつきがあり、3回、4回は2イニングで48球を投球。追い込んでも、決め球に欠ける印象で、結局四球になってしまう。ひやひやしましたが、徐々に低めにいいボールがいくようになり、結果的には7回1/3を無失点。5四球出しましたが、安打は2本だけですし、いい流れで次回の登板を迎えられるのでは、と思いました。

 攻撃で残念だったのは、4-1で迎えた7回。2死満塁のチャンスを作った時には、ヤマハらしいミラクル逆転に期待しました。しかし、小粥勇輝の代打・藤田亮平が空振り三振でチェンジ。王子製紙の先発だった山本翔也を褒めたい場面ですが、終わってみれば、やはりそこで得点が奪えなかったのは痛かったです。

※                 ※                   ※

 Hさん、ありがとうございました。ヤマハの次戦は6日に行われる第3代表決定トーナメントの西濃運輸戦になります。西濃運輸も近年、都市対抗出場から遠ざかり、気合が入っている分手強い相手。東海地区は昨年の日本選手権で優勝したトヨタ自動車が、すでに敗退するなど荒れ模様です。ヤマハはズルズルいかないようにしてほしいですね。

 ちなみに、東海地区の第1代表は東海理化に決まりました。豊川市代表で、比較的静岡には近いチームだけに、静岡県で野球をやっていた選手が非常に多いです。
 4番を任されるルーキーの山田竜は常葉学園菊川から拓殖大、セカンドの鈴木裕也は浜松商から駒澤大、右のエース・佐藤元基(山梨学院大付→専修大)は静岡市の服織中学出身。その他にも常葉学園菊川出身が小川翔平鈴木大亮(朝日大)、投手陣には昨年、東海大翔洋のエースだった小島宏祐もいます。そして、今年から投手コーチに就任した久能正人氏も富士宮西出身(駒澤大)。
 都市対抗初勝利を目指して頑張ってほしいです。

<写真/尻上がりに調子をあげたフェリペ・ナテル(ヤマハ)>

■ヤマハ

■王子製紙

1番 一塁 石野
2番 遊撃 永田
3番 中堅 長谷川
4番 二塁 佐藤
5番 DH
6番 右翼 高橋
7番 三塁 嶋岡
8番 左翼 小粥
9番 捕手 松尾
1番 二塁 田辺
2番 左翼 鴨田
3番 右翼 真弓
4番 DH 進藤
5番 三塁 青山
6番 中堅 荒木
7番 一塁 大八木
8番 捕手 川上
9番 遊撃 古屋
投手:石山-ナテル 投手:山本

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2011年9月 1日 (木)

秋季大会 掛川工vs浜松市立

★8月31日 第64回秋季高校野球西部大会 敗者復活4回戦 磐田球場 晴 

 チーム
浜松市立 1 1 0 0 0 1 0 1 0 4

掛川工

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

 昨日のブログでアップした浜松工対浜松学院の前に磐田球場で観戦したのが浜松市立対掛川工です。

1108311 浜松市立・和久田友輝(174cm63kg、右投左打)は西部地区の野球関係者から話を聞くと、いつも名前が出てくる選手なので、秋にどうしても見たかった選手です。

 この日の和久田は初回を3人で仕留めると、2回以降は走者を出しながらも粘りのピッチングを展開します。2回は1死2、3塁のピンチを迎えますが、7番、8番を連続三振に。低めギリギリに重いストレート、キレと制球力を持ち合わせる変化球で得点を許しませんでした。ストレートの球速は130キロ台前半から中盤も、ボールを長く持てるので、打者の体感は球速以上に速く感じているはず。体の出来上がりとフォームのバランスの良さ、すでに冬を乗り越え、3年夏のピッチャーのようでした。

 さらに、ピッチング以上の興味を持ったのが、藤田裕光監督が「ピッチャーでなければ1番を打たせたい」というバッティングでした。初回はレフト前安打。その後は、ライトフライ、センターフライ、ライトフライ、バントという結果で安打は出ませんでした。しかし、ボールをとらえるポイントがよく、ライナー性の強烈な打球を放ちます。今後、どちらで勝負するにしろ、魅力的な選手です。

1108312

 和久田が完成度で勝負なら、将来性と素材の良さを買いたいのが掛川工・新村健(182cm68kg、右投右打)。1年生ながら今夏から登板する期待の本格派右腕です。細身の体型から、長い腕を思い切り振ってきます。まだまだ下半身が使えず、ボールに抑えが効いていないので、高めに抜けてしまうこともしばしば。それでも、高校3年間で間に合わなくても、大学までじっくりと鍛えこんで欲しい、まさに磨けば光る原石。独特のシンカーも面白い変化球だと思います。

<写真上/安定感抜群の和久田友輝(浜松市立)>
<写真下/今夏の県大会で3試合すべてで登板した新村健(掛川工)>

■浜松市立

■掛川工

1番 中堅 伊藤
2番 三塁 齊田
3番 投手 和久田
4番 遊撃 加々見
5番 右翼 沢田
6番 左翼 大野木
7番 捕手 山口
8番 二塁 北島
9番 一塁 掛井
1番 中堅 江洲
2番 三塁 梅田
3番 捕手 東峰
4番 一塁 鈴木僚
5番 遊撃 植田
6番 左翼 野原
7番 右翼 花枝
8番 投手 新村
9番 二塁 堀内
投手:和久田

投手:新村

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