県大会、ベスト4が決まる!
本日の高校野球秋季静岡県大会準々決勝は、以下のような結果になりました。
<島田球場>
富士市立5-3掛川東
静岡6-0常葉学園菊川
<浜松球場>
常葉学園橘4-0飛龍
静岡商4-2伊東商
僕は島田球場に行ってきました。第1試合の富士市立対掛川東は2対2の同点で試合は終盤へ。8回、富士市立は中里龍之介(173cm63kg右投右打)、高野慎也(172cm63kg、右投右打)のタイムリーで3点を勝ち越し。投げてはエース・塚本智(180cm74kg、右投右打)が粘りの投球を見せました。
今秋、富士市立の試合を3試合ほど観戦したのですが、感じるのは「チーム力の高さ」です。どんなプレーでも油断やスキといったものが全く見えません。守りでは堅実、攻めては常に走者を次の塁に進めるチームプレーが徹底されています。その中心的な存在が「1番キャッチャー」の穂満勇斗(171cm61kg、右投右打)。投手もこなす強肩で二塁送球は常に低いライナー。打ってはコンパクトなスイングでセンター方向に鋭い打球を打ち返します。さらに、彼のセールスポイントとして挙げたのは、指示能力。常に野手の位置を確認し、的確な守備位置をとらせます。まさに、富士市立を支える大黒柱です。
試合後、戸栗和秀監督は「今日の試合も余裕がなく、いっぱい、いっぱい。選手には“先を見るな”という話をしています」と、東海大会は意識せず、あくまで目の前の試合だけに集中しているようでした。
2試合目は静岡と常葉学園菊川の注目カード。接戦を予想していましたが、よもやの静岡の圧勝ゲーム。静岡は選手個々が、甲子園を経験して自信を深めてプレーしているような様子が伺えます。特に、この日は主将の山田直(169cm67kg、右投左打)が負傷から復帰。彼がセカンドにいるだけで、静岡の守備陣が引き締まります。トップバッターとしては5打数0安打。しかし、結果以上に山田の復活は静岡にとって大きいように思います。夏春連続の甲子園出場へ。戦力が整い、一歩、近づきました。
ちなみに、浜松球場に行ったHさんからもコメントが届きました。第1試合で飛龍を完封した常葉学園橘の宮崎悟(180cm71kg、右投右打)について、「腕の振りが抜群に良く、エースの風格が出ていましたよ」とのこと。さらに、第2試合で惜しくも静岡商に敗れましたが、注目の竹安大知(181cm62kg、右投両打)にも高評価。「短期間に実戦を重ねて、投手としてグッと洗練されてきました。まだ課題は多いですけど、春になったらすぐに見たい投手です」。上記の2人は、静岡を代表する投手として、今後も期待大です!
<写真上/「1番キャッチャー」で抑え投手もこなす穂満勇斗(富士市立)※2回戦での写真>
<写真下/大一番で復帰を果たした主将の山田直(静岡)>
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