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2011年9月14日 (水)

愛知大学リーグ2部 日本福祉大vs愛知産業大

★9月11日 愛知大学野球2部秋季リーグ戦 愛知産業大グランド 晴

 チーム
愛知産業大 0 0 1 0 1 0 0 0 0 2
日本福祉大 0 1 0 1 0 0 1 0 × 3

 現在、愛知大学リーグには多くの静岡県出身選手が活躍しています。スポーツ新聞のメンバー表で知っている名前が出ていると、すごく気になって結果を追ってしまいます。

 そんな愛知大学リーグの2部にも、かつて静岡でプレーした高校球児がいます。昨日、観戦したなかでは、愛知産業大に2人の飛龍出身選手がいました。

1109112

 まず、1番ライトで出場したのが明知翔麻(175cm70kg、右投右打)。高校時代から俊足の外野手として、主にトップバッターとして飛龍打線を牽引した選手です。

 この試合、印象的だったのは彼の右打ちです。日本福祉大の好左腕・西光大(174cm69kg、左投左打)から第1打席でライト前安打を放つと、第2打席はライトフライ。さらに第3打席でもライト前へ安打。左投手に対し、嫌らしいバッティングを見せてくれました。

 そして、2対2の同点で迎えた7回から平井克典(175cm74kg、右投右打)がマウンドに上がります。平井は高校時代、現浜松大の山下大輝と「Wエース」を形成し、2年夏に県ベスト4進出に貢献。140キロを超すストレートに将来性を感じていました。愛知産業大に入学後、1年時から登板。秋には最速143キロをマークするまでに成長を見せています。

1109111 しかし、この日の平井は先頭打者にレフト前に落ちるポテンヒットが二塁打となると、一死三塁からスクイズを決められて勝ち越し点を許します。ただ、ここからの平井の投球にグッとくるものがありました。テークバックで一瞬、体に捻りを加え、スリクオーターから腕を鋭く振ってきます。ストレートに曲がり幅の大きいスライダーをからませ、残りの4人から3奪三振。まるで、「バットに当てさせるものか」という闘志を前面に出した投球。ときには、声を出し、打者を圧倒しました。

 試合後、本人を尋ねると「この秋は今一つ、しっくりこなくて」と浮かない表情。フォーム的に納得できていないようで、試行錯誤を繰り返しながらシーズンに臨んでいるようです。それでも、目標は2部で優勝して、1部昇格。さらに、その先はプロも意識しているという平井。「自分の限界まで勝負したいです」と堂々と話してくれました。

 平井が高校3年時、その世代の飛龍はタレントがそろい、優勝候補に挙げられながらも、まさかの3回戦敗退。メンバーは現在、東北福祉大、国士舘大、浜松大など全国に散らばり、腕を磨いています。僕の願いとして、そんな選手たちが、全国の舞台で戦うこと。残りの5シーズンで、ぜひ実現してほしいです。

<写真/愛知産業大で飛躍する飛龍出身コンビ、明知翔麻(上)と平井克典(下)>

■愛知産業大

■日本福祉大

1番 右翼 明知
2番 DH 福地
3番 遊撃 青木
4番 一塁 松尾
5番 中堅 西村
6番 三塁 藤岡
7番 左翼 世古
8番 二塁 井下
9番 捕手 山本
1番 二塁 葛西
2番 中堅 徳浪
3番 右翼 牧野
4番 三塁 岡田
5番 DH 長深田
6番 一塁 有木園
7番 左翼 榎下
8番 捕手 長谷田
9番 遊撃 渕上
投手:岡田-平井 投手:西-平-綾垣-川口

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