掛川市内大会で横須賀が初優勝!
10月16日、掛川球場で掛川市内高等学校野球大会が開催されました。掛川西、掛川東、掛川工、横須賀の4チームで争われ、横須賀が初優勝を飾りました。
<1回戦>
横須賀2-1掛川工
掛川東4-3掛川西
<決勝戦>
横須賀11-6掛川東
優勝した横須賀は、初戦で掛川工を下すと、決勝戦では今春県ベスト8の掛川東を撃破。「市内大会に参加して8年目になりますが、今までは相手に萎縮してしまうことがありました。それが今年はなかった。相手にビビらずに試合に入っていけたことが大きかったです」と横須賀の鈴木彰洋監督。その鈴木監督がオススメしてくれたのが3番の平岩優大(165cm70kg、右投右打)。高校通算20本塁打を放つ強打者で、昨年の市内大会の掛川西戦でも一発を放っています。
体は小柄ですが、ガッチリとした体つきの平岩。打球音が他の選手よりも響きます。それだけ、インパクトで力強さがあるという証拠。もう少し、テークバックで間(ま)ができれば、さらに長打を打てる資質を感じました。また、僕は見ることができませんでしたが、決勝戦では2本のタイムリー。勝負強さという面でも光るものがあります。
今年の横須賀の特徴を挙げるとすると、妥協を許さない姿勢です。例えば、この日の掛川工戦、ある選手が第1打席で全力疾走を怠ったとみるや、鈴木監督から厳しい叱責。また、戦力面ではセンターラインがしっかりしています。特にショートの井口皓平(165cm63kg、右投右打)はグラブさばきとスローイングに安定感があります。打球に入っていくグラブの角度がいいので、難しいショートバウンドの打球でも簡単に処理。前の打球に対して出ていってアウトにできます。さらに、センターの久保野耕陽(161cm58kg、右投右打)は5回に、右中間への打球にダイビングキャッチを試み超ファインプレー。チームに勢いをもたらすワンプレーでした。
この日、出場した4チームと比べても決して見劣りしなかったどころか、チームとしてのまとまりが印象に残った横須賀。鈴木監督に来春の目標を尋ねました。「今年は“歴史を変えよう”というスローガンでやってきて、まず市内大会優勝で一つの歴史はできました。次は創部以来初となる県大会出場です」。決して体の大きな選手はいませんが、一つ一つのプレーを堅実にこなしていくスタイル。この冬、各選手が鈴木監督の下、心身ともに1ランクレベルアップすれば、県大会出場どころか、ベスト16、ベスト8も狙えると思います。
<写真上/打線の中心を担う平岩優大(横須賀)>
<写真中/ユニフォームを泥だらにしながらプレーする井口皓平(横須賀)>
<写真下/チームを強化する鈴木彰洋監督。ユニフォームは清峰(長崎)を意識して制作>
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